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2024年11月08日
対話を重ねて幸せ探し きくちあやののいつも心に花束を。Vol.19「生きたお金の使い方」

いつも心に花束を。Vol.18

いつも心に花束を。Vol.18

みやぎ発、ご自愛ライフスタイル発信プロジェクト#ReLifeから
読むデトックス、連載スタートです。

著者は、結婚相談所オーナーとして、
国際コーチング連盟ACC認定コーチとして
たくさんの方の幸せ探しをお手伝いされている
菊地綾乃(きくちあやの)さん。
幸せのカタチはひとそれぞれ。
そのことに気づき気持ちが楽になるエッセイです。
心と体はつながっているから。
気付かないうちに疲れていたり
モヤモヤした悩みを抱えているみなさんの心が
この連載で少しでも解放されますように。

文章中の写真では、季節のお花を花言葉といっしょにご紹介していきます。
ご実家がお花屋さんを営まれている菊地綾乃さんに
セレクト・撮影いただいています。

 

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皆さん、こんにちは☺ 朝晩の冷え込みと日中の日差しと秋らしい涼しい風を一遍に感じて、交感神経と副交感神経を一度に刺激されているように感じております。この寒暖差で体調を崩している方も多くいらっしゃるようですので、皆さんどうぞご自愛ください。

 

気が付けば今年も残すところ後2カ月…いつもらしい秋を感じる日がなかなかないので、年末に向かう実感はまだまだありませんが、ふと見た街路樹から栗の実が落ちていることを娘と発見したりすると、ほっこりとした気持ちにもなります。植物は誰から教えられなくとも、季節を感じて命を繋いでいるのだと感じると自分の背中もピンと伸びるような気がします。来年に向けてしっかりと繋げていけるコラムになるよう努めたいと思います。最後までどうぞお付き合いくださいませ。

 

スプレイバラピンク
スプレイバラピンク
花言葉「一時の感銘」

 

お金を使うことに罪悪感…

さて、今回のお悩みは…


お金が使えません。
子供の頃からの癖なのか、もともとの気質なのか、お金を使うことに罪悪感があります。リハビリをしようと自分にご褒美でお金を使ってもなんだかモヤモヤして楽しめません。どうしたら自分にご褒美になる生きたお金の使い方ができるのでしょうか。

(宮城県 ruraさん 50代女性)


 

まずruraさんのお悩みを拝読して、あれ?もしかして無理やりにでもお金を使わなければならないと思ってしまった出来事があったのかな?と感じました。何か非日常的なことに使うことに抵抗があるのか、それとも日常からお金を使うことに抵抗があるのか。そこはわからないのですが、何かのきっかけがあって「そうしたいとは思わないけれど、お金を使わなければいけない」と思ってしまったのかな?という事です。

 

やりたいこと、欲しい物がはっきりしていれば、そこにかかってくるお金を使うことに対して罪悪感を持たないように思いますし、はっきりしていないのに無理やり使おうとすれば私もモヤモヤすると思います。ただ、ruraさんがご自分に対して誠実に、自分の気持ちに向き合い行動を変えてみたこと、本当に素晴らしいことだと思いました。

 

そもそもruraさんがお金を使うことに対してなぜ罪悪感を持つのかを深掘りしていくと、もう少し糸口が見つかるようにも思うのですが、今回はruraさんのモヤモヤが少しでも薄れるようなヒントをお渡しできたらいいなと思っております。

 

しかし、コーチングの性質(相互にコミュニケーションをとりながらゴールや問題解決に向かう)上、私の回答がお悩みの正解という訳ではありません。違った方向からお悩みを見つめる一つの参考になれば幸いです。

 

今回のお悩みに触れるにあたって、私や編集部のみなさんのお金の使い方や価値観も共有したのですが、「使い過ぎて困っている」「周りや相手にはたくさん使う」「趣味や学びに使う」など本当に人それぞれでした。またお悩みの中にもあった「自分へのご褒美は何?」という話題にもなり、私の場合は「寝ること」と即答すると一同、大爆笑。良い悪いではなく相手と自分は違うのだから、無理をしてまで「他の人が良い」と実践している方法が自分にも合っているとは限らないよな…と変に納得した自分がいました。ただ、私自身、食わず嫌いもいかがかな…とも思うので、ruraさんのようにお金を使うことを実践してみるのも、自分の心を知り、自分らしくいるためにはとても大切なことだと思います。

 

自分のご褒美になる生きたお金の使い方をしたいと本音で思っている?

ちょっとだけ気になったのは、「お金を使うことへの罪悪感を消す」ための行動が「自分のご褒美になる生きたお金の使い方」で手に入るのかな?ということ。そして、「自分へのご褒美」=「生きたお金を使うこと」という考えや行動がruraさん自身の本音なのかな?ということです。そもそもお金を使うことに罪悪感があるruraさんですから、リハビリと思ってやっていることが、もしかしたら逆に作用していることもあるのではないかと感じました。ruraさん自身が「心の中では悪いことかもしれない」と思っているのに無理やりお金を使おうとすれば、納得もできずモヤモヤするのは当然です。

 

ダリアオレンジ
ダリアオレンジ
花言葉「華麗」「優美」「気品」

 

お金の使い方ではなく、何をしたいのかに焦点を当てる

私のことについても考えたのですが、私も自分にお金を使うのは苦手です。かといって日常的に生活費を使うことに対して苦手意識があるのかと思うとそうではないので何か私にもポイントがあるのだと思いました。また、相手に使うことには抵抗がありません。今は主に子どもに対してですが、通帳の残額など気にせず使ってしまうことまであります…(;´д`)トホホ
どうしてそうなのか…を考えるとやはり私の育った環境や経験がちらつきます。そんなことも踏まえながら改めて考えてみるとお金の使い方ではなくruraさん自身が「何をしたい」かに焦点を当ててみるのが良いのではないかと思いました。

 

お金を使う以外のことで心が満たされているのであれば、それでもいいのでは?

「普段頑張っている自分にご褒美をプレゼントしたい!」これって本当に素敵なことだと思います!ただraruさんが生きたお金の使い道を求めてご褒美を買うよりも、「自分が本当に欲しいものを手にするため・やりたいことを叶えるためにお金を使おう!」とすることで、もっと素敵なことになるようにも感じます。もしも、ruraさんの本当に欲しいもの、やりたいことが私のようにお金をかけずに済むことだったとしたら、それは逆にラッキーなのかもしれませんね(笑)。お金を使うからといって心が満たされるわけではないのかもしれないと、娘たちを見ていて母は複雑な気持ちになっておりますので…。

 

胡蝶蘭
胡蝶蘭
花言葉「幸福が飛んでくる」

 

自分の考えや習慣に疑問を持って、普段とは違う行動をすることは、とても勇気がいると思います。人間、変化することは苦手で、できればやりたくないことです。そこには何となく居心地の悪さと心許なさが漂います。それでも、リハビリしてみようと向き合われたruraさんに私は拍手を送りたいと思っています。そして、その後の気持ちも冷静に省みられ着目していることも次に繋がる大いなるヒントだと感じました。何が元となって、罪悪感を持っていらっしゃるかはここでは分からないのですが、「変化にチャレンジ」することは今後も続けていただくと、ますますruraさんが豊かになられるのではないかと思いました。モヤモヤは豊かさへのヒントだと私は信じているからです。

 

「本音はそこにあるのかな?と考えてみる。」

「何をしたいのかに焦点を当ててみる。」

「お金を使う以外のことで心が満たされているのであればそれもOK!」

を、ほんの少し心に留めていただけましたら幸いです。
自分の気持ちを大切にお母様と穏やかに過ごされますよう心から願っております。

 

あなたのお悩みも相談してみませんか?

きくちあやのさんに相談したいお悩みがありましたら、お気軽に下記フォームまでお寄せください。次回以降の連載でひとつずつ回答させていただきます

*応募多数の場合は、内容を基に選定する場合がございます。あらかじめご了承ください。
*連載内でお答えするお悩みに選ばれた方にはマチコイン300枚を進呈いたします。


【当選発表】連載への掲載をもって発表にかえさせていただきます。また、マチコイン付与後に編集部からお知らせメールをお送りします。

 

また、「きくちあやのさんに直接お話を聞いてほしい」「コーチングを受けてみたい」という方は、下記サイトからカウンセリングの申込みも可能です。ぜひ詳細をチェックしてみてください!

 

profile | プロフィール

結婚相談所「マリアージュ・lily of the valley
カウンセラー 菊地綾乃

結婚相談所のカウンセラーのほか、コーチングの国際資格である「国際コーチング連盟ACC認定コーチ」としても活動。フラワーアレンジやアロマ、ヨガレッスンなども不定期で開催。プライベートでは、おませな7歳の双子の女の子を育てるママ。

 

 

*バックナンバー*
Vol.1「自分と対話していますか?」
Vol.2「自分の気持ちを気にかけること」
Vol.3「聴いてくれる相手がいないなら、自分が聴いてしまえばいいじゃない!」
Vol.4「まだあわてるような時間じゃない」
Vol.5「自己開示とは心の壁を取り除く魔法」
Vol.6「誰かに話すということ…心の扉をたたいてみよう!ひらいてみよう!」
Vol.7「このモヤモヤどうしたら晴れる?心を整理してみよう」
Vol.8「【こうあるべき】を変えてみよう」
Vol.9「自分ではどうしようもないことに向き合う」
Vol.10「楽しむことは、悪いこと?」
Vol.11「母と娘の関係性」
Vol.12「仲良くなるまでの時間」
Vol.13「自分さえ我慢すればいいって思ってない?」
Vol.14「人の陰口を言う同僚とどう付き合う?」
Vol.15「気持ちを高める言葉の見つけ方」
Vol.16「ありのままの自分を受け入れる」
Vol.17「人生の、そのタイミングだからこそできることを。」
Vol.18「変化しないことも一つの選択」

 

この企画は、#Relifeプロジェクトのひとつです。

#Relifeプロジェクト

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