みやぎ発、ご自愛ライフスタイル発信プロジェクト#ReLifeから
読むデトックス、連載スタートです。
著者は、結婚相談所オーナーとして、
国際コーチング連盟ACC認定コーチとして
たくさんの方の幸せ探しをお手伝いされている
菊地綾乃(きくちあやの)さん。
幸せのカタチはひとそれぞれ。
そのことに気づき気持ちが楽になるエッセイです。
心と体はつながっているから。
気付かないうちに疲れていたり
モヤモヤした悩みを抱えているみなさんの心が
この連載で少しでも解放されますように。
文章中の写真では、季節のお花を花言葉といっしょにご紹介していきます。
ご実家がお花屋さんを営まれている菊地綾乃さんに
セレクト・撮影いただいています。
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皆さん、こんにちは☺梅雨に入り、雨が続いたと思ったら真夏のような暑さ、今年も夏への移行に苦戦しそうな予感がしている今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
おかげさまでコラムも連載をスタートしてから12回目となりました。これもひとえに、いつもお読みくださり、お気持ちを寄せてくださる読者のみなさまや私のコラムをずっと一緒につくってくださる編集部のみなさんのおかげと深く感謝しております。
お恥ずかしながら、今までの(今も?)生き方が迷走している期間が長かった私です。その経験がみなさんのお役にほんの少しでも立てれば、こんなにうれしいことはありません。引き続き、みなさんの心に温かな花束が届くコラムになるよう、お伝えしたいと思っております。これからもお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、あっという間に6月!2023年も半年が過ぎてしまいました!6月に入ってから雨や台風、低気圧による体のだるさや頭痛を例年より強めに感じております。私はお天気によっても体調や心が変化しやすいので…朝、カーテンを開けた時に一日が決まる!ということも少なくありません(笑)。皆様はいかがでしょうか。
夏の暑さに向かう端境期…雨や曇りも多く、なんとなく体が重い、気分が晴れないと感じやすいこの時期にしっとりと皆さんの心に寄り添い、お悩みにおこたえしたいと思っております。最後までどうぞお付き合いくださいませ。
もちろん、少しでもヒントとなるように全力で努めますが、コーチングの性質(相互にコミュニケーションをとりながらゴールや問題解決に向かう)上、私の回答がお悩みの正解という訳ではありません。違った方向からお悩みを見つめる一つの参考になれば幸いです。
ご興味を持たれた方は最後までどうぞお付き合いくださいませ。
バンダ
花言葉「個性的・ユニーク・身軽」
さて、今回のお悩みは…
4月になり職場内で班移動があり新しい班になりましたが、まだなかなか新しい班のみんなと仲良くできていません。私は他の方より人と仲良くなれるまで時間がかかるように思いますが、時間がたてば仲良くなれるタイプです。すぐに仲良くできる人と時間がかかる人の違いは何なのでしょうか。伺えたらうれしいです。
(宮城県 tataさん 40代女性)
新年度が始まって2ヵ月、新しい環境にもようやく慣れてきたこの時期だからこそのお悩みなのではないでしょうか。環境にも慣れ、周りを少し落ち着いて見渡した時にふと感じた気持ち(モヤモヤ)をお伝えくださったtataさん、本当にありがとうございます。
今回は「すぐに仲良くできる人と時間がかかる人の違いは何か?」というお悩みにスポットを当ててお伝えしたいと思います。
さて、今回もお悩みを少し整理したいと思います。
①職場内で班移動があり新しい班に。なかなか新しい班のみんなと仲良くできていない。
②私は他の方より人と仲良くなれるまで時間がかかるように思う。
③時間がたてば仲良くなれるタイプ。
④すぐに仲良くできる人と時間がかかる人の違いは何?
お悩みを拝読し、まず感じたのは、「tataさん自身がすぐに仲良くなれる人と時間がかかる人との違い」についてモヤモヤしている、あるいは、周りを見渡した時に「誰かとすぐにうちとけられるタイプと、それまで時間がかかるタイプの違い」についてモヤモヤしている、という二通りの悩みを読み取ることができました。前者であれば、もう少しtataさんご自身のお話をお聞きする必要がありますので、今回は後者についてお伝えしたいと思います。
「違い」でざっくりと分けてしまうと、語弊がある…と思いましたので、私が感じる「すぐに仲良くできるタイプ」の方の特徴を2つお伝えしたいと思います。
1点目は「自己開示」をどのように捉えているかです。以前のコラムでもお伝えしたのですが、「自己開示」とは自分のプライベートな情報を相手に伝えたり、自分の失敗談や弱いところを相手に見せたりすることになります。「自己開示」をどのタイミングで、どこまで、そしてどのようにしたいのかで、仲良くなる時間や関係性は変わってくるからです。
イメージでお伝えするとしたら、手を広げている人と、後ろで手を隠している人とどちらに安心を感じるかということです。「自己開示」を絶妙なタイミングでできる人もいます。はっと気が付いた時には、気持ちよく自分の自己開示まで促してくれている、そんな方がいます。天賦の才という方もいらっしゃるのかもしれませんが、私の知っているみなさんは、何らかの苦労や辛さ、悲しい経験を乗り越えた方ばかりです。痛みを知っているからこそ、相手の痛みに共感し、寛容な心で相手を包み込みたいと思う。そういう方は、そのために自ら「自己開示」に対してハードルを低く捉えているのでは?と感じます。
自ら「自己開示」を行うには、自己信頼を高めていく必要もありますので、誰しもすぐにとはいかないかもしれませんが、tataさんは「時間がたてば仲良くなれるタイプ」とお伝えくださっているので、自分にとって心地の良いタイミングも大切ですから、「どのタイミングで、どこまで、そしてどのようにしたい」のかを意識してみるのも良いと思います。
ひめひまわり
花言葉「あこがれ」
2点目は「相手の求めていること」に対しての捉え方です。簡単に言うと、「相手の求めていること」をまずはお手伝いしたいと思える方も、仲良くなるまでに時間がかからないように感じます。
そういった方から直接言われたことで強く印象に残っているのは、「あなたは大丈夫。信じている。でも、もし私で力になれることがあったら遠慮なく言ってほしい。私はあなたの力になりたい」という言葉です。こう言われて、嫌な気持ちになる人はいないはず…とその時はかなりの衝撃を受けました。そこには、いつも私が良かれと思って周りに渡してきたもの(「余計なお世話」「有難迷惑」「頼んでない」…等々)とは違う何かが確かにあったのです。距離もぐっっと、瞬く間に近づいたことはいうまでもありません…。
最初は、相手の求めることを慮ってみるだけでもいいと思います。そう思っている気持ちは必ず相手に伝わるものだと私は思いますし、その気持ちを形にするタイミングも必ずやってくるものだと信じているからです。tataさんが新しい班の「みんなの求めていること」を慮ってみることから、スタートされてもいいかもしれませんね。
今回のお悩みをいただき、改めて「違い」についても考えたのですが、日頃からたくさんの方のお話を聴いていても、また普段の生活でも感じるのは何か物事が起こった時の感じ方や捉え方、対応の仕方は千差万別だな…ということです。
最近、私にとってネガティブだと感じることも(例えば…太ったとか(´;ω;`))、娘たちからは、「えっ?そんなにポジティブに考えられるの?」と思うような言葉をかけられて、ありがたく感じています。
また、新しい資格取得のために学んでいる講師の先生からも、「言われた言葉をパンチと捉えるか、エールと捉えるかで全然違うものねー」と言われ、言葉ひとつでこんなにも心が軽やかになるのだと実感した私がいます。
誰にでも必ず、もちろん自分にも「違い」はあるのだということを前提にして物事に接してみる、捉えてみる。
そして「良いな。素敵だな。嬉しいな。こうしたいな。」と自分が居心地よく感じるままに、自分らしく相手に接してみるということが大事だと思います。
新しい環境の中で、新しい人たちとの関わり合いを自分なりにしっかりと前向きに考えたいと思っていらっしゃるtataさんが、ご自分のペースで周りの方と仲良くなることも素晴らしいことですし、自分とは違ったアプローチの仕方を試してみることも素晴らしいことだと思います。今より、一歩でも前に進もう。そう前を向いていらっしゃるtataさんを応援しております。
ブバリア
花言葉「交流・空想」
「無理のない自己開示ができる」
「相手の求めていることに対しての捉え方」
「違いも新しい魅力かも⁉」
私が思う「すぐに仲良くできる人と時間がかかる人の違い」がほんの少しでもお役に立てれば幸いです。tataさんが心軽やかに過ごせることを心から願っております。
きくちあやのさんに相談したいお悩みがありましたら、お気軽に下記フォームまでお寄せください。次回以降の連載でひとつずつ回答させていただきます。
*応募多数の場合は、内容を基に選定する場合がございます。あらかじめご了承ください。
*連載内でお答えするお悩みに選ばれた方にはマチコイン300枚を進呈いたします。
【当選発表】連載への掲載をもって発表にかえさせていただきます。また、マチコイン付与後に編集部からお知らせメールをお送りします。
また、「きくちあやのさんに直接お話を聞いてほしい」「コーチングを受けてみたい」という方は、下記サイトからカウンセリングの申込みも可能です。ぜひ詳細をチェックしてみてください!
結婚相談所「マリアージュ・lily of the valley」
カウンセラー 菊地綾乃
結婚相談所のカウンセラーのほか、コーチングの国際資格である「国際コーチング連盟ACC認定コーチ」としても活動。フラワーアレンジやアロマ、ヨガレッスンなども不定期で開催。プライベートでは、おませな7歳の双子の女の子を育てるママ。
この企画は、#Relifeプロジェクトのひとつです。