せんだいタウン情報 マチコ

2022年05月11日
対話を重ねて幸せ探し きくちあやののいつも心に花束を。Vol1.「自分と対話していますか?」

いつも心に花束を。Vol1

いつも心に花束を。Vol1

みやぎ発、ご自愛ライフスタイル発信プロジェクト#ReLifeから
読むデトックス、連載スタートです。

著者は、結婚相談所オーナーとして、
国際コーチング連盟ACC認定コーチとして
たくさんの方の幸せ探しをお手伝いされている
菊地綾乃(きくちあやの)さん。
幸せのカタチはひとそれぞれ。
そのことに気づき気持ちが楽になるエッセイです。
心と体はつながっているから。
気付かないうちに疲れていたり
モヤモヤした悩みを抱えているみなさんの心が
この連載で少しでも解放されますように。

文章中の写真では、季節のお花を花言葉といっしょにご紹介していきます。
ご実家がお花屋さんを営まれている菊地綾乃さんに
セレクト・撮影いただいています。

 

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初めまして。

この度、ご縁あってこの#ReLife にてコラムを書かせていただくことになった菊地綾乃と申します。
まず最初に、掲載にあたりmachicoのさっちん編集長やそね丸さん、ぷりぱんさんにお力添えいただいたことをこの場をお借りして心より感謝申し上げます。

普段は、結婚相談所「マリアージュ・lily of the valley」のカウンセラーとして、またコーチングの国際資格である「国際コーチング連盟ACC認定コーチ」として活動しています。
コーチングとは、対話を通してその人自身の中にある本当の気持ちや魅力に気づかせ、心を整えたり目標達成のサポートを行うコミュニケーション技法です。コーチの語源は「馬車」です。ハンガリー北部のコークスという村で伝統的に作られていた馬車が「COACH」と呼ばれていたそうです。つまり「大切な人を、その人が望む場所へ送り届けてあげること」がコーチングの持つ意味なのです。
その他にフラワーアレンジやアロマ、ヨガレッスンなど、不定期で開催もしております。元来、いろんなことを少しずつたくさん食べたい!たくさんやりたい!というよくばりな性格で、とにかく色々やっています(笑)。プライベートでは、おませな7歳の双子の女の子を育てるママでもあります。

菊地綾乃さん

私が運営する結婚相談所では、相談者様と対話を重ねていく上で、ご本人の中にある「自分は本当はどうしたいのか」という答えを探すお手伝いをしています。
初回の内容はmachicoの皆さんとご相談する中で「そもそも綾乃さんが対話を大切にされたきっかけは?」との問いをいただき、それをお伝えすることが、私の自己紹介になるのではないか!とひらめいた次第です。
私は、お恥ずかしながらきれいな文章を書くのが得意ではないので……私らしく、ありのままをお伝えしていきたいと思っております。どうぞ、最後までお付き合いくださいね。

 

私が対話を大切にするきっかけ

そもそも、「私が対話を大切にするきっかけ」となったのは【自分と対話することの大切さ】に気が付いたことがスタートになります。

以前の私は「理想の自分」や「自分はこうでなければならない」という強い思い込みにがんじがらめになって生きてきました。20代後半から、花屋として店頭販売、人材育成、ブライダルの空間装飾全般に携わり、その後結婚し出産を期に転職。大手専門式場でも管理職を務め、部下の育成や人事といった役割を全うするため、相手に成り代わって最善最良の道を示し、最速で目的地に到達させることが自分の使命だと長らく考えてきました。そのことに対して誠心誠意向き合い過ぎたのか、いつしかそれは、自分の中で「役に立ちたい」から「立たねばならぬ」と変化していきました。そう思えば思うほど、それが100%、相手のためになるのだと信じて疑わなかったのです。

自分の理想と現実との埋まらない差を埋めるためだけに、なりふり構わず前に進む、周りからみればまさに猪のごとくひたすらに突き進む。そんな日々を送っていた私の体は疲れ、心も徐々に弱まっていきました。そして、なにより自分の本当の気持ちに気が付かないよう仕向けるようになっていったのです。

 

ビバーナム・スノーボール
ビバーナム・スノーボール
花言葉「茶目っ気」

 

もちろん、ひたすら前に進むこと自体は悪いことではありませんし、その結果得られたものも確かにあります。ただ、今振り返ってみれば、その時は絶対に必要だ、極端に言えば「〇〇〇しなければ自分の人生はおしまいだ」と思って取り組んでいたことが実は自分が【思い込んでいた】だけなのでは……と、ふと思う時があるのです。

すでに私には何年も前から、新しい気付きを与え、考え方や行動の選択肢を増やすサポートをしてくれる「コーチ」がいましたし、私を心から慈しみ支えてくれる主人や、愛情深い家族、一緒に笑ったり泣いたりできる大切な友人もいました。

でも、心は今と同じように「軽やかに自由に」動いていたとは思えないのです。

 

パンジー(シエルブリエ)
パンジー(シエルブリエ)
花言葉「思慮深い」

 

なぜ私の心は動いていなかったのか?

……それは、今より圧倒的に「自分と対話する時間」を持っていなかったこと。「自分の本当の気持ち」を見つめて来なかったこと。忙しさや使命感を理由に見て見ぬふりをしてきたこと。それら全てが原因でした。

私は、自分との対話を重ねることによって、少しずつ「自分の本当の気持ち」に気が付けるようになっていきました。同時に、自分の本当の気持ちですら自分と対話しなければ見つけられなかったのに「相手の本当の気持ち」なんてわかるのだろうか……という疑問にたどり着いたのです。実際に独立し、自分が結婚相談所のカウンセラーとしてカウンセリングを行い、コーチとしての学びを深め、クライアントと向き合う時間が多くなればなるほど「あれ?これって私の思い込み……じゃない?あれ?あれ?あれ?」という経験をたくさんすることに……読者の皆様なら、もうお分かりだと思いますが、世の中すべてが自分の思い通りになるなんて都合の良いことあるわけが無いんですから( ;∀;)

そう!相手の気持ちは聞いてみなければわからないこと。私は無意識に、自分の世界の大部分が「きっとこうなるだろう、どうせこうなるんだから」という【思い込み】にとらわれて生きてきたのだということを、自分との対話、そして相手との対話を通して、思い知らされることになったのです(@_@)

30ウン歳にして、ようやくその生き辛さに気がつくことができた私は、あんなにもしがみついて、手放したらおしまいだと思っていた【思い込み】から、徐々に手を離し始めています。

対話を重ねるに連れて、私の心の中にある花束がきれいな空気と温かい太陽透き通った水を与えられ息を吹き返し始めていると感じています。

 

ラナンキュラス
ラナンキュラス
花言葉「優しい心遣い」

 

今、なんだかモヤモヤしている、ちょっと心が疲れていると感じるそんな時。皆さん。

「自分と対話してますか?」

「自分を本当に大切にできていますか?」

 

 

この企画は、#Relifeプロジェクトのひとつです。

#Relifeプロジェクト

「自分と対話してますか?」「自分を本当に大切にできていますか?」
コラムを読んだ感想とともに、あなたの答えを教えてください。

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【応募締切】2022年6月7日(火)
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