みやぎ発、ご自愛ライフスタイル発信プロジェクト#ReLifeから
読むデトックス、連載スタートです。
著者は、結婚相談所オーナーとして、
国際コーチング連盟ACC認定コーチとして
たくさんの方の幸せ探しをお手伝いされている
菊地綾乃(きくちあやの)さん。
幸せのカタチはひとそれぞれ。
そのことに気づき気持ちが楽になるエッセイです。
心と体はつながっているから。
気付かないうちに疲れていたり
モヤモヤした悩みを抱えているみなさんの心が
この連載で少しでも解放されますように。
文章中の写真では、季節のお花を花言葉といっしょにご紹介していきます。
ご実家がお花屋さんを営まれている菊地綾乃さんに
セレクト・撮影いただいています。
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皆さん、こんにちは☺ 今年はとても暑くて猛暑日が続くと思ったら、ゲリラ豪雨があったり台風が来たりと不安定なお天気が続いている今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
9月に入り、秋を感じる涼しい風が吹き始め、虫の音色も変わってきてホッと一息付ける日が増えるといいなと感じております。特に夏の疲れが出やすい時期でもあるので、心がフワッと軽くなるようなコラムをお届けできたらと思っております。
もちろん、少しでもヒントとなるように全力で努めますが、コーチングの性質(相互にコミュニケーションをとりながらゴールや問題解決に向かう)上、私の回答がお悩みの正解という訳ではありません。違った方向からお悩みを見つめる一つの参考になれば幸いです。
ご興味を持たれた方は、最後までどうぞお付き合いくださいませ。
アマランサス
花言葉「粘り強い精神」「終わりのない愛」
さて、今回のお悩みは…
幼いころから、母親には自分のことをあまり話さずに生きていました。学校であったこと、友達とのこと、好きな人のことなど、ほとんど母に話をした記憶がありません。
母は私が何か隠しているのではないかと心配し、思春期の頃はよくそのことで喧嘩をしましたが、私は友達との方がいろんな話をしやすかったので、特に母に相談したいことや話したいことがなかっただけでした。(母はいつも家族の世話で忙しそうにしていたので、自分のことで心配をかけないようにと話をしなくなったことが習慣になってしまったのかもしれません。)
大人になった今では母も私の気持ちを理解をしてくれ、昔のようにぶつかることはなくなりましたが、きっと今でも、多くを語らない私のことを心配しているのだろうなと感じ、心が重くなることがあります。
それでも今の関係は良い方だと思うので、これが私たちの関係性だと割り切るべきか、どうにかして心のモヤモヤを晴らすべきか悩んでいます。アドバイスをお願いします。
(宮城県 Pさん 30代女性)
Pさんのお悩みを拝読して、まず直感的に感じたのは、しっかりとご自身と向き合っていらっしゃるなということです。幼いころ、特に思春期の頃もご自分と向き合って答えを出して進まれてきたのかなと想像しました。以前のコラムでもお伝えした「私自身と母との関わり方の違い」を改めて思い浮かべたり、「私の母としての双子の娘たちとの関わり方」について考え、それぞれ私への相談の仕方が全く違うので、母親としてもなんとなく心がムズムズしています。このお悩みは皆さんにとっても身近なお悩みなのではないでしょうか。
私がコーチングのコーチとして取り扱うセッションでも、最後は家族との関わり合いと向き合わないと解決しないことが多くあります。モヤモヤが晴れるまで、時間がかかることや、しんどい気持ちになりやすいテーマでもあるので、思春期の頃からお母様と幾度となくぶつかってきた、そんなPさんの心が少しでも軽くなるようなアドバイスになればと思っております。
八重咲きのユリ
花言葉「純粋」「無垢」
私には二つ年上の姉がいますが、姉はPさんと同じで、母に相談事をあまりしません。母もそういう子だと割り切っているように見えますが、いつも心配しているようです。反対に私は、なんでも母に相談して物事を決めてきたので、安心しているのか、頼られることが多いと感じます。姉を見ていて、自分の世界観を持って黙々と自分で選択している姿はかっこいいなと思っていました。反対に私はどうして、母になんでも相談して決めてきたのかも考えたのですが「母にとって間違った選択をして母に嫌われるのが怖かった」のだと改めて気が付きました。この話はまた長くなってしまうので、また別の機会に…(笑)。
時が経って私も母親となり、双子の娘たちを見ていて思うことは、自分のことや相談事を話してくるタイミング、話すべきだと思う基準がそれぞれ違うように感じています。
どちらが良い悪いということではなく、生まれた時間が1分違うだけでもこれだけ違うので、これはもう個性なのだと考えるようにしています。
そう考えると、Pさんがこれまでの選択に納得しているかが大切なのではないかと思います。Pさんが幾度となくお母様とぶつかってきた中でベストを尽くした結果、納得しているのであれば、いま急激に変化をする必要もないと思います。年月が経つと状況やお互いの関係性が変わることもあるので、Pさんの今のお気持ちを頭の片隅に置いてみて、またこのモヤモヤを感じた時に変化したことと、変化しなかったことを比べて見てみるのもいいかと思いました。今後、時間が経てば経つほどモヤモヤが増えていくようであれば、その時こそ動き出すチャンスなのかもしれません。物事の重要度はその時の状況によって様々な変化があるからです。
ケイトウ
花言葉「個性」「おしゃれ」
Pさんがご自分で選択し歩まれてきた道に自信を持ってください。多くを語らないPさんにお母様も多少なりとも心配はあれ、今の関係が以前に比べて改善に向いているのであれば、もしかしたらお母様も関係性を劇的に変える必要性は感じていないのかもしれません。そして、できましたらお母様との時間をできるだけ多くおとりいただけたらと。母とは不思議なもので、娘の顔を見るだけでなんとなく感じ取るものがあるように思います。
「これが私たちの関係性だと割り切るべき」と今、白黒をはっきりとさせるのではなく、モヤモヤの経過や変化を覚えていて「感じてみる・比べてみる」とPさんなりのモヤモヤが晴れるきっかけを掴めるのではないかと思いました。今のPさんのベストも時間をかけてしっかりと見つけたのですから、大丈夫。安心されてください。
そして、Pさんが笑顔で幸せに暮らしてくれることがお母様の一番の喜びではないかと娘を持つ母としては思っております。
「これまでの選択に納得しているかが大切」
「物事の重要度はその時の状況によって様々な変化があること」
「モヤモヤの経過や変化を覚えていて感じてみる・比べてみる」
を、ほんの少し心に留めていただけましたら幸いです。
自分の気持ちを大切にお母様と穏やかに過ごされますよう心から願っております。
きくちあやのさんに相談したいお悩みがありましたら、お気軽に下記フォームまでお寄せください。次回以降の連載でひとつずつ回答させていただきます。
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結婚相談所「マリアージュ・lily of the valley」
カウンセラー 菊地綾乃
結婚相談所のカウンセラーのほか、コーチングの国際資格である「国際コーチング連盟ACC認定コーチ」としても活動。フラワーアレンジやアロマ、ヨガレッスンなども不定期で開催。プライベートでは、おませな7歳の双子の女の子を育てるママ。
この企画は、#Relifeプロジェクトのひとつです。