せんだいタウン情報 マチコ

2023年06月05日
【結果発表】みんなの防災アンケート2023

2011年に発生した東日本大震災から12年。昨年、machicoが2012年から10年にわたって実施してきた「震災に関する意識調査」をリニューアルし、「みんなの防災アンケート」を実施しました。今年も3月に実施した「みんなの防災アンケート」では、654件の回答が集まりました。
最近は日本各地で地震が起こっており、緊張感のある日々が続いています。このアンケートが、日常の防災対策を見直すきっかけとなれば幸いです。

調査元:せんだいタウン情報machico(株式会社ユーメディア)
調査期間:2023年3月2日~3月26日
回答数:654件
回答者属性:宮城県民を中心とする全国の男女

2022年度「みんなの防災アンケート」の結果はこちら

 

 
自然災害に対して不安を感じていますか?
 

Q1グラフ

 

全体の90%以上の方が、「とても不安に感じている」「やや不安を感じている」と回答。昨年に比べて、「やや不安に感じている」という方の割合が約4%ほど「とても不安に感じている」へ移行していることがわかりました。日本各地で起こっている地震や自然災害に対して、これまで以上に不安を感じている方が多くなってきているのかもしれません。

 

 
自宅で防災・減災対策に取り組んでいることはありますか?
 

Q2グラフ

 

昨年と比べて、「ある」と答えた人の割合がわずかに増加し、「ない」と答えた人の割合が減少しています。machico防災部も継続的に情報発信を続け、今後もみなさんに寄り添いながら防災・減災対策の意識向上へ努めていきます。

 

 
 
Q2で「ある」と答えた方にお聞きします。具体的な対策を全て教えてください。(複数回答)
 

Q3グラフ

 

今年も昨年同様、基本的な対策である食糧や防災グッズの準備をしている方が多いようです。そのほかには、家具の固定、家族との連絡方法の共有、避難場所の確認も多くの家庭で実施していることがわかります。まだ取り組んでいないことがある方は、ぜひ早めの準備を心掛けてください。

 

 
 
Q2で「わからない」「ない」と答えた方にお聞きします。家庭での対策について、あなた自身の考えに最も近いものをお選びください。
 

Q4グラフ

 

「何から対策すればいいかわからない」という方が約半数に。また「準備が面倒」という方も30%以上という結果になりました。防災対策といっても幅広く、何から取り組んでいいかわからなくなってしまい、その結果、対策が面倒に感じてしまう方も多いようです。そんな方には、ぜひmachico防災部の記事をご覧いただき、準備を始めるきっかけをつくっていただけると幸いです。

▶過去の記事はこちら

 

 
「ハザードマップ」などで、ご自宅周辺の災害リスクを確認していますか?
 

Q5グラフ

 

ご自宅の災害リスクについては、75%以上の方が確認していると回答。引っ越しの際にも不動産会社の方から周辺の災害リスクについて説明があるため、こちらは把握している方も多いのではないでしょうか。災害リスクについて確認していなかったという方は、こちらの記事と合わせてぜひチェックしてみてください。

 

 
 
災害時、避難準備・避難を行う警戒レベルについてどのくらい理解していますか?
 

Q6グラフ

 

避難準備・避難を行う警戒レベルについては、約90%の方が理解・意識をしていないようです。
自分が住んでいる場所の災害リスクは確認していても、実際にどの警戒レベルになったら避難しなければいけないのか把握できていない方が多いことが分かります。いざという時のためにも、リスクを把握するだけでなく、実際に災害が起きてしまった際にどう動けばいいのかまで考えておくことが大切です
。考える手段として、事前に「マイ・タイム・ライン」という避難計画を立てておくと安心です。ぜひご家族みんなで話し合いながら作ってみてください。

Q6グラフ

※1 市町村の災害の状況を確実に把握できるものでない等の理由から、警戒レベル5は必ず発令させるものではない
※2 警戒レベル3は、高齢者以外の人も必要に応じ、普段の行動を見合わせ始めたり危険を感じたら自主的に避難するタイミングである
内閣府防災情報のページ参照

災害対策基本法の改正により、令和3年5月20日から避難情報が更新されています。避難勧告は廃止され、警戒レベル4避難指示で危険な場所から全員避難と変更されているので、改めてもう一度確認しておきましょう。

 

 
 
 
自然災害や新型コロナウイルス感染症の蔓延など、不測の事態への対策に取り組むために、どのような「情報」があるとより積極的に備えようと思いますか?
 
 

Q7グラフ

 

昨年から変わらず、1位は「日常でも役に立つ防災対策」という結果に。最近では、備えない災害対策「フェーズフリー」という考え方が注目されています。「フェーズフリー」とは、身のまわりにあるものやサービスなどを、日常生活でも、災害のときでも、役立てられるようにしようという考え方です。災害に対して備えるのではなく、普段使っているものが災害時に役立てられたらとても便利ですよね。
machico防災部でも「防災を日常に」というスローガンを掲げて活動しており、「ローリングストック」などのフェーズフリーな取り組みもご紹介しています。

 

 
 
過去の災害の経験を踏まえ、これだけは用意していた方がよいモノやコトがあれば教えてください。
 

食料・水のストックといった、生きるうえで欠かせないものを備蓄している方が最も多い結果となりました。その他にも「非常用トイレ」や「カセットコンロ」「ガソリン」「懐中電灯」「充電器」「ラジオ」などの回答も多く上がっています。
多くの人が上げているのはやはり生活に必要最低限なものが多いようです。まだ何も備えをしておらず、何から準備したらいいかわからないという方は、こちらを参考にしてみてください。その他にも、自分や家族、自宅の周辺環境などを踏まえて、災害時どんなものが必要になるのか考えることも大切です。

 

アンケートにご回答いただいたみなさま、ありがとうございました!今回のアンケートで、改めて防災対策について考えた方も多いのではないでしょうか。今回の結果を参考に、machico防災部は今後も皆さんの生活に寄り添いながら情報発信を続けていきます。machico防災部と一緒に、今後も防災意識を高めながら生活の中に防災を取り入れていきましょう!

 

▼2012~2021年に実施した「震災に関する意識調査」の結果はこちら

2021年度の結果 ▶
2020年度の結果 ▶
2019年度の結果 ▶
2018年度の結果 ▶
2017年度の結果 ▶
2016年度の結果 ▶
2015年度の結果[PDFファイル/553KB] ▶
2014年度の結果[PDFファイル/461KB] ▶
2013年度の結果[PDFファイル/447KB] ▶
2012年度の結果[PDFファイル/388KB] ▶
 

 

つながる こころ つよくなる「machicoつながるプロジェクト」

 

結果を見た感想や、もっと知りたい情報があれば教えて!

コメントを投稿してくれた方の中から抽選で、マチコイン100枚を5名様にプレゼント!

【応募締切】2023年7月6日(木)
【当選発表】メール送信をもって発表とかえさせていただきます。

GO TOP