せんだいタウン情報 マチコ

2022年03月17日
【結果発表】みんなの防災アンケート2022

東日本大震災から11年が経過した今年、machicoが2012年から10年にわたって実施してきた「震災に関する意識調査」をリニューアルし、「みんなの防災アンケート」を実施しました。2週間で集まった448件の回答結果からは、みんながすでに取り組んでいる防災対策や、今後さらに力を入れていくべき対策が見えてきました。
2022年3月16日夜に起きた地震では、停電や断水が発生し、公共交通機関がストップした地域もありました。さまざまなリスクを想定して、できる限りの備えをしておくことが大切です。みんなで結果を振り返りながら、未来に向けた取り組みを考えていきましょう。

調査元:せんだいタウン情報machico(株式会社ユーメディア)
調査期間:2022年2月14日~2月28日
回答数:448件
回答者属性:宮城県民を中心とする全国の男女

 

 
自然災害に対して不安を感じていますか?
 

Q1グラフ

 

全体の90%以上の方が、「とても不安に感じている」「やや不安を感じている」と回答。全国各地で猛威を振るう自然災害に不安を感じている方が多いことがわかります。

 

 
自宅で防災・減災対策に取り組んでいることはありますか?
 

Q2グラフ

 

「ない」「わからない」と答えた人は、全体の約30%に上りました。あらゆる場面で各家庭での対策が呼びかけられていますが、まだ対策できていない方も多いようです。

 

 
 
Q2で「ある」と答えた方にお聞きします。具体的な対策を全て教えてください。(複数回答)
 

Q3グラフ

 

基本的な対策でもある、食糧や防災グッズの準備が多い結果に。そのほかには、家具の固定、避難場所の確認、家族との連絡方法の共有も多くの家庭で実施していることがわかります。

 

 
 
Q2で「わからない」「ない」と答えた方にお聞きします。家庭での対策について、あなた自身の考えに最も近いものをお選びください。
 

Q4グラフ

 

「何から対策すればいいかわからない」という方が半数に上りました。確かに、あれもこれも対策が必要と考え始めると、何から取り組んでいいのかわからなくなってしまいます。machico防災部では今後、最低限準備しておくべきことや、さまざまな場面で役立つグッズなどを調査し発信していきたいと考えています。

 

 
 
あなたが住んでいる地域(町内会など)で、防災・減災対策に取り組んでいることはありますか?
 

Q5グラフ

 

自宅での対策について聞いたQ2の結果と比べると、「ある」と答えた人の割合が約30%も減少。各家庭よりも地域の対策に取り組んでいる人の割合が少ないことがわかります。

 

 
 
Q5で「ある」と答えた方にお聞きします。具体的な対策内容を全て教えてください。(複数回答)
 

Q6グラフ

 

避難訓練のほか、避難場所や避難ルートの確認を実施している地域が多い結果に。いざという時は、地域全体で安全な場所に避難できるよう、日頃から準備しておくことが大切です。

 

 
 
Q5で「わからない」「ない」と答えた方にお聞きします。地域での対策について、あなた自身の考えや立場に最も近いものをお選びください。
 

Q7グラフ

 

防災対策以前に、そもそも町内会に所属していない・活動に参加していない人が多く、対策状況がわからないという方が50%を超えました。時代の変化とともに地域ぐるみの活動が減り、近所づきあいの機会も減っていることが影響していると考えられます。しかし、いざという時には町内会のつながりや、同じ地域に住む人々の協力が必要になります。machico防災部では、各家庭の対策だけでなく、地域の対策のあり方や事例を調査してお届けしていきます。

 

 
 
 
自然災害や新型コロナウイルス感染症の蔓延など、不測の事態への対策に取り組むために、どのような「情報」があるとより積極的に備えようと思いますか?(複数回答)
 

Q8グラフ

今回出題した回答選択肢はどれも重要な情報ですが、1位は日常でも役に立つ防災対策、2位は住んでいる市町村の対策、3位は最新の防災グッズなど話題性のある情報という結果になりました。
予想よりも回答数が集まったのは、4位の「今後予測される災害や被害の状況(専門家インタビュー)」。年々変化する地球環境の状況を踏まえ、科学的な根拠に基づく情報を求めている人が多いようです。
machico防災部もたくさんの専門家と連携し、皆さんの疑問解消に努めていきます。

 

Q9,Q10の結果は省略しています。

 

 
 
過去の災害の経験を踏まえ、これだけは用意していた方がよいモノやコトがあれば教えてください。
 

生きる上で欠かせない食糧や水が最も多い結果となりましたが、それらと同等の票を集めたのは、「カセットコンロ」や「ガソリン・灯油」「充電器」「石油ストーブ」など、電気・ガスが止まった時に使えるものたち。また、「ラジオ」「懐中電灯」「非常用トイレ」なども多くの人が挙げていました。しかし、必要なものは人によって異なります。災害への備えを考える時には、「自分(家族)にとって何が必要か」を考えてみることから始めましょう。

 

machico防災部メンバーがアンケート結果を振り返ってみた

machico防災部

そね丸:各家庭で対策を行っている人はたくさんいらっしゃいますね!でも、本当にその対策内容で十分なのか、実際のところはわからないですよね。我が家がまさにそう。そういう不安を持っている方は多いと思うので、何が正しい対策なのかしっかりと調査しながら発信していきたい!

ぷりぱん:そうですよね。先日開催された「仙台防災未来フォーラム2022」の会場には、家庭の災害用備蓄物資として仙台市が推奨している一週間分の食料と水が展示されていました。これは家族4人分の量なんですが、「我が家の備蓄では全然足りないな…」と驚きました。

1週間分の備蓄食料

ちゃそ:1週間分となると、確かにこのくらい必要ですね。あとは、アンケート結果にも出ていた通り、地域でどんな対策が行われているのか私自身もわからないことだらけです。地域の取り組みを知っておくだけでも、いざという時に役立つと思うので、各々がしっかりアンテナを張って情報を集めることが大切ですね!

 

アンケートにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。machico防災部では今回のアンケート結果を参考に、今後も情報発信を続けていきます。私たちと一緒に、防災を学びながら今後も意識を高めていきましょう!

 

▼2012~2021年に実施した「震災に関する意識調査」の結果はこちら

2021年度の結果 ▶
2020年度の結果 ▶
2019年度の結果 ▶
2018年度の結果 ▶
2017年度の結果 ▶
2016年度の結果 ▶
2015年度の結果[PDFファイル/553KB] ▶
2014年度の結果[PDFファイル/461KB] ▶
2013年度の結果[PDFファイル/447KB] ▶
2012年度の結果[PDFファイル/388KB] ▶
 

 

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