4月14日に熊本県で最大震度7の地震が発生し、その後の本震でも大きな被害がありました。
5年前の東日本大震災を経験した私たちにとって、他人事ではない事態の大きさに、心痛めた方も多いのではないでしょうか。
宮城県では、1978年の「宮城県沖地震」をきっかけに、6月12日が「みやぎ県民防災の日」と定められ、県内各地域において防災訓練などが行われています。
この機会にもう一度、防災について考えてみませんか。
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東日本大震災の翌年から毎年行ってきた「震災に関するアンケート」も5回目となりました。
年々、復興の実感が増えるとともに、防災への意識が薄れてきていることが結果となって出ています。
●子供が小さいと食料やお水の心配がありますね。震災の時は居なかったので勝手が違うから心配です。少し備蓄は大切だけど賞味期限も確認しなくては。(宮城県内陸北部・40代)
●ちょっとした揺れにも敏感になり、まだ不安が残る日々を暮らしています。震災の教訓を思い防災対策などの準備は怠らずしているつもりですが、いざとなるとやっぱり怖いですね。(仙台市・60代以上)
●震災時、仙台空港で勤務していたあの時、滑走路を海と変えた津波は仙台市内にも到達し仙台は終わったと思った。今は横浜で勤務していますが、身近で被害を目の当たりにした東北の人達比べ、津波を見ていないこちらの人達は、あの震災の記憶はもう忘れ去られていると感じます。(関東エリア・50代)
●もう5年も経つのかという思いはあるが、現状的には"まだ"5年と感じている。しかし5年でこんなにも忘れられるものかと思う。ただ、それは自分自身にもあてはまることなので、自身の記憶を風化させないように防災グッズの点検や記憶の洗い出しなど、せめて3.11にだけは思い返すようにしたい。私たちの努力ではどうしようもないこともあるので、国にも震災があった事実をもう少し考えてもらいたいというのが求めることだろうか。(仙台市・30代)
●私は、震災は不幸だけではなかったと思います。薄れていた他人との関わりが、あの日から少し変わったと感じるからです。あの日は様々な情報交換で知らない人同士が会話をしていたと思います。大丈夫?と思いやりが溢れていたと思います。忘れかけていた人々の関わり合いを思い出させてくれたと私は感じます。(仙台市・20代)
●防潮堤・防波堤をつくることよりも、防災に関する知識や逃げるすべをきちんと地域や学校などで教えて、互いに深め合うことが大事だと思う(津波は地震直後すぐにはこない)。地震・津波を含め、災害に知識があり、きちんとしたルートや手順で逃げていれば命を失わずに済んだ人がたくさんいたと思う。(宮城県沿岸南部・30代)
●宮城県沖地震以来、その対策を講じてあったので今回の地震で大分役立ち、多くの人に水と牛乳を分け与えることが出来た。常に備えが大事。(仙台市・60代以上)
●3月13日に復興中の商店街に行きましたが、5年の節目もあってかとても混んでいました。これが今だけでなく、来年、再来年、そしてその後もずっと続いていくことを願います。(宮城県沿岸南部・30代)
●あの震災を経験した人々は恐怖と不安と感謝を忘れないでしょう。一人一人が語り部になっていつまでもあの日に起きた事を後々の世代に伝えられたら、日本はまだまだ、強い絆で結ばれて進めると思います。(仙台市・50代)
宮城県利府町にある「石窯パン工房 ばーすでい(株式会社 藤商事)」は、東日本大震災時、電気やガスが止まる中、スペイン製の石窯の余熱だけで2日間パンを焼き続け、その後も地域のために1ヶ月間パンを供給された経験から、こちらの「災害備蓄用ラスク かりっ子」を開発されました。
宮城県登米市産「ひとめぼれ」の米粉を使用し、味も3種類(黒糖・ちょこれーと・みそかりんとう)ご用意しています。賞味期限は5年もありますので、避難セットに加えていただきたいですが、我慢できずに食べちゃっても、各店舗やオンラインショップで購入いただけます。
株式会社藤商事
■住所
〒981-0135 宮城県宮城郡利府町菅谷台3-3-1
■TEL
022-767-8351
■FAX
022-767-8352
■公式サイト
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