せんだいタウン情報 マチコ

2022年11月30日
対話を重ねて幸せ探し きくちあやののいつも心に花束を。Vol.7「このモヤモヤどうしたら晴れる?心を整理してみよう」

いつも心に花束を。Vol.7

いつも心に花束を。Vol.7

みやぎ発、ご自愛ライフスタイル発信プロジェクト#ReLifeから
読むデトックス、連載スタートです。

著者は、結婚相談所オーナーとして、
国際コーチング連盟ACC認定コーチとして
たくさんの方の幸せ探しをお手伝いされている
菊地綾乃(きくちあやの)さん。
幸せのカタチはひとそれぞれ。
そのことに気づき気持ちが楽になるエッセイです。
心と体はつながっているから。
気付かないうちに疲れていたり
モヤモヤした悩みを抱えているみなさんの心が
この連載で少しでも解放されますように。

文章中の写真では、季節のお花を花言葉といっしょにご紹介していきます。
ご実家がお花屋さんを営まれている菊地綾乃さんに
セレクト・撮影いただいています。

 

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悩みを解決するヒントに

皆さん、こんにちは☺暖かい日が続いていたかと思ったら、急に冬の足音が近づいてきました。今年の11月は小春日和が多く過ごしやすかった分、冬に向けての心構えがまだまだ追い付いていない菊地綾乃です。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

コラムも第7回目を迎えました。編集部の皆さまからも「今までのように綾乃さんの経験や気持ちの整え方のヒントがいろいろわかってきたところで、今月からはmachico会員の皆さまからお寄せいただいたお悩みにお答えしていってはどうでしょう?」とのご意見を頂きまして、今月からはお悩みに具体的にお答えしていきたいと思っております。もちろん、少しでもヒントとなるように全力で努めますが、コーチングの性質(相互にコミュニケーションをとりながらゴールや問題解決に向かう。選択するのはあくまでご相談者さんご自身)上、私の回答がお悩みの正解という訳ではありません。違った方向からお悩みを見つめる一つの参考になれば幸いです。

ご興味を持たれた方は最後までどうぞお付き合いくださいませ。

 

コニファー
コニファー
花言葉「永遠」

 

そのモヤモヤの理由はどこ?

さて、今回のお悩みは…


娘4歳の幼稚園から連絡があり担任の先生から、わが家の娘の体力があまりないこと(朝から夕方まで預かり保育をしているので、途中で眠くなってしまう)、疲れて不機嫌になると泣き騒いでコミュニケーションができないことが告げられ、「1度心理療法士の先生とお話しをしてみてはどうでしょう」と提案を受けました。

家では特に気になることはなく、そんなことを言われるのも初めてでびっくりしてしまい、私の母に相談してみたところ、母は「○○ちゃんは何の問題もない!」と怒り出してしまったので、「私に怒られても・・・」とさらにモヤモヤ。どうしたらこのモヤモヤが晴れるのでしょう?私はこの先どうしたらいいのでしょうか?

(東京都 Sさん 40代女性)


 

私もこういった経験がたくさんあってSさんの気持ちがよく分かります。また、同じような経験をされた方も多いのではないでしょうか。

Sさんのお悩みを読んで一番に私が感じたのは、「Sさん自身がなぜモヤモヤされているのかがはっきりされてないのでは?」という事です。

箇条書きにお悩みをまとめると分かりやすいのですが、Sさんが「なぜモヤモヤされているのか」はお悩み相談の文章ではわからないままになっています。「そんなことを言われるのははじめてでびっくりした」とありますが、やはり「なぜ」びっくりしたのかは文章にはありません。

とにかく漠然とした驚き(不安)に駆られて、一番身近なお母さまに相談した結果、自分が思ったような答えを貰えなかった、そのためにさらに困惑し行き先が見えなくなっているように私には見えるのです。

 

事の発端、先生のご提案を受けた時に浮かんできた気持ちや感情は、その方によって様々です。「早くわかってよかった!相談しよう」と安心して可能性を感じたり、「私の育て方が悪いの?」と不安を感じたり、「○○ちゃんは何の問題もない!」とお母さまのように怒りを感じたり、「娘の将来が……」と未来を案じる方もいらっしゃると思います。お母さまからの返答に対しても同様です。

 

まずは、Sさんが先生のご提案を受けた際に一番初めにどう感じたのかを思い出してみてください。そこにSさん第一モヤモヤのヒントが隠されているように感じます。そのうえで「感情的」にならずに自分の心を整理されてみると良いと思います。そうですね。「驚いている自分に自分ならなんて言葉をかけるか(かけたいか)」でも良いかと思います。

それがはっきりした上でお母さまに「具体的にどこに対して助言」が欲しいのかを合わせてご相談されると、第二モヤモヤについてもまた違った返答がくると思います。いくら身近な家族だといっても違った人間です。残念ながら100%自分が求める返答をくれるわけではありませんよね。自分が欲しい返答がくるかはわからないのだから…くらいの気持ちで相手にご相談されるのも良いかもしれません。

また、Sさんの心に余裕があって、先生のご提案にお母さまと共にしっかりと向き合いたいとSさんが思うのであれば、お母さんが感じた「○○ちゃんは何の問題もない!」という怒りに寄り添い「どうして怒ったの?」と聴いてみるのも良いかも知れません。

 

ピンクッション
プリンセチア・ROSA(ローサ)
花言葉「思いやり」

 

自分の心を客観的に整理してみる

自分の心を客観的に整理すること、素直にそして具体的に伝えてみること、相手の気持ちも聴いてみることは簡単なようでとても難しく、私も身近な人であればあるほどなかなかできません。

ただ、モヤモヤが発動したときに「なぜモヤモヤしたのか」に気付くことができれば、それを解決するための選択肢や自分がどうしたいのかが少しずつ見えてくるようにも感じています。「案ずるより産むが易し」であれこれ思考を巡らせるより、具体的に行動してみて気が付くこともありますから、自分の気持ちに余裕をもって物事に向き合うことが大切かな……と年末に向けて徐々に心の余裕がなくなっている私自身に言い聞かせている今日この頃です(笑)。

 

Sさんの心が少しでも穏やかに、そして軽やかになりますよう、何かのヒントになれば幸いです。

プリンセチア・ROSA(ローサ)
ピンクッション
花言葉「どこでも成功を」

 

あなたのお悩みも相談してみませんか?

きくちあやのさんに相談したいお悩みがありましたら、お気軽に下記フォームまでお寄せください。次回以降の連載でひとつずつ回答させていただきます

*応募多数の場合は、内容を基に選定する場合がございます。あらかじめご了承ください。
*連載内でお答えするお悩みに選ばれた方にはマチコイン300枚を進呈いたします。


【当選発表】連載への掲載をもって発表にかえさせていただきます。また、マチコイン付与後に編集部からお知らせメールをお送りします。

 

また、「きくちあやのさんに直接お話を聞いてほしい」「コーチングを受けてみたい」という方は、下記サイトからカウンセリングの申込みも可能です。ぜひ詳細をチェックしてみてください!

 

profile | プロフィール

結婚相談所「マリアージュ・lily of the valley
カウンセラー 菊地綾乃

結婚相談所のカウンセラーのほか、コーチングの国際資格である「国際コーチング連盟ACC認定コーチ」としても活動。フラワーアレンジやアロマ、ヨガレッスンなども不定期で開催。プライベートでは、おませな7歳の双子の女の子を育てるママ。

 

 

*バックナンバー*
Vol.1「自分と対話していますか?」
Vol.2「自分の気持ちを気にかけること」
Vol.3「聴いてくれる相手がいないなら、自分が聴いてしまえばいいじゃない!」
Vol.4「まだあわてるような時間じゃない」
Vol.5「自己開示とは心の壁を取り除く魔法」
Vol.6「誰かに話すということ…心の扉をたたいてみよう!ひらいてみよう!」

 

この企画は、#Relifeプロジェクトのひとつです。

#Relifeプロジェクト

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