生地のなかにこっそり笑顔を包みます
熊本に本店がある「滝川パン」は、2016年5月8日の仙台名取店オープンを目指して、熊本からのスタッフと準備していました。その矢先に発生した熊本地震。オープンが危ぶまれましたが、スタッフみなさんの強い希望で準備は続けられました。地域のみなさんへのお披露目であるプレオープン初日は、午前中から大行列。今回は、ついつい笑顔になるやさしいおいしいパンたちをご紹介します。
「滝川パン」は、ものまねタレント コロッケさん(本名:滝川広志)の祖父が熊本で営んでいたパン屋さんでした。地元の人気店でしたが、1945年、戦争の空襲で無残にも消失してしまい、復旧はかないませんでした。
そして、2011年3月11日に発生した東日本大震災。被災地での支援活動を共に行い、地方活性から東北復興へと未来をつなげるプロジェクト「滝川パン復刻計画」が発足され、熊本本店オープンと同時に宮城県への出店が計画されました。東日本大震災から生まれた熊本とのご縁。現在「滝川パン」は、熊本地震の支援に力を入れ行動しています。
スタッフの方に人気のパンを聞いたところ、昔の人気メニューを復活させた滝川パン(あんパン)、クリームパン、塩バターロールが売れ筋とのことでした。もちろん購入。濃厚な素材のうまみを感じるパンが多く、クリームパンのカスタードは、食べたことのないほっこりした上品な甘さで絶品。それもそのはず、お店で使われている鶏卵は、安全で健康にやさしくおいしい竹鶏ファームの卵で、産地証明書も掲げられていました。また、たくさんの種類の手作りジャムの中から選んだイチゴジャムは、果肉がごろごろ入って食べるのがもったいないフレッシュなおいしさ。ちなみに、人気No.1は穀物の食感とバターの香り溢れる「塩バターロール」だそうです。
「滝川パン」仙台名取店は、ロクファームアタラタ内にあります。宮城・山形の農産・海産物にこだわってきたロクファームアタラタは、新たに2店舗が加わり、『宮城・山形+全国の生産者と繋がる~を実感できる』お店としてバージョンアップしました。オープンしてから2年7ヶ月で、年間15万人が訪れる食の商業施設として成長を続けています。
滝川パンは、こだわりのジェラートとコーヒーもおすすめ。
同時オープンの最高肉を提供する「IRON DINER」。店内は優雅でおしゃれな雰囲気。
東日本大震災のときの恩返しを。みなさんの気持ちが集められていました。
イオンモール名取から徒歩3分のロクファームアタラタは、緑があふれる癒しの空間。天気の良い日には、ウッドデッキで焼き立てパンを食べることもできます。
プレオープンの日は、焼き立てパンがどんどん追加されスタッフのみなさん大忙し。笑顔になるパン「滝川パン」を是非食べてみてくださいね。