一時間幸せになりたかったら酒を飲みなさい
三日間幸せになりたかったら結婚しなさい
八日間幸せになりたかったら豚を絞めて食べなさい
永遠に幸せになりたかったら釣りを覚えなさい
これは作家の開高健さんも好きな中国の古いことわざです。
私も宮城県の東端の牡鹿半島出身なので小学生の頃から釣りが好きで…岸壁のアイナメ釣りや投げ釣りでのカレイ釣りから始まった遊びも今では乗り合い船での五目釣りやヒラメ釣りにグレードアップしましたf(^_^)
とは言え…自然が相手の遊びなので1週間前から楽しみにしてても気圧配置や天気図から予想される海況によって前日に中止になったり…船に揺られて沖に出たはいいが全然釣れなかったりする事もあるわけです。
もちろん釣果は有るに越したことはないのですが(^o^;)…「釣果」には執着せず「プロセス」を楽しみ…食べて美味しい魚を食べる分だけ釣る!のが私流の遊び方。
10月某日、真鯛を狙いに塩竃から出船。朝日に向かって海の上を走りポイントに到着!
テンヤ仕掛けに餌のエビを付け…思い思いに釣りをスタート。今回はナマイキTVのデパスパ一番乗りを担当しているメグちゃんも参加。
なんでしょうね…女子が乗るとテンションが上がるオジサン達(笑)
気の合う釣り仲間6人での釣行なので船の上はわいわいガヤガヤ…(^o^ゞ
本命の真鯛は中々姿を現さないながら高級魚のホウボウが釣れたり…良型のワラサが掛かっててんやわんやしたり(テンヤ竿にこのサイズのワラサが掛かるともの凄い格闘を強いられる事に)…なぜか渡りガニが引っ掛かってきたり(笑)
最終的には我がチーム「大海族」の幹事長(仮称・笑)が真鯛を三枚釣り上げ…全体としては真鯛・ハナダイ・ワラサ・ホウボウ…そしてカニ(大笑)と五目達成!
なんだりかんだり釣らせながらちゃんと真鯛も釣らせる船長の操船技術に敬服しつつ秋晴れの太平洋での釣りを満喫しました。
私が10月に誕生日だった事もあり幹事長からお土産に真鯛をお裾分けして頂き(自分で釣れや!俺!…( ̄▽ ̄;))家に帰ってから真鯛を捌いて昆布締めに!
あっ、これが最近お気に入りのマシーンYAMAZEN「フードパック」(以下パックくん)!
食べ物を脱気パックしてくれる機械で…特に釣って来た魚を捌いてパックするのに重宝してます(^_-)
この状態にしておくと冷蔵庫でかさ張らないし…何より密閉パックにすると昆布締めにする際味がより染み込む…ような気がします(°∀°)
そして…作りました!『真鯛の漬け茶漬け』!!
ぬ~~~ん(*´∀`*)
ヒラメも美味しいけど…やはり真鯛は違いますな~。腐っても鯛(腐ってはいないけど・笑)とは言いますが…これは美味しかったです(^ω^)
ワラサはめんつゆに生姜とニンニクを入れて一晩漬けて…片栗粉をまぶして竜田揚げに!
因みにワラサは出世魚と言われていて成長過程で呼び名が変わります。宮城県ではイナダ(アオッコ)→ワラサ→ブリが一般的。ちっちゃいワラサ…つまりイナダはあまり脂が乗ってなくてさっぱりしてるので焼くより刺身がおすすめ!このイナダが餌食べて成長してワラサになると程好く脂が乗り煮ても焼いてもウマくなり…さらにワラサが90㎝以上に成長すると言わずと知れた『鰤』(思わず漢字で書きたくなるこの字力!)になり身の隅々まで脂が行き渡り…刺身はもちろんしゃぶしゃぶ、照り焼き、煮付け等どうやって食べても美味しい魚になります(笑)
次回は是非、真鯛をもった恵比寿大黒様みたいな画像を載せたいっすね(^_-)
文:本間秋彦
イラスト:あきばさやか ( https://akibasayaka.com/ )
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