みどり豊かな大郷町には、たくさんの昔ばなしがあります。
語り継がれてきた物語は、自然に寄りそうこのまちのくらしと文化を映す鏡です。
そしていまも 大切なものを守りながら、新しい物語が紡がれています。
むかしとみらいをつなぐ、 どこか懐かしく新しいまち。
それが、大郷町です。
進化を続ける大郷の魅力をご紹介します。
大郷町には現在も多くの神社仏閣や歴史的なスポットが残っています。中には、語り継がれてきた昔ばなしにゆかりがある場所も。歴史の足跡をたどってみると、新しい魅力が見つかるはず。
平安時代に起源を持つ神社。室町時代にこの地を治めた宮沢氏が戦で苦境に陥ったとき、葦毛の馬に跨った少年が敵を追い払い、見事勝利を納めたあと、箭楯神社に入った途端に姿を消したという伝説が残っています。
絵馬と石原馬頭観音とともに、かつて戦で活躍した駿足の名馬「南部黒八反引」を祀っています。南部黒は、当時のお殿様に重用されたものの、年老いて農馬となったことを自ら恥じ、舌を噛み切ったと言われています。
慶長遣欧使節団としてヨーロッパへ渡った支倉常長。帰国後、大郷町に隠れ住んでいたという言い伝えがあります。こちらには支倉常長のお墓があり、謎の多い支倉常長の生涯に想いをはせられる場所です。
築館城は鎌倉時代から室町時代にかけて大郷周辺を治めていた岡 山城守が居城としたお城です。現在は城跡が公園として整備され、古き良き田園風景を望む展望スポットに。桜の名所としてにぎわいます。
武の神様「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」を祀っています。創建の時期は明らかになっていないものの、約500年前からこの地を守る歴史ある神社です。竹林に囲まれ、神秘的な空気に包まれます。
大郷町内の各地区に伝わる「昔かだり」=昔ばなしから33篇が収められた民話集。道の駅おおさと、町内の公民館にて販売中(定価600円)。
大郷で生まれ、語り継がれてきた物語や歴史は、現在新たな観光資源に生まれ変わろうとしています。古きものの良さを活かし、再発見しながら、未来に語り継ぐための取り組みを紹介します。
大郷町内の神社仏閣や昔ばなしにゆかりのあるスポットをめぐるサイクリングコースの設計が進められています。令和4年度は、試走調査を行い2つのサイクリングコースの素案を策定。今後、さらにルートなどを検討し、将来的にはサイクリングマップの制作やサイクリング環境の整備へと発展する予定。
豊かな自然、田園風景の中を爽やかに駆け抜けられるのが大郷でのサイクリングの醍醐味です。立ち寄りスポットの開発も進行予定。
築100年を超える旧桜井家住宅のリノベーションが進められています。旧桜井家住宅は代々地域の郵便局長の住居として使われた場所。母屋や蔵、馬小屋など複数の建物で構成されています。
令和4年度はかつてのお風呂場・厠を修理。一部の建具や土台をそのまま活かしながら、壁の張り替えなど手を加え、新旧どちらの良さも感じられる建物に生まれ変わりました。販売店としての活用や足湯などへの展開が予定されています。
仙台大学附属明成高校では、令和元年度から大郷町で大豆の栽培や味噌づくりの学習を行っています。この取組から生まれた味噌「お豆の気持ち」や地元食材を使った大郷町オリジナルの「へそみそカレーパン」「へそ豆パン」などの製品、味噌づくり体験などの体験型商品の商品化を目指し、メニュー作りやSDGsな企画・検討が進められています。
令和4年度は味噌づくりのモニター体験会を開催。味噌づくりは学生と地域の方との交流の機会にも。
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