せんだいタウン情報 マチコ

2022年11月09日
災害時のミカタ!日々の暮らしにラジオをとり入れてみよう。machico防災部

machico防災部#10

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災害時、どこから情報を得る?

みなさん普段ラジオを聴くことはありますか?
災害時、ラジオは停電などに関係なく情報を得ることができるというメリットがあり、普段から使いこなしておきたいメディアのひとつ。 最近はスマートフォンでもラジオ番組を聞くことができるなど、ラジオといっても色々な聞き方があるようです!より手軽に楽しめるようになったラジオについて、ご紹介したいと思います!

 

今回は、新しくmachico防災部のメンバーに加わった編集部の「てん」が、仙台のコミュニティFM 「RADIO3」の パーソナリティ鈴木美範さんにお話を聞いてきました。
基本のラジオの聞き方から普段のラジオの楽しみ方、災害時のラジオの役割まで幅広くお話を伺うことができました!

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コミュニティFMの特徴、聞き方

コミュニティFMとは地元情報に特化し、地域活性化に役立つ放送を目指した地域密着型メディア。 地区ごとに、防災・災害放送では地域と緊密な連携を保つなど、様々な問題に放送を通じて貢献しています。コミュニティFM 「RADIO3」は『ラジオ3』の愛称で知られている「仙台シティエフエム」で、仙台市青葉区が主な放送区域となっています。
私たちmachico編集部も、毎週月曜日にラジオ3の番組「ラジオ3マイタウンRADIO」内にて「おしゃべりマチコ」を放送しています!そちらもぜひチェックしてくださいね。

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ラジオは放送局ごとに周波数が決まっていて、ラジオ受信機でその周波数を選択すれば放送を聞くことができます。ここがラジオ3の収録するスタジオで、おしゃべりマチコはこんな感じで生放送をしています!

 

みなさん「ListenRadio(リスラジ)」や「radiko」というアプリはご存じですか?最近はインターネットやスマホアプリでもラジオを聴くことができるんです! ラジオ機よりももっと手軽にラジオを楽しむことができるので、通勤時にラジオを聞くなんていうのもいいですよね。
「RADIO3はリスラジで聞ける」というように、コミュニティFMによっても使っているアプリは様々。 是非気になるコミュニティFMがあったら、その局のホームページでチェックしてみてください!

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災害時のラジオの役割

鈴木さんはパーソナリティとして「災害時にラジオで情報を発信することは使命だと感じています」とお話されていました。停電に関係なく情報を得ることができる点以外にも、災害時のラジオにはさまざまな役割があります。

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1.地域に根差した情報を発信

普段からラジオ3では、「せんだい防災!SBLラジオ」という番組を放送しています。SBLとは、「仙台市地域防災リーダー」のこと。町内会長などを補佐しながら、平常時には地域特性を考慮した防災計画づくりや効果的な訓練の企画運営、災害時には地域住民の避難誘導や救出・救護活動の指揮を行うなどの役割を担っています。machico防災部でも、以前SBLの方からローリングストックについて学びました!
(記事はこちら:サバイバルめしレシピも紹介!ローリングストックをはじめてみよう。machico防災部

 

「せんだい防災!SBLラジオ」はそんな地域で活躍するSBLをゲストに迎え、特色ある地域防災の取組みについて紹介する番組です。災害時にはこのSBLから避難所の情報を貰い、ラジオで放送したりしています。いざという時に動くのではなく、普段からそういった関係性を築くことを大切にしているそうです。 災害時、SNSなどはどうしてもデマや誤った情報が紛れてしまいますが、ラジオは信頼できる情報を発信するメディアの一つ。正しい情報とともに、自分の生活圏に近い人の声や、その人が見たものが直接聞けるということは、とても大切な判断材料の一つになりますよね。

 

2.経験豊富なパーソナリティの安心感

東日本大震災があった年は、生活が元の状況に近い形になるまで時間がかかりました。そんな中でずっと災害の放送ばかりでは視聴者の方も気が滅入ってしまいますよね。そんなときは状況を見つつ少しずつ明るい音楽を流したり、前向きな話題を入れてみたりと、内容を変えていくのだそう。普段から聞いているパーソナリティの方のお話は安心しますよね。そういった自分が頼れる地域メディアをもっておくことはとても大切です。

 

災害時にはラジオ機を

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鈴木さんによると、災害時に関してはラジオ機を持っておく方がいいそう。スマートフォンは連絡手段など大切な用途があるので、電池を無駄にしないためにも情報を得る手段はラジオ機で使い分けるといいとのこと。最近は手回し発電ができるラジオ機やソーラー充電できるラジオなどもあるので、充電の心配もなく使えるラジオ機を探してみてください。日常の中でスマートフォンアプリと、ラジオ機をうまく使い分けられるといいですね。

 

ちなみに、最近は「レトロ」がブームになっているように、ラジオ機にもレトロでかわいい見た目にこだわった商品がたくさん!ネット上で見てみると、私も家に欲しくなってしまいました! 是非この機会に自分の用途にあったラジオ機を探してみてください。

 

普段からラジオを楽しく活用しよう!

今回お話いただいた鈴木さんのお宅では、毎日朝はラジオを流しているそうです。理由はテレビだと子どもたちが全然ご飯を食べないからだそう。とてもいいライフハックを教えていただきました!「家事のお供にラジオ」なんていうのもいいですね。
今はいろいろなアプリで自分の好きな音楽を聞くことができますが、自分の趣味を超えた音楽や話題に出会えるのも、ラジオの楽しみの一つです。

このように、普段の生活の中で楽しみながらラジオに触れておくことで、災害時も慌てることなくラジオで情報収集をすることができます。 ぜひ日常の中で楽しみながらラジオに触れる習慣をつけてみてください!

 

machico編集部も参加!「災害文化」について考える

みなさんは、「災害文化」という言葉を知っていますか?
災害文化とは、災害とともに生き、災害を乗り越える術を持った社会文化のこと。いつどこで起こるかわからない自然災害から生き延びるためには、日頃から災害時のリスクを想定し、命を守るための意識や行動を身に付けておく必要があります。
仙台市でも、この災害文化を市民と一緒に深め、未来のために発信していこうとする取り組みが始まっています。

取り組みの詳細はこちらのサイトで発信中です。

 

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現在取り組みの中心となっているのは、これまで震災復興や文化発信に取り組んできたパネルチームによるディスカッション。「災害文化の事例」や「市民の方々と一緒にどう発展させていくか」についての議論が行われています。写真(上)は、先日国際センター駅「青葉の風テラス」で実施された第2回ディスカッションの様子。この場には私たちmachico編集部も参加し、情報発信のあり方についてともに考えを深めています。

これからも私たちが自然とともに生き、より良い地域社会を未来につなげるために、machico防災部の活動を始め、災害文化の取り組みも継続して発信していきますので、今後もご注目ください!

 

「machico防災部」の活動は、せんだいタウン情報machicoが
震災10年目を機にスタートさせた「つながるプロジェクト」の一環です。

つながる こころ つよくなる「machicoつながるプロジェクト」

仙台コミュニティFMRADIO3

TEL 022-213-2323
住所 仙台市若林区土樋103番地

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