2011年3月11日、東日本大震災の発生により私たちは多くのものを失いましたが、そこから多くの教訓を得ました。
それは未来を守る“糧”であり、1人ひとりの生活と行動に結びついてこそ、大きな力となります。
宮城県が発行する広報紙『Baton』には、あの日の経験をくらしの中に落とし込むためのヒントが詰まっています。
machicoでは広報紙の内容を紹介するとともに、machico会員の皆さまのコメントを募集し、machico防災部として誌面づくりに参加しています。
あの日の経験を、みんなの"じぶんごと"にするために。
そして、もし災害が起きたとしても自分の命を守れるようになるために。
宮城から、このバトンを繋いでいきませんか?
vol.12のテーマは「つながる・つなげていく」です。
14年前のあの日から、「被災地」と呼ばれるようになった宮城県。
震災の教訓や復旧・復興の現状を学ぼうと国内外から多くの人が訪れ、
今では「災害学習」「防災・減災学習」をテーマとした修学旅行先にもなっています。
現地だから体験できること、多感な世代だから感じ、考え、受け止められること。
震災遺構を見学したり語り部の声に耳を傾けたりという経験は、
命の尊さを知り、自然災害をじぶんごとと理解して未来を切り開く大切な機会です。
愛知県愛西市では、2023年から中学校全6校が東日本大震災の被災地を訪ねる3泊4日の修学旅行(中学生体験学習事業)を行っています。
旅行に参加した一人ひとりが見たこと、感じたことを家族と話し合い、おしゃべりの話題とするだけで、東北の被災地や自分たちの防災について関心を持つ人が増えます。身近な人に伝えることはまさに伝承の第一歩。宮城が14年前に東日本大震災で経験した苦難と希望、そして教訓を、これから災害を経験するかもしれない他の地域に伝えることは、そのまま防災・減災につながります。
中高生たちが考える、3.11の伝えかた
2024年12月から2025年1月にかけて全3回実施された「みやぎ中学生・高校生災伝承プロジェクト」。企画をしたのは、みやぎ東日本大震災津波伝承館でボランティア解説員として活動する高校生の西城遥斗さん。発災当時は幼く3.11の記憶がほぼない彼らが、どのような交流をし、今後の伝承活動を考えているのか。西城さんに、プロジェクトを振り返りながら聞いてみました。
みやぎ生協 東日本大震災学習・資料室
今回は、仙台市の「みやぎ生協 東日本大震災学習・資料室」、栗原市の「栗駒山麓ジオパークビジターセンター」をご紹介。発生した災害を振り返りながら、再興の過程を知ることや、身近な自然と向き合ってよりよく共生することの大切さを感じさせてくれる場所です。
栗駒山麓ジオパークビジターセンター
2017年から宮城県石巻市を中心に開催されている、アート・食・音楽による総合芸術「Reborn-Art Festival(リボーンアートフェスティバル)」。
「地域の復興や振興につながる持続的な“循環〟を作り出すこと」をコンセプトに、発災から14年が経った今も、様々な視点から地域の価値を見出そうと活動を続けています。
広報紙『Baton』は、各地で無料配布されるほか、下記リンクから全文読むことができます。
バックナンバーはこちらからご覧いただけます。
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「machico防災部」の活動は、せんだいタウン情報machicoが
震災10年目を機にスタートさせた「つながるプロジェクト」の一環です。
災害に遭った時、自分にできることはどんなことだと思いますか?
【応募締切】2025年4月19日(土)
【当選発表】メール送信をもって発表とかえさせていただきます。