

2011年3月11日、東日本大震災の発生により私たちは多くのものを失いましたが、そこから多くの教訓を得ました。
それは未来を守る“糧”であり、1人ひとりの生活と行動に結びついてこそ、大きな力となります。
宮城県が発行する広報紙『Baton』には、あの日の経験をくらしの中に落とし込むためのヒントが詰まっています。
machicoでは広報紙の内容を紹介するとともに、machico会員の皆さまのコメントを募集し、machico防災部として誌面づくりに参加しています。
あの日の経験を、みんなの"じぶんごと"にするために。
そして、もし災害が起きたとしても自分の命を守れるようになるために。
宮城から、このバトンを繋いでいきませんか?

vol.13のテーマは「災害と、観光の復活」です。
東日本大震災を契機に全国から多くの人が訪れた宮城県。
ある人は災害ボランティアで、ある人は復興支援事業で、またある人は自治体の地域おこし協力隊として。
彼ら彼女らは地域の魅力を再発見し、それによって私たちも足元の宝物に気づかされました。
ここでは〈食〉の観点から地場産業を興し、新しい観光のかたちを探る二人を紹介します。

ワインと地元食材を味わえるショップ&キッチン、醸造工程を見学できる醸造棟、展望テラスを備えた南三陸ワイナリーは志津川漁港のほど近く。代表取締役の佐々木道彦さんが震災翌年から災害ボランティア活動を続けるなかで、「被災したまちが活気を取り戻すには新たな事業を興し継続させることが必要だ」と思い立ったことがワイナリーのはじまりです。まずは地元の人に親しんでもらう。これが新たな食文化と交流の種まきにつながっています。

復興庁からの出向を機に東松島市に移住した大谷直也さんが手がけるのは、東松島産の二条大麦「希望の大麦」を100%使用した地ビール。コスト面で海外産に押し負けている国内産の麦ですが、大谷さんは、収穫量が増えて酒造会社へ販売するようになった東松島の二条大麦に高付加価値を与えることを目指しています。生産を持続するには地域内の消費を盛り上げ、市内外から特産品して認知されることが重要です。
machico防災部といっしょ

みなさんは、車中泊避難について家族と考えてみたことはありますか?今回は、車中泊専門誌『カーネル』を通して車中泊の楽しさを伝えている編集長の大橋保之さんから、車中泊避難について教えていただきました。machico防災部と事前にシミュレーションをしてみましょう。


コンベンションセンター「夢メッセみやぎ」の自動販売機スペースの一角に並ぶのは、「衛生用品防災備蓄自動販売機」。平時には通常の自販機としての機能に加え防災情報などを発信する広報媒体として、災害発生時には備蓄庫として活用されることを目的として地域の防災力向上に貢献しています。

山元町震災遺構 中浜小学校
今回は、山元町の「山元町震災遺構 中浜小学校」、名取市の「名取市震災復興伝承館」、岩沼市の「千年希望の丘 交流センター」をご紹介。事実の伝承だけでなく、ひとりでも多くの命を守る、そのために考え学ぶことができる施設です。

名取市震災復興伝承館

岩沼市 千年希望の丘 交流センター
広報紙『Baton』は、各地で無料配布されるほか、下記リンクから全文読むことができます。
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「machico防災部」の活動は、せんだいタウン情報machicoが
震災10年目を機にスタートさせた「つながるプロジェクト」の一環です。

大雨や台風の時の水害対策、どんなことをしていますか?
【応募締切】2025年10月30日(木)
【当選発表】メール送信をもって発表とかえさせていただきます。