2011年3月11日、東日本大震災の発生により私たちは多くのものを失いましたが、そこから多くの教訓を得ました。
それは未来を守る“糧”であり、1人ひとりの生活と行動に結びついてこそ、大きな力となります。
宮城県が発行する広報紙『Baton』には、あの日の経験をくらしの中に落とし込むためのヒントが詰まっています。
machicoでは広報紙の内容を紹介するとともに、machico会員の皆さまのコメントを募集し、machico防災部として誌面づくりに参加しています。
あの日の経験を、みんなの"じぶんごと"にするために。
そして、もし災害が起きたとしても自分の命を守れるようになるために。
宮城から、このバトンを繋いでいきませんか?
vol.10のテーマは「災害と多様な視点」です。
災害から立ち上がるとき、「男性だから」「女性だから」「若者だから」「高齢だから」「住民だから」「よそ者だから」でできる・できないを判断するのではなく、「わたし」ができること・大切だと思うことをする。性差や立場に関係なく多様な動きが生まれることが、復興の後押しになり、豊かな未来づくりにつながるはずです。
今や日常の一部になりつつある防災。日頃の備えや災害時の避難所生活に女性の視点を生かせば、より安心感のある環境が整うはず。突然の事態にも対応できるよう、普段から考えておくことが大切です。
今回は、「働き世代の女子防災プロジェクト」の代表、北村育美さんに、女性が地域防災に参加する意義や関わり方についてお話を聞きました。
今回は、宮城県気仙沼市の「東日本大震災遺構・伝承館」、女川町の「東日本大震災遺構 旧女川交番」石巻市の「震災遺構大川小学校」を紹介。
「気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館」では、語り部として活動する2人の高校生に話を聞きました。
東日本大震災遺構 旧女川交番
石巻市震災遺構大川小学校
2019年9月の東日本豪雨(台風19号)で全国最大の被害を受けた自治体、丸森町。死者・行方不明者11人に上ったその爪痕は今も人々の暮らしや風景に残ります。この被災をきっかけに誕生したのが任意団体Woods&People MARUMORI(通称ウッピー)です。テーマは〈森と人との関係を結び直す〉。代表の刈田路代さんは「山の力を保つ担い手を増やすこと、それが生業となることをめざし、自伐型林業(※)を実践しています」と語ります。丸森の風土に魅入られて移住した刈田さん。山と地域を守る活動にかける思いをお聞きしました。
※自伐型林業とは、木の伐採や搬出、販売などを自分で行う小規模・低コストの経営形態。
東日本大震災が起きた2011年。早稲田大学に通う学生だった大場黎亜さんは、ボランティアとして初めて南三陸町を訪れました。そこから定期的に東京と南三陸を行き来する生活を経て、結婚を機に南三陸町民に。その後、多角的な視点からまちづくり・ひとづくりを目指す株式会社Plot-dや、森づくりからひとづくり、まちづくりへとつなぐ一般社団法人東北GYROsを設立したほか、地域行事の実行委員や役員、協議会員なども幅広く務めています。まちづくりや全国各地の被災地支援など多方面で活動を続ける理由に迫ります。
東日本大震災が大きな転機となり精米から、パックごはんや飲料を中心とする食品事業を開始し、成長を続ける『アイリスオーヤマ株式会社』。震災で被災した立場でありながら、地域に必要な物資を届ける活動を行う中、“東北地方の基幹産業である農業支援こそが、この未曾有の震災の復興支援として最も重要なものである”と意見が一致した『株式会社舞台ファーム』と連携し、食品事業をスタートさせました。
広報紙『Baton』は、各地で無料配布されるほか、下記リンクから全文読むことができます。
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「machico防災部」の活動は、せんだいタウン情報machicoが
震災10年目を機にスタートさせた「つながるプロジェクト」の一環です。
災害に遭った時、自分にできることはどんなことだと思いますか?
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