通勤通学などの道すがら、「早く修繕してほしいのに・・・」と思っている道路や橋などの公共施設(インフラ)はありませんか?自分で報告したくても、「そのエリアの管轄はどこなのか」「連絡するとやり取りが面倒なのではないか」と躊躇する方も多いはず。今回は、そんなみなさんの悩みを解消してくれる『インフラ異常箇所通報システム』アプリをご紹介します。「身近な地域を県民のみなさんと一緒に守る」という想いから、発足90周年を迎えた宮城県土木部が2023年11月にリリースしました。
このアプリが誕生したことで、私たちはインフラの異常を手軽に通報できるようになり、その情報をもとに、県は迅速な対応に役立てることができます。操作ステップはシンプルで、世代問わずご利用いただけるアプリです。ページ内にあるダウンロードボタンから、早速インストールして、みんなで宮城県の安全なインフラを保っていきましょう!
宮城県は、公共施設の管理者として道路や河川などのパトロールを実施し、損傷等が確認された施設について修繕等の対応を行っています。これまで、電話等での問い合わせは年間約3000件。明確な場所がわからない状態で、維持管理業者と連携して現場を見に行っていたため、確認に時間がかかっていました。今後は、多くの方に「インフラ異常箇所通報システム」を活用してもらうことで、瞬時に正確な場所がわかるため、迅速に調査・修繕ができ、県民のみなさんの安全安心なインフラ環境づくりにつながると考えています。
はじめに、「デジタル身分証アプリ」を起動し「インフラ通報」ミニアプリを選択。
※初回のアプリ登録時のみ、マイナンバーカードを使用します。
❶異常箇所の写真を撮影、または保存してある写真を選択
❷インフラの種類を3種類「道路」「河川」「急斜面(がけ)」から選択
❸異常の状況を簡単なテキストで記入
❹発生場所をデジタルマップで指定
★スマートフォンのGPS機能により、写真の位置情報や現在地を取得できます。
❺電話番号を入力(任意)
最後に、「送信する」をタップして通報完了。
【お願い】危険性の高い異常(道路の大規模な陥没や倒木・がけ崩れなど)は、必ず電話での通報をお願いします。▶︎電話通報先一覧はこちら
2023年11月2日、宮城県土木部発足90周年記念イベント『明日につなぐ×ミヤギのドボク』が仙台空港内で開催されました。みやぎ絆大使で仙台市出身の女優 山谷花純さんを1日土木事務所長に迎え、「インフラ異常箇所通報システム」のデモンストレーション等、多数のプログラムが行われました。今回のイベントは、「先人たちの努力によって培われた歴史を若い人たちにも振り返ってもらいたい」「宮城県のインフラを次の世代に繋いでいきたい」という想いから、宮城県土木部の若手メンバーのみなさんが中心となって企画されたそうです。
私たちの生活の基盤となるインフラを、安全に管理してくれている宮城県土木部。1933年(昭和8年)発足から90周年を迎えた節目となる今年中に、震災から12年をかけて実施してきた東日本大震災からの災害復旧工事は全て完成となるそうです。この重責を成し遂げられた宮城県土木部のみなさんや関係者の方たちに敬意を表したいと感じる時間でした。
修繕してほしいと思っていた公共施設(インフラ)を教えてください。宮城県土木部90周年へのお祝いコメントも投稿しよう。