せんだいタウン情報 マチコ

2023年11月22日
TALK Vol.13 注目の書籍『超ミニマル主義』『超ミニマル・ライフ』の著者・四角大輔さん
-各界で活躍されている方にインタビュー。すてきに生きるヒミツを探ります。
超ミニマル主義

現代を生きる私たちのまわりには、モノ、情報、タスク、空間、スケジュール、人間関係、ストレスなど、「見えない荷物」が多く存在しています。

いつの間にかたくさんの荷物を抱えてしまい、心も体もどんどん重くなり、自分にとって一番大切なものが見えなくなっていませんか?

余計なコトやモノを手放して、身の回りを極限まで「最小・最軽量化」し、もっと楽でシンプルな働き方(=生き方)を手にするためのメソッドを詰め込んだ本が、今話題を呼んでいます。

その名も、『超ミニマル主義』。著者は、ニュージーランド在住の執筆家・四角大輔さん。自らの経験を通して体得してきた「超集中&効率化」術を、この本の中で惜しみなく公開しています。

 


>>『超ミニマル主義』待望の第2弾!新刊『超ミニマル・ライフ』が10月4日に発売<<


 

四角大輔|Daisuke YOSUMI
執筆家/森の生活者 /Greenpeace Japan & 環境省アンバサダー

 

四角さんは、

レコード会社プロデューサー時代に、10回のミリオンヒットを記録
仕事の絶頂期だった39歳の時に退社し、ニュージーランドへ移住
湖畔の森でサステナブルな自給自足ライフを営み、場所・時間・お金に縛られず、組織や制度に依存しない働き方を構築
第一子誕生を受けてミニマル仕事術をさらに極め、週3日・午前中だけ働く、育児のための超時短ワークスタイルを実践中

という経歴の持ち主。2015年に発行した書籍『⾃由であり続けるために 20 代で捨てるべき50 のこと』は、“ミニマリスト”ブームの先駆け書としてベストセラーにもなりました。

こうした唯一無二の働き方・生き方を実践してきた四角さんに、machico編集部がインタビューをさせていただきました。

 

生きることに苦しんでいる、全ての人に向けて書いた本

machico編集部:この本は、誰に向けてどんなことを伝えるために書いたものですか?

四角さん:ビジネスパーソンはもちろん、生きることに苦しんでいる全ての人に向けて「少しでも楽に生きる方法」を伝えるために書きました。

日本には、大きな「荷物」を抱えて苦しんでいる人がたくさんいます。また、情報や周りの声といった「ノイズ」に振り回され、自分が何者かわからなくなっている人が本当に多くいらっしゃいます。私自身も、会社員時代にすごく苦しみました。

そんな方々の最大の荷物になっているのが、「仕事」と「働き方」。この2つを改善することで、自分にとって幸せな人生をデザインしてほしい。そんな思いから、私が実践してきた楽に生きるためのノウハウを惜しみなく詰め込みました。

超ミニマル主義

 

人生において大切なのは、「自分の幸せ=生きる目的」を達成すること

machico編集部:本の中には、「サイフ」「カバン」「書類」「名刺」「ウェア」「シューズ」「仕事机」「デバイス」「部屋」「情報」「データ」「スケジュール」「タスク」「労働時間」「ストレス」「人付き合い」など、ありとあらゆるものを極限まで「最小・最軽量化」する方法がまとめられていますが、実際のところ、何かを捨てたり手放したりするのはとても難しいことだと思うんです。四角さんはなぜ手放すことができるのでしょうか?

四角さん:どういう生き方をしたいか、ということが明確にあったからだと思います。私は幼少期から自然が大好きで、将来は自然の中で自給自足しながら暮らしたいという夢がありました。「衣食住」のうち「衣」と「食」はどうにかなりますが、「住=家」は自分で作るにも限界があります。そこで、まずは家を買うためのお金と、資本主義社会を生き抜くためのビジネススキルを身に付けるために会社員の道を選びました。

そんな理由から就職したレコード会社でしたが、ありがたいことに素晴らしいアーティストに出会い、予想外の成果を出せたんですね。ただ、欲していたわけではなかった地位や名声、それに伴う重荷も与えられました。夢を叶えるために必要なお金とスキルさえあれば、他には何もいらない。そういうわけで、日本で築いてきた全てをリセットしてニュージーランドに移住し、好きなことを仕事にしながら、環境負荷を最小限に抑える身の丈にあった暮らしを楽しんでいます。

四角大輔さんインタビュー

machico編集部:なるほど。何を自分の幸せとするかは、人それぞれですよね。

四角さん:そうですね。「生きる目的を持つこと」、これがとても大切だと思います。「ゴール主義と成長中毒」に陥っている日本人は、ことあるごとに「もっと高い目標をクリアしなきゃ」「もっと成長しなきゃ」と、自分や周りを無理に追い込んでしまうのですが、人生において最も重要なことは、「自分の幸せ(=生きる目的)」を達成することです。他人が作った幸福像に振り回され、不要な重荷を背負って苦しむ必要はありません。この本を読んで超身軽になり、自分を幸せにするための思考法や働き方を実践していただけたらうれしいです。

書籍の情報はこちら>>https://www.diamond.co.jp/book/9784478108444.html
公式サイト>>https://daisukeyosumi.com/
Instagram>>https://www.instagram.com/daisukeyosumi/
会員制コミュニティ〈LifestyleDesign.Camp〉>>https://lifestyledesign.camp/

 


超ミニマル・ライフ

‟究極の仕事術”を説いた『超ミニマル主義』の第2弾『超ミニマル・ライフ』は、‟究極の人生術”がまとめられた1冊。この2冊を読むことで、将来の予測が難しいといわれるVUCAの時代でも幸せに生きるための方法を知ることができます。新刊の発売に合わせて、著者の四角さんからコメントをいただくことができました。

Q.『超ミニマル主義』『超ミニマル・ライフ』の2冊を通じて、読者に伝えたいこととは?

四角さん:モノ・情報・サービスが過剰なほどに溢れ、経済規模世界3位、世界トップの物質的な豊かさを誇る日本では、もはや増やす先には幸せはありません。長い人類史において、99%の期間を貧困に苦しんできた我々のDNAは当時から全く変わっておらず、生存欲求が満たされる必要最低限のモノを手にした瞬間から、幸福度はそれ以上は向上しないことがわかっています。そして、米国で実施された大規模調査によると、収入が平均所得の1.05倍を超えてからは、幸福度は頭打ちすることも明らかになりました。

なのに、拡大成長病を患ってしまっている多くの現代人は、「もっともっと」という右肩上がりの欲望に駆られ、平行線をたどる幸福度とのギャップに、満たされることのない渇望症に苦しんでいます。無間地獄のような渇望症から脱却して、自分自身と自分の人生を取り戻すための全技術をまとめたのがこの2作品。物質的には超豊かな現代の日本に生きる人にとっては、「真の幸せは減らす先にしかない」という事実に一刻も早く気付いてほしいと願っています。

 

Q.それぞれどのような内容になっているか、改めて教えてください。

四角さん:前作『超ミニマル主義』では、大きく3つのことにフォーカスしています。
財布からバッグ、デスクから家までを全網羅する形で、物質的なモノを劇的に減らすことで空間の余白を生み出し、モノに奪われる時間とエネルギーを最小化する技術
スマホやパソコンのストレージを占める大量のデジタルデータ、SNSやメディアから投下される膨大な情報から、必要最低限のものを選び抜く技術
人生で大きな割合を占める仕事における、タスクとスケジュールを極限まで減らす技術と、圧倒的な超時短術

そして続編 『超ミニマル・ライフ』でフォーカスしているのはこれら3つ。
「運動・食事・睡眠」を最小限の労力でマネジメントして、体のパフォーマンスを簡単に最大化できる、最新科学のエビデンスを元にした技術
過剰で複雑化した人間関係とコミュニケーションを劇的に軽くすることで、ストレスを最小化し、自由時間と脳のパフォーマンスを最大化する技法
お金への依存と収入への不安を最小化する技術を習得することで、働き方に革命を起こして成果を最大化し、人生の幸福度を最大化する技法

2冊とも読んでいただくことで全てを夢に投資するための戦略が立てられるようになるはずです。ぜひ2冊合わせてご覧ください!

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