Datefmさんで毎週金曜日午後1時30分から6時30分までAir Jam Fridayという5時間生放送の番組のDJを担当させて頂いてまして
放送中洋楽邦楽に拘らず様々な音楽をオンエアしてます…
最近はそうでもありませんが
一昔前までは洋楽の元タイとあまりにも違う邦題が付けられたりしてましたねぇ~
またより強くイメージさせるために
DEEP PURPLEのアルバムタイトルは『紫の~』だったり
KISSのアルバムタイトルは『地獄の~』になったり
言い得て妙だったり…
なんでそうなるの!だったり…
思わず笑っちゃうものだったり…
DJ「それでは今日のOpening Number!A Hard Day's Night by The Beetles!」
と曲紹介するのか?
DJ「それでは今日の1曲目 ビートルズでビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」
と言うのか?
まぁ間違いじゃないのでどっちでもいいんですが…
先日家に帰って来てテレビつけたらWOWOWでマット・デイモン主演の映画『オデッセイ』が放送されてました!
場面はすでにクライマックスでカップ麺(金ちゃんヌードル)を食べながらそのまま見てましたが…
前半のシーンが無性に気になってBlu-rayで最初から見よう~とケースを引っ張り出したところ
ある事に気づいたのです!
「あっ!この映画…英語タイトルはオデッセイじゃなかった…」
パッケージに書かれていた英語タイトルは『The Martian』
訳すと『火星人』…
待て待て待てぃ!マット・デイモンは火星に取り残されはしたが元々火星探査に行った地球人だから厳密には火星人では無い(笑)
ただ劇中で「私は火星の所有権を持った最初の人間…つまり火星人だ!」と皮肉を込めて言っているシーンからのタイトル引用なことは分かるものの
日本人的には火星人ってタイトルだと火星に住む知的生命体だとイメージしちゃいますよね
んじゃ『ODYSSEY』って何!?
訳すと『長い冒険旅行』…
おぉ!ODYSSEYって邦題付けた日本の配給会社のスタッフの方センスあるかも…
そういえば他にもあったような…
ブレンダン・フレイザー主演『ハムナプトラ』の英語タイトルは『THE MUMMY』!
『MUMMY』とはミイラの事…
んじゃ『ハムナプトラ』を調べると『古代エジプトの死者の都』なるほど!1作目の舞台もそうだった…でもシリーズが進んで3作目は舞台が中国…
もはやエジプト関係無し!(笑)
でも1作目にそう付けちゃったから…
2作目は『ハムナプトラ2~黄金のピラミッド』
3作目は『ハムナプトラ3~呪われた皇帝の秘宝』って続けるしかない!
まぁタイトルがマミーだと日本人はミイラが主役で頑張る(何を?)内容だと思いかねないのでハムナプトラの方が冒険活劇的でワクワクしますね~
サンドラ・ブロック主演『ゼロ・グラビティ』は英語タイトル『GRAVITY』
ゼロ・グラビティは無重力…
GRAVITYは重力とか引力!
オリジナルタイトルが重力って言ってるのに日本語タイトルは無重力…
大きなテーマとして無重力下で引き合う思いや生きようとする事で引き寄せる運命をGRAVITYというタイトルで表したと思いますが…
日本人的には「宇宙空間って無重力っすよね?」的な感覚なのでゼロ・グラビティがしっくりきますね
トム・ハンクス主演『ハドソン川の奇跡』は英語タイトル『SULLY』
トム・ハンクス演じるサレンバーガー機長(通称サリー)の物語なので英語タイトルはSULLY!
ただ日本人的にはサリーという響きは女性的に聴こえるし…
世界的なニュースにもなった実話の映画化ということで『ハドソン川の奇跡』で誰もが映画の内容を理解する事に於いては邦題も味わい深いですね
日本人にはどう見てもせんべいの「ばかうけ」にしか見えない宇宙船が登場するエイミー・アダムス主演の映画『メッセージ』
英語タイトルは『ARRIVAL』
日本語の意味は到着!
エイミー・アダムス演じる言語学者のルイーズに何かを伝えようとする知的生命体…
そういった意味ではメッセージですが
それを伝えるために知的生命体が地球に到着した事がすべての始まりだとするとARRIVALというタイトルも深いと思います
日本人としてARRIVALという文字にどれだけ馴染みがあるか?というと…
新幹線の電光板か海外旅行の空港ぐらいでしか見ませんので
メッセージの方が入りやすいですかね?
さて皆さんは会話の中で日本語で言えばいいのについ使ってしまう英語や和製英語ってありませんか?
コミット…サステイナブル…オーガナイズ…エビデンス…etc
文:本間秋彦
イラスト:あきばさやか ( http://akibasayaka.blog.jp/ )
会話の中で日本語で言えばいいのについ使ってしまう英語や和製英語を教えてください!