2020年の年末にKHBさん制作で放送された特別番組『ナイツ・ホンマちゃんのズモドズマン』ご覧頂けましたか?
私とKHB糸井アナウンサーが宮城のディープな魅力をナイツさんに紹介するという番組だったんですが
ダイビングが趣味の糸井アナが女川の海中の魅力を…
そしてわたくし本間は子供の頃に食べた「雲丹鮑丼」をもう一度食べたくて故郷の牡鹿半島鮎川浜に…
で、亡き母の従妹が経営する民宿にお願いしてそのメニューを再現してもらったのですが(^_^;)
雲丹鮑丼以外にも地元の名物や私の好物などテーブルいっぱいに並べて頂き( ´∀`)
仕事ながら至福の時を過ごさせて頂きました!
懐かしい郷土料理の数々を前に思い出話に花を咲かせていたら…
満を持して運ばれてきたのが生の『ぼっけの卵』
正式名はケムシカジカの魚卵!
ロケ日に網に掛かった魚なので鮮度抜群!
となれば…醤油をぶっかけて『生』で頂くしかない(/ω\)キャー
で凡そ40年ぶりに頂きました!
魚卵自体は無味・無臭…味は100%醤油(笑)…美味しかった~!
いや…醤油の味しかしないので…そもそも美味しいと言えるのか!?
んでも味覚の奥底に眠る何かが目覚めると共に…子供の頃の鮎川の景色が甦りました~
因みにこの放送を見た各方面の方々から…「あれはホントにおいしいの?」と質問責めでした(笑)
撮影に同行したKHBの広報担当の20代の女性社員も「生まれて初めて食べたけど美味しかったです!」と言ってました!
こういう食材に触れると昔よく母が作ってくれた懐かしい食べ物が無性に食べたくなります(>_<)
35年程食べて無いのは真鰯を酢で煮た「鰯の酢煮」
これ…すごく美味しいんだけど
家中に酢の臭いが充満し3日ぐらい取れないッス!(笑)
今作ったら家族の自律神経を不調に至らしめるのは必定(-ω-;)
めちゃめちゃ食べたいんだけどこっちに変更~
『真鰯の煮付け』
冬の真鰯は脂が乗って一年で一番美味しい時期!
浜の人は分かると思うけど…内臓は取りません<(`^´)>
この内臓のところの透明な脂肪が美味いのですわ!
酒・砂糖・醤油に生姜のスライスを入れてキリッと煮付けるのがポイントです~
真鱈も旬ですねぇ~
新鮮な真鱈の魚卵は皮を取って『塩たらこ』にしちゃいます!
宮城県ではこの時期スーパーでも生たらこは売られてますが…大体は過熱用(´ε`;)
過熱用ならばゴボウ煎りを作る時に一緒に入れると美味しいのですが塩漬けにすると臭みが出るし…何よりお腹を壊します(T0T)
そんな中新鮮な真鱈が入ったらしく地元の従兄が塩たらこにしてクール便で送ってくれました\(゚∀゚)/
見て下さい!この透明感!
これをご飯の上に乗せ…まんべんなく広げて食べたら最高です!
これがタッパーにたっぷりあるから追い掛けし放題!!
今年は宮城県のドマニアックな料理を探して広めたいな~
と思ってます(´▽`)
文:本間秋彦
イラスト:あきばさやか ( http://akibasayaka.blog.jp/ )
あなたが知ってるドマニアックな料理を投稿してね!