せんだいタウン情報 マチコ

2020年05月01日
ブックハンターそね丸の仙台おうち時間・読書企画「本がないと生きていけない」!
今回は「贈りものにしたい絵本」をご紹介

みなさん、おうち時間いかがお過ごしですか?
積ん読解消!にいそしんでいる方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
読書に没頭できる時間があるって、幸せですよね・・・。
今回はmachico編集部の読書好きそね丸がお届けするおすすめの本の話、聞いてください。
読書はあんまり・・・という方にもお楽しみいただけるように、今回は「贈りものにしたい絵本」というテーマでご紹介したいと思います。

 

ブックハンターそね丸プロフィール
『赤毛のアン』好きだったことから大学では英米文学を専攻。卒業論文のテーマは『クマのプーさん』。読書は好きだが遅読。本は私にとって水のようなものでありまた精神安定剤である。好きな小説のジャンルは、恋愛、怪奇、日常系。2020年に読了した本は、『82年生まれ、キム・ジヨン』『嫌われる勇気』『こども人を動かす』『プチ哲学』『約束された移動』『フィフティ・ピープル』『生命式』『wonder』。2歳娘の子育ての合間に、週末お風呂での読書を嗜む。娘が生まれてからは、一緒に絵本の世界を開拓中。

 

 

大人に贈りたい絵本

『たいせつなこと』

作:マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵:レナード・ワイズガード 訳:うちだ ややこ 出版社:フレーベル館

 

飾っておくだけで、絵になる絵本。

私自身も、大切な友だちからお誕生日にもらいました。
この本には、スプーンや雛菊や雨などにとって、それぞれいちばん大切なことは何かが描かれています。そして最後に、あなたにとっていちばん大切なことは何かについても。
内田也哉子さんの美しい訳文に惹かれます。
内田也哉子さんと言えば、最近Eテレのおかあさんといっしょで流れていた「たいこムーン」という歌の作詞をされていたのが記憶に新しいです。
子どもの歌の歌詞は、大人が聞くと???と不思議に感じる世界観のものが多いですが、娘はその歌が大好き。
絵本も同じで、大人にははちゃめちゃに感じられる内容でも、子どもたちの心をがっちりつかむ名作がたくさんあります。
そこをいくと『たいせつなこと』は、とてもバランスのいい作品。大人も素直に美しいと感じられ、子ども心をつかむ言葉の音のおもしろさもちりばめられています。

 購入や本の詳細に関して、出版社の公式ページをチェックする 

 

 

子どもに贈りたい絵本

『こっきのえほん』

編集:戸田やすし 出版社:戸田デザイン研究室

 

知らない間に、娘が国旗はかせに!

各国の国旗のデザインが、1ページに1種類、どどーんと掲載されているシンプルな絵本です。
こちらの絵本、娘が生まれるずっとずっと前に、まだ結婚もしていなかった頃の私が気に入って買っておいたものなのですが、娘が0歳の時に見せたらどはまり。赤ちゃんは派手な色合いを好むと見聞きしていたことが腑に落ちました。
おかげで今や絵本はボロボロ、娘は掲載されている国旗を全部覚えているようで、2歳の今、カレー屋さんの横を通った時店先の国旗を見て「インドのこっき」と言って、びっくりさせてくれたこともあります。
こちらの絵本、「すべてのくに」が「すべて平等に大きなサイズで」掲載されている『完全版・国旗のえほん』も出版されているので、今はそちらをいつ手に入れるか思案中です。

 購入や本の詳細に関して、出版社の公式ページをチェックする 

 

 

親子で楽しめる絵本

『キキとジャックス なかよしがずっとつづく かたづけのまほう』

作: こんどうまりえ 絵: サリナ・ユーン 出版社: 文響社

 

親子で片づけ上手になろう。

片づけにまつわる日本での著書はミリオンセラーを記録し、アメリカでも大人気の片づけコンサルタント、近藤麻理恵さん(通称こんまりさん)初の絵本作品です。
りすのキキとミミズクのジャックス、正反対の性格の2匹が登場するかわいらしいストーリーで、こんまりさんの片づけイズムをシンプルに理解することができ、片づけが苦手な私にも「こういう考え方なら私にもお片付けできるかも・・・?」と希望を持たせてくれました。
2歳の娘は純粋にイラストとストーリーのはしばしを楽しんでいるようで、それぞれの視点で親子楽しく読んでいます。
お洋服のたたみ方が紹介されていたりして、自然と娘の片づけ脳が育つことを期待しています。

 購入や本の詳細に関して、出版社の公式ページをチェックする 

 

 

ヤマト屋書店のおすすめ絵本もチェック

machicoのInstagramでは、ヤマト屋書店official(仙台エリア)のアカウントをフォローしているのですが、そちらではおすすめ本の紹介が日々アップされています。
その中から、気になる絵本紹介のポストを発見!こちらでご紹介させていただけることになりました。
 

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『うまれるまえにきーめた!』

著者:のぶみ

胎内記憶のある子どもたち100人に聞いて描いた作品。
「うまれるまえに、じんせいをきめるのじゃ」 
お空の上のはるか遠いところ。
これから人間に生まれようとしている子どもたちが、神さまとみんなで話し合います。 
「なんさいまで、いきたい?」
「おおきくなったら、なにになりたい?」
「けっこんは、する? しない?」
「おかねもちとにんきもの どっちがいい?」
「ひとからいわれてうれしいことばってなに?」 

ママのお腹へと行く前に、一人ひとり、やりたいことを決めるのです。
そしてママを選ぶときに、ある決心をします。
それは……? 
ベストセラー『このママにきーめた!』続編の絵本。 “せかいじゅうさがしてもママにしたいひとはひとりだった” 

ママたちの出産や育児の不安をやわらげてくれるそんな絵本です! 

 

 ヤマト屋書店 official(仙台エリア)のInstagramをチェックする 

※Instagram掲載の商品をお求めの際は、取り寄せとなる場合がございますので予めご了承下さいませ。

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のぶみさん、人気の作家さんですよね。
こちらの作品の前編『このママにきーめた!』の制作秘話を、のぶみさんがラジオでお話しされているのを聞きましたが、胎内記憶のある子どもたち100人にインタビューをしたなんて本当にすごい!とても興味深い作品です。2冊あわせて読みたいですね。
私は帯の一文を読むだけで泣けてきます・・・。

 

 

贈りものにしたい絵本紹介、いかがでしたでしょうか?ああ、本て本当にいいものですよね。
SNSでは「7日間ブックカバーチャレンジ」として、みなさんが好きな本を紹介する投稿もたくさん見られるこの頃。
その人の人となりを形作るのに少なからず影響しているであろう本の数々を目にすることは、知らなかった一面を垣間見るようでドキドキします。
これからも私は、確かに自分の一部となり、目に見えない魅力を醸成してくれるような本との出会いを求めて、日々ブックハントを続けていこうと思います!
みなさまも、素敵なおうち時間、読書時間をお過ごしください。

あなたが贈ったことがある、贈られたことのある絵本をおしえて!贈りたいと思った絵本でもOKです。

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【応募締切】2020年5月31日(日)
【当選発表】メール送信をもって発表とかえさせていただきます。

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