2019年09月25日
TALK Vol.11 三代達也さん
-各界で活躍されている方にインタビュー。すてきに生きるヒミツを探ります。

18歳の時にバイク事故で頸椎を損傷、四肢に麻痺が残り車いす生活へ。身も心もどん底のリハビリ時代に、人生の師匠と呼べる男性に出会って少しずつ自分を取り戻し、28歳で23カ国42都市以上を回る車いす世界一周を成し遂げてしまったツワモノ三代達也(みよたつや)さん。2019年7月18日には、世界一周の記録をまとめた『No Rain, No Rainbow 一度死んだ僕の、車いす世界一周』という書籍を発表されました。

 


世界一周中、待ち望んだボリビア ウユニ塩湖で、奇跡の一枚。(著書の表紙写真としても使われています)


そんな三代さんが、「何となくもやもやしている時は旅に出よう」と語る理由とは?2020年のオリンピック・パラリンピックイヤーを目前に、世界の人々をおもてなしする上でも大切な、心のバリアフリーについてもうかがいました。

車いすのお客様を会社に迎えるのははじめての編集部。
はじめてバリアフリー目線で社内を見回して、会議室のドアってこんなに狭かったっけ?8階まで呼び出してしまって大変じゃなかったかな?とドキドキ。
そんな中三代さんは、はじめての建物内でもすいすい軽やかに移動して来てくださいました。車いすもなんだかスポーティでかっこいい。スマートなデザインで、狭いと感じた会議室のドアもなんなく通り抜けられていました。

 

 

世界一周3カ国目でまさかの帰国!?
フィレンツェでの絶望と奇跡。

さて、まずは何より気になる世界一周について。バリアフリー目線での旅のノウハウや、日本ではありえない事件の数々が収められた書籍『No Rain, No Rainbow 一度死んだ僕の、車いす世界一周』の中で、特に印象に残っているエピソードをおしえていただきました。

「世界一周で三代といえばこのエピソードというのが3つほどあるんですが、せっかくですからmachicoならではのお話をしたいですよね・・・どうしようかな」

悩んでくださっていたので、すかさず書籍を読んだ編集部がいちばんお気に入りのエピソードはいかがでしょうか?と提案。「それは他のメディアでは詳しく話したことがないかも」ということでお話しいただきました。

 

「世界一周をはじめて3か国目のイタリアで、車いすが壊れたんです。ローマのでこぼこ不ぞろいの石畳をがたがた走り続けたら、前輪のキャスター部分にガタがきてしまったようで、次に訪れた都市フィレンツェで、いきなりキャスターがポロっと取れてしまって。
わ、まずいなコレ、どうしよう?と茫然としていたら、イタリア人ファミリーのパパが“トラブル?”ってあまり得意じゃなさそうな英語で声をかけてくれたんです。僕は英語しか話せないから“イエス、トラブルトラブル”と答えて、ジェスチャーでキャスターが取れたことを伝えました。パパが調べてくれてキャスターを止めるネジがなくなっていることがわかったのですが、こんな石畳でネジが見つけられるわけがないとますます途方にくれてしまったんです。そうしたらパパが、どうやったら直るか相談しようと言ってくれて、まず子どもたちに“このへんにネジが落ちているはずだから、探してそんな感じのものがあったら持ってこい”と、次にママに“ネジを止めるには工具が必要だから、どこかから探してきて”と伝えて、“俺はここで他に必要な部品はないか、どうやったら直るのかをこの人と話すから”というようなことを言って、子どもたちとママは“はい!”と返事をして、ばらばらと別れていきました。
場所がサンタマリアデルフィオーレ大聖堂という観光地のど真ん中のちょっと横だったので、その頃には人も集まってきて結構な騒ぎになっていました。イタリア版人力車の車夫たちも同じ車輪の乗り物だということで、あーだこーだアドバイスはしてくれたのですが、あまり役には立たず笑。
まずはママが近くのスポーツショップの店長を呼んで工具箱を持ってきてくれました。そうしたら、結構離れたところで子どもたちが、“あー!これじゃない?”という感じで叫んで、何かを持ってきたんです。僕はそのネジ自体をあまり見たことがなかったから、半信半疑でいたところ、パパたちがカチャカチャやっていたらネジがはまって、これだ!って。その他には特に破損していなかったようで、ネジをつけたとたんシャーとキャスターが回ったんです。

 

 

これはもう、奇跡だと思いました。騒然としていた現場が、キャスターが回った瞬間、歓声が上がって歓喜の舞がはじまったり、“おまえよかったなー”ってみんなでハイタッチしたり。僕も“グラッツェグラッツェ”と言い続けていました。その騒ぎがひとしきり終わったら、何事もなかったようにみんなさーっとはけていって、それぞれの人生に戻っていったんです。僕はずっと助けてくれた人たちの背中、特にその家族の背中にお礼を言い続けていたんですが、気が付いたら僕の目からは涙が流れていました。
つい数分前まではもう終わったなと思っていたのに、まだ世界一周23か国を回る予定のたった3か国目なのに帰国も考えて。だって車いすが動かないんですからね。1ミリも。そこからの上がり方が本当にすごいなって」

 

 

うーん、そんなドラマが日常的に起きてしまうのが、旅の大きな魅力のひとつですよね。

この他にも書籍にはぐっとくるエピソードがいろいろ収められています。「パリで2日目にして5万円盗まれたけれど、ピエールのおかげで最後にはパリを好きになった話」や「信じるべきか否か、謎のインド人がパルテノン神殿に連れて行ってくれた話」はぜひ書籍でお楽しみください。

 


アテネの世界遺産で出会った謎のインド人と。

 

 

つらい雨の時期があったからこそ、
今少しずつ人生に虹がかかっているんじゃないか。

三代さんの初めての書籍には、本当にたくさんのメッセージが込められていると思うのですが、どんな方に読んでほしいでしょうか?

「やっぱり僕と同じ心境だった人や同じような体の人たちに届いて、何か一歩を踏み出すきっかけになったらいいなというのが、この本が出た時に一番思ったことですね。そのためにこの本が出ると決まった瞬間に、電子書籍も必要だとお願いしました(現在は電子書籍版も発売中)。僕は手も不自由だから紙の書籍を読むのがすごく大変なので、手の不自由な方にもこの本を届けたくて。
この本は『No Rain, No Rainbow』がメインタイトルなんですが、これは僕からの読者へのメッセージなんです。この言葉は僕が世界一周を終えてから、ハワイでバリアフリーツアーのロケの仕事をしているときに、旅のプロ 山下マヌーさんにもらいました。
2人で車で島内を一周している時、いつも雨が降っている場所に行きあったんです。“ここは山間だから雨が降りやすいんだよ”とマヌーさんにおしえてもらったとき、僕は“ここに住んでいる人はかわいそうですね”って答えました。そうしたらマヌーさんが“No Rain, No Rainbow 雨が降るから虹が出るんだよ”って教えてくれて。
その言葉をもらったとき、僕の心にそれまでの人生がずーっとフラッシュバックしたんです。あ、今これだけ幸せな人生をおくれているのは、それまでのつらい経験があったからなんだと。車いすになってから2年くらい落ち込んだ時期もあったけれど、そのつらい雨の時期があったから、今少しずつ虹がかかっているのかな、あれは必要な雨だったのかなと思ったら、すべての人にこの言葉はあてはまるなと思いました。
例えば働いていて人間関係がつらくなって、辞めたり夢をあきらめたり自殺を考えたり、それだけで自分はもうだめだと思ってしまうかもしれないけれど、そういう時期を全部ストレートに受け止めないで、これは必要な雨なんだとどこかで思ってもらえたら、絶対その後に虹はかかると思うんです。そういった意味では、すべての人にこの本を手に取ってもらえたらと思います」

 

 

確かに本を読み進めていくと、三代さんの行動や思考にはっとさせされる部分も多々あり、どんな方が読んでもメッセージやパワーを受け取れる一冊になっているように思います。
編集部が読んだ書籍も、気になる部分に付箋を貼っていったら最後にはこんな感じに。読む人それぞれ、読む時々で、気になる部分はきっと違うのではないかなと思いました。

 

 

 

“助けて”は出会いのツール。
障害を価値として捉えることができる。

世界一周を経て、たくさんの人と関わり助けられたり助けたりを繰り返して、三代さんがたどり着いた「世界はバリアであふれている。でもあらゆるバリアは、人の手で越えられる」という答え。
困っている人を見かけたら、私はすかさず声をかけられるだろうか?手をさしのべられるだろうか?断られたらどうしよう、嫌な顔をされたら?そう躊躇してしまうこともあると感じます。
けれどそれは2020年オリンピック・パラリンピックがひかえている日本で、海外の方をどう迎えるのか、体が不自由な方はもちろん、日本がはじめての方や日本語に不慣れな方を、どのようにおもてなしするのかにも関わってくる問題。
日本を、日常を、ソフト面でバリアフリーにするための、私たちの心の持ちよう、具体的な“声かけ”や手助けは、どんな風にしていったらいいでしょうか?そんな質問も投げかけてみました。

「世界を旅していて、いろいろな人たちが声をかけてくれる方法は本当に千差万別でした。いきなり車いすを押してくれるおばあちゃんもいたし、丁寧に中腰になって話しかけてくれる人もいれば、フランクに“ブラザーどうした”って言ってくる人もいて。それはこう声をかけましょうって教育を受けてきた話しかけ方じゃないんですよ。それぞれが自分の思ったことをそのまま行動に移しているだけというか。
困っている人が目の前にいても、これまでの経験や恥ずかしいという思いがあって、なかなか一歩踏み出すことができないのであれば、まずはめいっぱい困っていそうな人を見つけて声かけてみるのがいいと思います。“何かできることありますか?”って。シチュエーションも完ぺきにわかっていた方が声はかけやすいんじゃないかな。例えば段差の目の前で車いすをがっちゃんがっちゃんやっていて、明らかに登りたいけど登れていない人とか、上り坂でなかなか上に進んでいない人を見つけたら声をかけてあげる。
その時にいちばん大事なメンタリティとしては、目の前にいる人が何年後何十年後かの妻だったら、お父さんお母さんだったら、子どもがもし障害をおってしまったら、その人たちが目の前で困っていたらどうするか?と考えること。もちろん助けますよね。だけど他人だから怖いし、手伝ったことでなにか起きたら嫌だと思う。だからそれを少し自分事、お隣さんごと、お友だちごとにして考えることができたら、もうちょっと心の距離が近づくんじゃないかと思います」

 

 

編集部の私は1歳の娘の子育て中ですが、ベビーカーで外出すると娘と2人ではいろいろ大変なことが多くて、すぐまわりのおばちゃんたちに助けを求めてしまいます。車いすユーザーの方とベビーカーを押す子育てママって、外出時の困りごとが似ているようで、勝手なシンパシーを感じてしまいました。
サポートする側が“何かできることありますか?”と声をかけることはもちろんですが、車いすの方も、ベビーカーのママも、体の不自由なご年配の方も、その他の方も、困っていたらもっとまわりを頼ってもいいですよね。

「そうなんです。健常者の友だちからは、“お前らがどういう助けを必要としているか、言ってくれた方がわかりやすいじゃん”とすごく素直に言われました。
もし僕らが助けを求めて、段差一段を車いすで登るのを手伝ってもらったら、僕たちはすごく感謝をします。自力ではできないことを手伝ってもらったわけだから。でも車いすを押して手伝った人にしたら、こんな小さなことでそんなに感謝されるんだって気づきになりますよね。そうしたらその人は次に同じような人を見かけたら手助けすると思うんです。友だちは“そんな連鎖が生まれていったらいいから、やっぱりお前ら側からもどんどん声をかけていこうよ。お互いに声をかけあえば倍々で意識が広がっていくんじゃないの”って。
日本人は結構がんばっちゃう節があるので、困ったときやつらい時は無理をしないでお互いに“助けてください”“何かできることありますか?”と言い合える関係になれるといいと思います。
これはよくお話しするんですが、“助けて”は僕らだから使える出会いのツールだと思うんです。助けてもらうことによって、その間会話も生まれるし、世界を広げるきっかけにもなる。障害を価値として捉えることができるんです。僕らアクティブな車いすユーザーがどんどん外に出て、そんな風にまわりとコミュニケーションをとっていくのが一番なんじゃないかなと今は思っていますね」

 

 

まずは初めの一歩が大切なんですよね。1度声をかければそれが経験になり知識になり、次の行動への後押しとなる。断られてもそれを笑い話に変えて、次に!なんにせよ、自分から声をかけられる人、声を発せられる人はすてきだなと思うのです。

 

 

知らなかった世界を無我夢中で楽んだ先で、
ひとまわり成長した自分に出会える。

それではここで再び旅のお話し。三代さんが今後行ってみたい国はあるのでしょうか?

「実は11月に2週間ちょっとの期間でアフリカ縦断を考えています。エジプト、中央アフリカのサバンナ、あとはどこかプラスアルファで訪れて、いちばん最後に南アフリカの喜望峰を見てゴールしようかなと。世界一周中にインドで倒れてしまったので、その間に行く予定だったアフリカに行けなかったんです。だから今年中にリベンジして、本当の意味で世界一周を達成したいと思っています。
今回もひとり旅の予定ですが、今HISさんがスペシャルサポーターになってくれているので、エジプトやケニア、南アフリカなど現地のHISの支店があるところでは、僕が車いすでいろいろな土地を巡っている写真やムービーを撮影してもらおうと思っています。それをリアルにみてもらうことはすごく大きいことだと思うので」

 

いいですね!SNSやブログで発信される情報が楽しみです。
ここまでいろいろうかがってきましたが、三代さんを魅了し突き動かす、旅の魅力って一体なんなんでしょうか?

「今話してきたことで感じてもらえたかもしれませんが、シンプルにやっぱり出会いが一番かなぁ。
それと、人の生活にはふだんのルーティンと違う行動をすると必ず何か起こるんですよ。帰り道を1本変えるだけでも、知らなかったお店を発見したり、ここにこんなに吠える犬がいたんだと眺めていたら飼い主が出てきてお話ししたり。旅の魅力ってルーティンの生活と真逆の非日常的なもので、そこで現れるイレギュラーな問題やアクシデントを無我夢中で対処していると、気が付いたら勝手に人間が成長していて、世界観や視野がどんどん広がっているんです。
会社でミスをしても、それまでだったら100%怒ったり悲観したりしていたのを、旅を経験することによって、別の考え方や受け止め方できるようになったりする。かくいう僕も昔はWEB上に書かれた僕に対するネガティブなコメントをダイレクトに受け止めてダメージを受けていたけれど、今は、それを書いている人は全然知らない人だし、世界中にはもっといろんな境遇で生きている人がいるし、こんなコメントが書けたりそれがニュースになるくらい平和な世の中なんだなという風に俯瞰できるようになりました。それはやっぱり旅のおかげだと思います。自分自身の心の余裕が、気が付いたら出来上がっているというのは旅の魅力ですね」

 

 

やっぱり一人旅がいいですか?

「一人旅はおもしろいですよ。1人だと自分のまわりの半径1メートルくらいが自分なだけで、あと全部体感しないといけないというか、360度パノラマで全部自分の世界になるので、フルにその旅行先の世界が体験できるんです。ツアーだったら何人かで行く方がもちろん楽しいけれど、でも自分の中で変わりたい、何かを起こしたいとか、何かもやもやしたものがあるのであれば、1人で飛び出してみるのがいいと思います。
たとえ旅が目の前の問題解決になるとは思えなくても。旅に出ると自分がそれまで抱えていた悩みとはまた別の課題が見えてきて、いい意味でこんなことで悩んでいるなんてもったいないと思えるようになります。
例えば安月給で働いていて仕事のやる気をなくしているときにタイを旅をしたら、タイのスラム街で笑顔を輝かせている現地の子どもたちに出会って、彼らはなんで大変な世界に生きているのにあんなに笑顔でいられるのだろうと考えるきっかけをもらったりする。そしてそんなスラムの子どもたちをボランティアでサポートして彼らを笑顔にする方が、1日1食の貧しい生活になっても、今の仕事より価値があるんじゃないかという発見につながるかもしれない。勝手に未来の扉が開いているんです」

 


悪路の果ての絶景、ペルー マチュピチュ。

 

そう語りおおらかに笑う三代さん。いくつもの出会いに磨かれ、想像を超えるアクシデントを乗り越え、大きく柔らかになった心を、彼の言葉のはしばしから確かに感じました。

 

「海外にこだわらなくても、自分で飛行機に乗ってどこかに行くことですごく成長すると思います。仙台空港から直行便で行けるなら、せっかくだったら沖縄とか、海外ならバンコクがおすすめです。タイは日本と比べたらバリアは全然整っていないですが、最もソフト面のケアで旅が楽しめた場所ですね。みんなが笑顔で受け入れてくれて、行きたいところにどこにでも行けたという実感がタイは一番大きかったです。はまってしまって1か月くらい滞在していました」

 

うーんどんどん旅に出たい熱が高まってきた編集部です。

 

 

誰かの人生が変わる
きっかけをつくれる人間になりたい。

最後に、今後の活動していきたいことや目標、10年後の未来像についておうかがいしました。

「やりたいことをやろう、後悔のないように生きよう。その思いをベースにすべて行動しています。そのやりたいことが、今は旅だと思っています。
旅の仕事で言うと、外に出たい人をどうにか手引きして連れ出してあげられるようなバリアフリーツアー系の仕事はどんどん続けていきたいですし、今はツアーを監修しているだけですが、今後は一緒に旅行に行く企画の実施も考えているんです。ちょうど来年三代と行くハワイというような企画が動きだしていて、もう7人か8人くらい手が上がっています。ただ送り出すだけじゃなくて、一緒に旅を楽しみたいなと思います。
ハワイツアーは車いすの方だけの旅ももちろんいいですし、健常者の方も一緒に行って新たな価値観の共有もできたらうれしいですね。これからも旅を通じてできることの幅をどんどん増やしていきたいです。
10年後の明確な目標は全然考えていないんです。なぜかというと10年前、僕は病院で引きこもっていたんですよ。そこで師匠やいろいろな人に出会ったおかげで今はこんな人生になっているなんて想像つかなかったじゃないですか。2年前世界一周に行く前は、旅が仕事になることすらもまったく想像できなかった。だからあえて考えたくないというか。自分のやりたいことを、一心不乱に突き進んでいったら何が起こるのかを逆に楽しみにするような人生を、今後も送っていきたいなと思っています」

 

 

それでは逆に、10年前のご自身に今声をかけるなら?

「10年前といえば21歳か、東京に出てくる前ですね。多分未来はこうなっているから今はこうしろという風に答えは言わないと思います。僕がリハビリ施設でお世話になった師匠と同じように(三代さんの師匠というのは、リハビリ施設で同部屋だった都内で工務店の社長をしている男性。三代さんに車いすではじめて新幹線で一人で帰省するようにアドバイスしたり、東京に出てくるように誘ってくれたり、三代さんの人生を動かすきっかけをたくさんくれた恩人です)。
“チャンスは足元に常に落ちているんだ。だけどそれを発見できるかできないかはお前次第だ”。10年前に師匠に言われて当時は意味が全然わからなかった言葉です。その時は“そんなもの落ちてない、環境が変わらないんだから”と思っていました。でもきっと今の僕も10年前の自分に同じ言葉をかけるかもしれない。チャンスは常に足元に落ちているんだけど、その量も数も大きさもその時はわからない。でもそのひとつひとつを何とかつまんできたから今になっているわけで、今でも常にチャンスは足元にあるんだと思います」

 

どんどんきっかけを与え続けてくれた師匠は本当に偉大ですね。

「そうですね。この間初めて講演会に来てくれたんですが、ずっと腕組みして、僕がどんなにネタを振り込もうともひたすら真顔で、もう緊張してめちゃめちゃ噛みましたよ。
いつも電話で話す時は、“まあ無理せずやれよ”って言ってくれます。そういう人になりたいなと、常に思っていますね。師匠みたいに、誰かの人生が変わるきっかけをつくれる人間になりたい、それが人生の目標です」

 

 

190㎝の高身長から、車いす生活130cmへと急変化した三代さんの目線。
高いところから遠くを見渡すのではなく、目の前の課題にじっくり向き合って乗り越える、楽しむようになったことで、反対に見える世界は広がって、自分にとって大切なことがクリアに捉えられるようになり、いつの間にか師匠の言う“足元のチャンス”を自分のものにしていたんですね。
三代さん、貴重なお話しをありがとうございました!

 

 

私たちも、同じことでぐるぐる悩んだり、なんだかもやもやしていたら、新しい視点を持つことが大切なのではないでしょうか。
気が付かない間に狭くなった視野を、旅はすーっと驚くほど自然に広げてくれる。
今の自分を超えるためのブレイクスルーに、そろそろ旅はいかがでしょう?

 

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