せんだいタウン情報 マチコ

2019年04月04日
[編集長コラム] 売り手よし、買い手よし、世間よし、そして働き手よしの「四方よし」
編集長コラム~仙台・宮城、時々山形~
編集長コラム~仙台・宮城、時々山形~

 

みなさん、こんにちは。
せんだいタウン情報machico編集長の門脇佐知(かどわきさち)です。

これまで座談会やツアーなどでお会いした方もいますし、はじめましての方もいると思いますが、もっとみなさまと距離を近づけていけたらいいなと、これまで、編集長ブログとしてアメブロで発信してきた情報をmachicoサイトでも発信していくことにしました。

アメブロでは、大学時代&新社会人時代に呼ばれていたニックネーム「さっちん」をそのまま愛称としていましたので、年甲斐もないですがこれからもみなさま「さっちん」と気軽に呼んでいただければ嬉しいです♪


 

さあ、記念すべき第1回目の記事は
先日、仙台市地下鉄国際センター駅の2階にある、青葉の風テラス 多目的ホールで開催された、『仙台「四方よし」企業大賞 フォーラム2019』の様子です。

 

 

「三方よし」

この言葉、聞いたことがある人も多いと思います。
現在の滋賀県にあたる近江に本店を置き、江戸時代から明治時代にわたって日本各地で活躍していた近江商人が大切にしていた3つの「よし」です。

 

「売り手よし」
「買い手よし」
「世間よし」

 

これは「商いは自らの利益のみならず、買い手である顧客はもちろん、世の中にとっても良いものであるべきだ」という現代の経営哲学にも通じる考え方です。

 

これに仙台市では「働き手よし」という考え方をプラスし、持続的に成長するまちには、「四方よしイノベーション」が必要と、本業による地域貢献と働きやすい職場環境づくりといった働き方改革を実践する地元企業の表彰を行っています。

 

先日(3月13日)、仙台「四方よし」企業大賞[フォーラム2019]が開催され、過去3回の大賞企業のパネルディスカッションや、現代の近江商人に学ぶ講演などが行われました。

 

平成30年度の受賞企業は、
大賞:株式会社セレクティー(個別教室のアップル 家庭教師のアップル)
優秀賞:
株式会社ミツイ株式会社ユーメディア
です。
ユーメディアは私の働いている会社です。
少しずつ行ってきた働き方改革の取り組みが評価されたことは、社員としてもとても嬉しいことです。

 

フォーラムでは、たねやグループCEOの山本昌仁氏による現代の近江商人に学ぶ、「たねや」の三方よし経営と哲学と題した講演がありました。

 

「たねやは、地域に教えてもらいました。育てていただいたんです。」
PTAや町内会などに積極的に参加すると、地域があって自分たちがあることを意識することができると言います。
商いの道は人の道として、常に社会に役立っているかを考え、守らなければならないことはしっかり守り、変えなければならないことは変える。
そして働くスタッフが、会社に入って喜んでいるか、これがとても重要。楽しいと思って働いている姿は、お客様にも伝わります。

 

働き方は、時間から成果へ、考え方をシフトし、いかにみんなに喜んでもらえる働きができるか、この視点を忘れずにこれからも課題に取り組んでいかれるそうです。

 

豊かで活力ある未来を創る、持続可能な開発目標(SDGs)の考え方は、“誰一人としてとりのこさない社会をつくる”ことにあります。
世界の目標を会社の目標にして取り組み、世界に発信していくことをこれからも続けていく「たねや」さんにますます注目していきたいと思います。

 

その後、歴代の受賞企業によるパネルディスカッションも行われました。
30年度大賞を受賞されたセレクティー(個別教室のアップル)さん、29年度大賞のサイコーさん、28年度大賞のお茶の井ヶ田さんが参加されました。

 

株式会社セレクティー(個別教室のアップル)代表取締役畠山明氏は、お客様と1対1で接するように、社員とも1対1で向き合う時間を意識して作っているそうです。

お給料も声をかけながら手渡ししているなんて、とても大変なことだと思いますがそれでも続けていることが素晴らしいですね。
家族記念休暇や、社員の事情で他の地域に引っ越しすることになっても、テレワークで働ける環境を作ったりと社員がモチベーション高く働ける取り組みを積極的に実施されています。

 

株式会社サイコー代表取締役齋藤孝志氏は、社内にいくつかある委員会は若手社員が活躍できる場にしているそうです。

自ら考え取り組むことで、社内を活性化させ社会貢献にもつながる、その取り組みは仕事の上でもきっとお客様に伝わると思います。
その取り組みの中には、社員の家族も参加できる野菜づくりもあり、みんなで一緒に「しあわせづくり」を行っているそうです。

 

お茶の井ヶ田株式会社代表取締役の井ヶ田健一氏は、新入社員の親御さんにお願いして、これから社会人として巣立っていく子どものために手紙を書いてもらう取り組みをしているそうです。

内緒で書いてもらった手紙を入社式で披露することで、これまでの感謝の気持ちやこれからの自分の働きに誇りをもって取り組もうと、新入社員も胸がいっぱいになることでしょう。
涙あり、笑いありの入社式、素敵ですね。

 

 

私も会社では、ワークイノベーション委員会のBLENDA部会長として、さまざまな取り組みをしてきました。
働き方改革は、人としての生き方の見直しだとも思っています。ますます取り組みを推進してき、素晴らしい人生と仕事を実現していきたいと思います!

 

profile | プロフィール

編集長 門脇 佐知(Sachi Kadowaki)
ニックネーム さっちん

2010年machico立ち上げを行い、2011年からは編集長に就任。 社内では、ワークイノベーション委員会「BLENDA部会」部会長として、ワークもライフも大切にするポジティブな人生を送るため、いろいろなことにチャレンジ中です。 プライベートは夫と息子との3人家族。旅行とドラマ好きで、座右の銘は「しなやかに かつ したたかに」。

 

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