2018年12月25日
生産者の想いと取り組み [多賀城しろのむらさき]
生産者の想いと取り組み
「古代米を使ったブランド商品『しろのむらさき』の可能性を広げたい。」
多賀城味噌製造所 みそらの郷 加藤 真崇(まさたか)さん
 
うるち品種ともち品種合わせて4種類の古代米を生産。

「しろのむらさき」イメージ「ここ多賀城の田園で育てている古代米は、紫黒米うるち品種の“おくのむらさき“、紫黒米もち品種の“あさむらさき“、ちょっと珍しい品種の“関東黒もち208号“、そして今年初めて植えてみた緑米“アクネモチ“の4種類です」と話すのは生産者の加藤真崇さん。7年ほど前から古代米を作り続けています。
「多賀城での古代米づくりの歴史をたどると20年以上前に遡ります。最初は酒造りのためだけに別の方が育てていたのですが、その方が引退されるということで18年ほど前に後を任されたのが私の父。その後を私が引き継ぎ7年になります。田園があるのは特別史跡多賀城跡のお隣。古代米をアピールするために、観光で訪れる方の視線に入るこの場所が作付の地となりました」

 
「しろのむらさき」イメージ
絶対に避けたいのが品種が混じってしまうこと。

古代米を育てるにあたっては、白米を育てる時とはまた違った苦労があるのでしょうか。
「まず、古代米は病気に弱く倒れやすいことが挙げられます。それよりも、稲は基本的に自分で交配して種をつけるのですが、異なる品種を一ヶ所に植えると同じ時期に花が咲いた場合、違う品種同士が交配して白米に黒米が混じってしまう可能性があります。そうしたことを防ぐために成長の過程や時期には気を使いますね。また、近くで他の方が作られているササニシキやひとめぼれなどに古代米の花粉が付くことは絶対に避けなければならないので特に注意を払います」

古代米の未来に新たなやりがいと面白み。

平均的な収穫量はこの辺りだとひとめぼれの場合、一反10a当たり8俵、30㎏袋で16袋、480㎏。これに比べ古代米の場合は、一反10a当たり6俵、30㎏袋で12袋、360㎏。なかなか希少です。これを米粒の状態や米粉に加工して古代米商品を製造している業者の方にお届けしています。昔はどういう風に食べればいいのかがわからなくて、一般消費者の購入がほとんどなかった古代米ですが、今では直売店のJA仙台たなばたけなどで結構売れるようになりました。栄養価が高く美容や健康にいいということと、白米にスプーン1杯ほど古代米を混ぜて炊くだけで、お赤飯のような色味、もっちりとした食感が楽しめる手軽さから食べてみようと思う人が増えて、女性に人気があるようですね」

高い栄養価、もっちり食感が女性に人気の古代米。

「しろのむらさき」イメージ“しろのむらさき”ブランドの今後について加藤さんは
「今は麹づくりに力を入れています。古代米の良さを生かした紫色の麹。古代米粉などのほかに原料としての種類が増えれば、“しろのむらさきブランドの商品づくりの可能性も広がるはずですから。
これまで20以上の業者の皆さんと一緒に商品開発に携わってきて、今、生産者として古代米づくりの未来に新たなやりがいと面白みを感じています。今後、古代米を使ってどんな商品が生み出されるのかワクワクしています。それにしても不思議です。古代米がどうして黒いのか。そして、黒い表皮の中に栄養素があんなに詰まっているのはどうしてなのか。もしかしたら、古代米は食べ物が豊富ではなかった遥か昔、人類の存続を願って神様がくれた贈り物なのかもしれませんね」
多賀城産の古代米から生み出される様々な味わいと形の商品たち。“しろのむらさき”のこれからにますます注目が集まりそうです。

 
「しろのむらさき」イメージ
「しろのむらさき」ロゴ
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