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2018年04月18日
児童館で働こう。職員さん4名の一日に密着! [お仕事スケジュール]
児童館で働こう!職員さんそれぞれの一日の仕事
児童館で働こう!職員さんそれぞれの一日の仕事

仙台市の81施設を運営管理する『公益財団法人仙台ひと・まち交流財団』。児童館職員のみなさんは、日々子どもたちの元気な笑顔を育てています。 20代から70代までの幅広い年代の職員がいることで、乳幼児親子や児童に安心感が生まれているそうです。
前回は、児童館の仕事概要をお届けしました。今回はより具体的に児童館の仕事を知ってもらうために、実際に働いている4名の職員さんたちの仕事内容と生活スタイルに合ったそれぞれの一日の仕事のスケジュールをご紹介します。

 

児童館の仕事とは 児童館で働きたい方はこちら

 

児童館の仕事とは

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今回インタビューした職員のみなさん
今回インタビューした職員のみなさん

❶太田愛美さん 非常勤職員

❷牧野のぞみさん 非常勤職員

❸佐々木美穂さん 常勤職員

❹太宰明子さん 館長

 

 

❶太田愛美さん 非常勤職員

自分の経歴や経験が存分に生かせます。
仕事と家庭を両立できる職場環境です。

太田さんは非常勤職員として、主に児童クラブを担当しているほか、行事などのサポートも行っています。「児童クラブの子どもたちは、宿題を終わらせてからドッジボールなどをして遊んでいます。私たちは各部屋を見回りながら、1人でいる子を誰かの仲間に入れてあげたり、時にはケンカの仲裁をしたりしています」。以前は子どもたちと一緒に遊ぶことも多かったという太田さん。最近は人数が増えてきたこともあり、一歩引いた立ち位置で全員に目が行き届くように心掛けているそうです。「やりがいは、学生の頃から経験してきた多くの仕事や趣味が、児童館での遊びや行事にフル活用できること。隠し持っていた引き出しをすべてさらけ出している状態です」。
こう語る太田さん自身も子育て世代。週30時間の勤務は仕事と家庭を両立させるのにちょうどいいバランスと話します。「時間単位で年休が取れますし、シフトを変わってもらうこともできます。子どもの学校行事にも参加できるので、とても働きやすい環境です」。

太田愛実さん 仕事風景

子どもたちが遊ぶ部屋の清掃も行います
 

1日のスケジュール

10:15 出勤、日誌・引継事項確認、行事準備のサポートなど
12:15 休憩
13:00 児童クラブの準備(使用するおもちゃや折り紙などの準備)
14:30 児童クラブ登録児童受入(連絡ノートおよび出欠の確認)
16:15 4時帰り(一人帰り児童)見送り
17:00 中高生タイム、迎えに来た保護者への報告
18:00 児童クラブ延長時間対応、空いた部屋の清掃
18:15 退館

 

 

❷牧野のぞみさん 非常勤職員

子どもたちの元気さに負けないように
1人の先生として向き合っています

牧野さんは勤務歴1年目の非常勤職員。児童クラブの子どもたちの対応を中心に、行事の準備などのサポートも行っています。配属当初は緊張の連続で、子どもたちに接する時にも気を遣った面もあったそうですが、今は子どもたちの元気さに負けないように、一人の“先生”として自分に自信を持って接しています。「児童館に来たばかりの頃は一人でぽつんとしていた子が、自分から輪に入っていけるようになった姿を見ると嬉しくなります」。
先輩職員が子どもたちに接する様子を見ながら知識や技術を習得しているという牧野さん。研修にも積極的に参加していて、実技研修で学んだダンスは子どもたちにも好評だったそうです。「来年度からは自分で行事を手掛けてみたい」と話す牧野さんは、日々の業務を通してスキルを高めながら次のステップを目指しています。「児童館には、キャリアを重ねてきた方々も多くいます。児童館に2年間勤務すると常勤職員の試験が受けられますので、私もぜひ挑戦したいと思っています」。

牧野のぞみさん 仕事風景

保護者とのコミュニケーションも大切
 

1日のスケジュール

14:30 出勤、日誌・引継事項確認
15:30 児童クラブ登録児童受入(各部屋を巡回)
16:15 4時帰り(一人帰り児童)見送り
17:00 中高生タイム、迎えに来た保護者への報告
18:00 児童クラブ延長時間対応
19:15 児童クラブ延長終了、館内清掃・施設点検
19:30 退館

 

 

❸佐々木美穂さん 常勤職員

「楽しかった!」の一言がやりがい。
毎日、笑顔で帰ってもらいたいですね。

佐々木さんは、非常勤職員として10年間勤務の後に常勤職員となりました。「非常勤職員と常勤職員のどちらも子どもたちの支援を行うのが基本ですが、その違いは事務に携わる機会が増えることです。常勤職員は月ごとの来館者数をまとめて報告したり、行事の企画・立案を行うなど、児童館の運営により深く携わります」。
佐々木さんがこれまで務めてきた児童館は5ヵ所。その地域によって児童館のカラーは異なるそうですが、どの児童館で働いても職員同士のコミュケーションはとても円滑だと話します。「職員になりたての若い方から経験豊富な年配の方まで、いろいろな先生がいます。どの児童館もいい雰囲気で、何よりこの仕事に大切なチームワークが十分に発揮できる働きやすい環境です」。佐々木さんが心掛けているのは、子どもたちに笑顔で帰ってもらうこと。いつもと表情が違う子には声をかけ、嫌なことはその日に解消してあげられるようにしています。「楽しかったと言ってもらえるのが何よりのやりがいです」。

佐々木美穂さん 仕事風景

子どもたちとの会話も楽しいひととき
 

1日のスケジュール

8:45 出勤、開館準備(清掃、館内外の点検、遊具や来館者用カード準備など)
9:00 開館、日誌・引継事項確認、行事の準備、月報作成など
12:15 休憩
13:00 ミーティング、児童クラブの準備
15:30 児童クラブ登録児童受入(連絡ノートおよび出欠の確認)
16:15 4時帰り(一人帰り児童)見送り
17:00 中高生タイム、迎えに来た保護者への報告
17:15 退館

 

 

❹太宰明子さん 館長

子どもたちの創意工夫と成長を見守る、
そんなふれあいがこの仕事の楽しさです。

前職は小学校の教師だったという太宰館長。結婚・出産を機に教職を退きましたが、子どもと関わりたいという思いから児童館職員となり、主任を経て現職の館長へとキャリアを積んできました。地域の諸団体や関係機関との連携調整役という館長としての職務のほか、他の職員同様に開館準備や子どもたちの支援などに従事しています。「初めて来館された乳幼児親子同士を紹介するようなサポートも行います。多くの方に児童館を利用していただくのも館長としての仕事です」。そのほか、職員が楽しく元気に仕事ができるような環境づくりにも力を入れ、特に新人職員の育成にも気を配ります。「子どもたちだけでなく、職員の成長を見守ることもやりがいに結び付いています」。

太宰明子さん 仕事風景

子どもたちの見送りも行います
 

1日のスケジュール

8:45 出勤、開館準備(清掃、館内外の点検、遊具や来館者用カード準備など)
9:00 開館、日誌・引継事項確認、メールや郵便物、文書の整理、報告書作成など
12:15 休憩
13:00 乳幼児親子など自由来館者への対応(館内案内や初来館者同士の紹介など)
14:30 児童クラブ登録児童受入(各部屋を巡回)、連絡ノートの確認など
16:15 4時帰り(一人帰り児童)見送り
17:00 中高生タイム、迎えに来た保護者への報告
17:15 退館

 

 

よくあるお仕事Q&A
よくあるお仕事Q&A

Q1 初心者でも児童館職員として務まるのでしょうか?

A1 各館には常勤職員(事業職員)がいる他、学校や行政関係、児童館での勤務歴が長い館長が配属されています。館内OJTを通して、職員の育成に努めています。また、職種や勤務年数、業務テーマ別などの研修も年間を通じて行っています。

 

Q2 子育てや介護など、家庭の都合がある場合、休暇は取れますか?

A2 雇用職種によって、各種休暇制度があります。また、館の勤務体制や業務状況にもよりますが、1時間単位での有給休暇の取得も可能です。

 
 

応募
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資格あり・なし関係なく、真剣に子どもと向き合うことができるやる気が応募条件! 二通りの働き方を用意して職員を大募集しています。子どもが好きな方、子育て経験を活かしたい方、あなたの経験を活かしませんか?

 

児童館非常勤嘱託職員を募集しています。
(資格ありの方・資格なしの方、同時募集)

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