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2026年04月01日
【イベントレポート】会社は「自分たち」で変えられる!仙台市「多様で働きがいのあるジョブ・デザイン推進事業」最終成果発表会

仙台市内で働く皆さん、自分の職場の「未来」について、仲間と本音で語り合ったことはありますか?
2026年3月17日(火)、仙台市主催の「多様で働きがいのあるジョブ・デザイン推進事業」の最終成果発表会が開催されました。約1年弱にわたり、専門家と伴走しながら自社の組織づくりや制度見直しに取り組んだ市内中小企業。今回は、伴走支援を受けた4社が登壇し、プロジェクトを通じて生み出した「成果」と「今後の展望」を報告しました。
社員の自発的なアクションや、新制度導入に向けた熱気あふれる発表会の様子をレポートします!

鈴屋金物株式会社|全社一丸で作り上げた「キャリアパス」と評価制度の始動

従業員一人ひとりの頑張りをどう評価するか。その答えを出すため、各部署のメンバーが参加して徹底的な議論を重ねました。

 プロジェクトの成果  
各部署で仕事の能力や技量を細分化・可視化し、念願だった「キャリアパス」の設計を実現。さらに、このキャリアパスを軸とした評価制度の骨組みまで、短期間で一気に作り上げました。

 今後の展望  
令和8年8月から評価制度のテスト運用を開始し、10月からの本格導入が決定。鈴木社長は「伴走支援がなければ、ここまで早く精度の高いものはできなかった。実践し、失敗も経験しながら、会社をさらに良くしていきたい」と力強く語りました。

熊谷さん

 

 専門家からのコメント(株式会社セールスリンク 佐藤なな子氏)  
やり方をお伝えし、社員の皆さんが自社に落とし込むという形が非常にしっかりできていたため、短期間でここまでできたのだと思います。各部署のメンバーが集まり、細かい意見を出し合いながらまとめるなど、全員団結の力が素晴らしいと感じました。

仙台電気工事株式会社|社員発信のプロジェクトが始動!社内での嬉しい変化

「会社が変わろうとしている」。そのメッセージは、ワークショップに参加していない社員にも確実に伝播しています。

 プロジェクトの成果  
中堅社員主導による「スマイルプロジェクト」が発足。なんと先週、盛岡の営業所では社員が自発的に勉強会を企画・開催するという素晴らしいアクションが起きました。会社主導ではなく、自分たちで学びの場を設けたことで、技術向上だけでなく社員同士の距離がぐっと縮まったそうです。

 今後の展望  
笠原取締役は「社員が『会社をどうしていきたいか』を前向きに考え始めていると実感しています」と笑顔で報告。今後は年代や部門を変えてワークショップを継続し、社員の自発的な力を会社全体の成長に繋げていく方針です。

同事建設株式会社|対話から生まれた「同事クオリティ」の言語化とキャリアパス制度構築への第一歩

ベテランと若手が混在する現場で、どのように「人を育てる仕組み」を根付かせるのか。ワークショップを通して、その土台が固まりつつあります。

 プロジェクトの成果  
部門の垣根を越えたインナーブランディングを実施し、「工事品質への強い責任感」や「誠実さ」といった次世代に継承すべき自社の強みを言語化。さらに、専門家からのレクチャーを受け、若手向けのキャリアパス策定に向けた具体的な一歩を踏み出しました。

 今後の展望  
現在、ワークショップで出たキーワードを活用しながら、キャリアパスと人事評価制度の骨組みを制作中。毎年6月に行われる全社員面談を前に、5月中には制度を形にし、役員へ提示することを目指しています。誰もが迷うことなく自分が描いたキャリアへと進める仕組みづくりが着々と進んでいます。

 

 専門家からのコメント(株式会社セールスリンク 佐藤なな子氏)  
制度の運用が始まると、中間層や管理者層が『自分はできていないかも』とネガティブに捉えてしまう懸念もあります。しかし、今回のインナーブランディングのように“自分たちで気づき、役割に見合ったアウトプットを出させる仕掛け”があると、自然と必要な力量がついていくはずです 。

株式会社丸山運送|現場で生きる「人材ポリシー」とは、実践から得た確かな手応え

会社の伝統やカルチャーを明文化した『人材ポリシー』。それを浸透させ現場に落とし込むための実践的な取り組みが報告されました。

 プロジェクトの成果  
管理職向けの実践ワークショップと、その後の「振り返り会」を実施。「学んだことを現場で実践し雑談を増やしたら、拠点のみんなから『最近機嫌がいいですね』と言われ、雰囲気が良くなった」という福岡の拠点長のリアルな成功事例も共有されました。

 今後の展望  
今後は管理職向けだけではなく全社向けに定期的な振り返りの場を設け、人材ポリシーを体現する「ロールモデル」となる存在を社内に増やしていくことで、組織のさらなる強化を目指します。

 

 専門家からのコメント(株式会社アフターリクルーティング 池谷氏)  
皆さんが凄く考えて仕事をされているのが印象的でした。ワークショップで学んだことを行動に移し、周囲に変化を感じさせた福岡の事例は素晴らしいですね。日常の当たり前の行動が『自社らしい(丸山運送らしい)』と改めて気づく良い機会になったのではないでしょうか。

企業文化は戦略に勝る、そして「選ばれる地域」へ

各社の素晴らしい発表を受け、約8ヶ月間伴走支援を行ってきた株式会社ユーメディアより、愛情あふれるエールと総括が送られました。

「この8ヶ月間、皆さんが組織のあり方や人の育ち方に真っ直ぐ向き合う姿や、現場での力強いアクションを拝見し、伴走する私たち自身も何度も心が震えました 。

ピーター・ドラッカーの言葉に『企業文化は戦略に勝る』というものがあります。どんな施策や制度も、土壌となる『カルチャー』がしっかりしていなければ大きく育つことはありません。企業文化とは、皆さんが今回経験されたように、意見を交わし、悩み、現実から目を背けずに向き合っていく過程の中でこそ創られていくものだと思っています。ぜひ、自社の企業文化を創り始めたことに大きな自信と誇りを持って進んでいってください。

こうした取り組みが仙台、宮城、東北の企業に広がっていけば、やがてこの地域全体が『働く場所として選ばれる』という素晴らしい未来に繋がるはずです。これからも力を合わせて、一緒にその姿を作っていきましょう!」

企業の垣根を越えて|熱気あふれる「交流会」

発表会の後は、参加企業の皆様による交流会が行われました!

各テーブルには、異なる企業から1〜2名ずつが参加し、伴走支援を行った専門家の池谷さんや佐藤(なな子)さん、運営メンバーも交えてのざっくばらんな意見交換がスタート。

「あの施策、実際にはどうやって進めたんですか?」「うちの会社でもこういう壁があって…」など、先ほどの発表では聞ききれなかったリアルな疑問をぶつけ合う姿が見られました。組織を変えるという決して簡単ではない道のりを歩んできた同志として、互いの苦労を労い合う温かい場面も。

自社の中だけでは得られない気づきや、企業の枠を超えた“横のつながり”が生まれた充実のひととき。参加された皆さんの、やり遂げた後のスッキリとした笑顔がとても印象的でした。

参加された企業の皆様、長期間にわたるプロジェクト、本当にお疲れ様でした!

《仙台市》
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