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2025年01月29日
2025年2月1日(土)から宮城「県産県消」フェアがスタート!宮城を支える生産者と食材に出会おう

2025年2月1日(土)から宮城「地産地消」フェアがスタート!宮城を支える生産者と食材に出会おう

2025年2月1日(土)から宮城「地産地消」フェアがスタート!宮城を支える生産者と食材に出会おう

都会的な街並みだけでなく、大自然に抱かれた山・海・里の美しさも宮城を象徴する絶景。宮城の豊かな土壌や恵まれた気候、そして手間を惜しまない生産者の仕事が、バラエティに富んだ上質の食材を生み出しています。

そんな宮城県産食材をカジュアルなイタリアンで楽しめるメニューフェアが、2025年2月1日(土)からの1ヶ月間、仙台市青葉区一番町の『Route 227s’ Cafe TOHOKU』で開催されます。今回は、フェアの主役食材を手掛ける生産者を訪ね、おいしさのヒミツを探ってきました。

記事の最後には、フェアで味わえるメニューについてもご紹介します。

 
 

糖度はフルーツ並み!宮城名産の冬野菜「ちぢみゆきな」

守正紀さんの「ちぢみ雪菜」畑

仙台市太白区中田の細い農道を進んだ先に、守正紀さんが日々精魂込めて世話をする畑があります。太陽の光をたっぷり浴び、大地のエネルギーを蓄えて、濃く鮮やかなグリーンの輝きを放っていたのは、仙台で古くから栽培されてきた「ちぢみゆきな」です。
 
一般的なゆきなは、11月中旬から12月上旬までが最盛期ですが、ちぢみゆきなが店頭に並ぶのは12月中旬から3月まで。あえて冬の厳しい環境に置くことで、葉が寒さから身を守ろうと独特のちぢれをつくり、肉厚になります。驚くのはその甘さ!守さんが出荷するちぢみゆきなは、なんと糖度が12~13度と、桃やみかんと同等の甘みがあるのだとか。

守さんが出荷するちぢみ雪菜

10年以上前からJA仙台のゆきな生産部会の会長を務めている守さん。お祖父様の代から続く農家で、初代会長の勧めでお父様がちぢみゆきなの生産を始めたのだそう。カロテンやビタミンCが豊富なちぢみゆきなは、甘くてクセがなく、どんな料理にも合わせやすい食材。「豚肉と一緒にしゃぶしゃぶして食べたり、辛子和えにしたり、ベーコンと一緒に炒めたりしてもおいしいですよ」と守さん。現在は、30aの畑で生産しています。
 
農薬は必要最低限に抑え、出荷前は散布をやめて、食べる人の安全や環境保護を考えながら栽培しています。独特のちぢれと甘さを出すのに寒さは欠かせませんが、雪が積もると葉が凍ってしまうため、天候をみながら不織布をかぶせるなど雪対策も行っているそう。

ちぢみ雪菜の生産

「宮城の土壌の良さや温暖な気候が、四季折々のおいしい野菜を育んでいるのだと思います。ちぢみゆきなは他の地域でも生産されていますが、宮城産は甘さが違うんですよ」と教えてくれた守さん。シャキッとした歯ざわりとフルーツのような甘さを持つちぢみゆきなは、まさに料理の主役にふさわしい存在感です。

 
 

“日本一”のブランド牛「仙台牛」の圧倒的なおいしさ

高橋林太郎さんと「仙台牛」

牛肉のランクを表す牛枝肉取引規格のうち、最高位であるA5とB5しか認められない唯一のブランド牛が「仙台牛」です。大崎市三本木にある牛舎を訪ねると、約80頭の牛を世話する高橋林太郎さんの姿がありました。
 
高橋家が牛の肥育を始めたのは昭和48年頃。お祖父様はホルスタイン種と黒毛和牛を育てていましたが、お父様の代で黒毛和牛のみに切り替えました。素牛(※)の目利きを磨き、試行錯誤を重ねて肥育をするうち、その肉質は日本一厳しいとされる仙台牛を名乗れるまでに。令和5年度は、販売頭数のうち約87%が仙台牛と認められました(古川農協肉牛部会の平均仙台牛率は80.6%)。

※肥育前の子牛のこと

「仙台牛」

令和元年頃からは林太郎さんが経営を引き継ぎ、お姉様にも協力してもらいながら、奥様と一緒に牛を管理。同じ牛舎では経験豊富な叔父様も黒毛和牛を肥育しています。林太郎さんがお父様から教わったのは素牛の見極め方のみ。肥育法や飼料などは、何度も失敗を経験しながら徐々に確立してきたのだとか。それでも、「目指す肉質にはまだたどり着いていません」と話します。

「仙台牛」を育てる人々

林太郎さんが目指すのは、「脂があっさりしていて甘みがあり、赤身もしっかりと旨みが感じられる肉」。オレイン酸の含有量を高め「さらっとした脂」をつくるため、飼料に米を10%加えているほか、溶けやすい脂にする米ぬか、独特の香りで餌の食いつきを良くし牛の腸内環境を整えるビールかすもブレンド。トウモロコシや稲わらは大崎産です。「宮城は米どころなので稲わらが豊富で、きれいな水と空気にも恵まれています。この環境が仙台牛を育む理由ではないでしょうか」。

おいしい「仙台牛」を育てる飼料

牛舎で大切に育てた牛は、約30ヶ月を目途に出荷します。林太郎さんの仙台牛は、令和6年の「JA古川肉牛部会第26回肉牛枝肉求評共励会」でチャンピオン賞を獲得するなど、多くの入賞歴があり、その肉質は折り紙付きです。「口どけが良くおいしい脂を楽しんでほしいですね。すき焼きやローストビーフ、炙りにぎりといった料理がおすすめですが、フェアでどんなメニューが登場するのか楽しみです」。

 

高橋林太郎さんと、フェアの料理を監修・調理する『Route 227s’ Cafe TOHOKU』のシェフ

この日、林太郎さんの牛舎には、フェアの料理を監修・調理する『Route 227s’ Cafe TOHOKU』のシェフの姿が。「牛舎の視察は貴重でおもしろい経験でしたし、仙台牛をもっと多くの人に楽しんでほしいと思いました。仙台牛を使った料理は高価なイメージですが、今回はすね肉や切り落としを使うなど手軽さも意識しています。新しい仙台牛の食べ方も提案しますので、ぜひ足を運んでいただきたいです」。生産者の熱い思いを直接聞いて、2人のシェフもメニュー考案の刺激を受けたようです。

 
 

2025年2月のみの期間限定!
宮城「県産県消」フェアオリジナルメニュー

【提供店舗】Route 227s' Cafe TOHOKU  公式HP 

【提供期間】2025年2月1日(土)~28日(金)

仙台牛のローストビーフときのこのデミクリームスパゲッティー(1,600円)

仙台牛ときのこを濃厚なデミクリームと合わせたごちそうパスタ。仙台牛の旨味と香ばしく焼いたきのこの風味がよく合う至高の一皿です。
※ランチタイムのみサラダとドリンク付き

仙台牛の入ったイタリア風ミートボールプレート(1,300円)

仙台牛の入ったイタリア風ミートボールを宮城県産の野菜と一緒にトマトで煮込みました。仙台牛の濃厚な旨味と県産野菜のハーモニーが絶妙です!
※ランチタイムのみドリンク付き

仙台ちぢみゆきなとあさりのスパゲッティー(1,200円)

栄養たっぷりの“ちぢみゆきな”とあさりをふんだんに使ったパスタ。シンプルだからこそ“ちぢみゆきな”の甘さやほろ苦さとあさりの旨味がダイレクトに感じられます!
※ランチタイムのみサラダとドリンク付き

仙台いちごのパンナコッタ(650円)

ぷるもち食感のパンナコッタに甘酸っぱいいちごを合わせました。

JA全農みやぎ

公式サイト https://www.zennoh.or.jp/mg/

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