先日、釣り魚料理のレパートリーを広げようと本屋さんで料理本を物色してました。
一口に魚料理と言っても「男の…」とか「簡単…」とか「老舗鮨店の親方直伝…」とかいろいろあるわけですf(^_^;
更に料理本は目的によって細分化されていて…「お弁当」「毎日献立」「スタミナ」「ヘルシー」「和食」「イタリアン」「アウトドア」etc…とにかくものすごい数でして(>_<) これにスマホサイトのレシピを加えたらアナタ…本に掲載されている或いは検索出来て材料さえ揃えられれば和食はもとより世界中の料理が作れる時代なんですね(^^ゞ いゃ~便利な世の中になりましたね!
で、考えたいのが『家庭料理』。言うなれば家庭で出される・出されていた料理なんですが…これをドフリー的に定義付けると
他の人が食べたらどうだか分からないが自分ちでは全員「美味しい!」と家族が舌鼓を打つ料理
ですかねぇ(^ω^)
或いは産まれ持ったDNAが反応する…またはDNAに働きかける料理とも言えますかねぇ。
私は牡鹿半島の先端出身なので家庭料理といえば魚料理が多かったのですが…子供の頃に食べたような甘じょっぱい味の魚の煮付けを食べたい!と思ってもお店ではそこまで突き抜けた味では出て来ませんよね(~_~;) で自分で作っちゃえ!と思っても煮汁の分量を知る母はすでに極楽浄土…。じゃあまず基本的な煮汁の分量はどうなってんだろう?と思って検索すると出汁・醤油・味醂・酒・砂糖の分量が出て来ます。さぁ問題はそこからでして…この分量は沿岸部のでは無く『都会の家庭』(笑)で作られる或いはおしなべて一般的な人の舌に合わせた割合なんですね。だからこのまんま作ると…私的は何か足りないσ(^_^;)?
なのでこれをベースにして「家のはも少し甘かったなぁ…」で砂糖足す。「家のはも少し濃かったなぁ…」で砂糖と醤油足す。それでも足りなきゃ出汁を濃いめにf(^_^;
で出来上がったのがこちらの煮付け!
色的にもはや何の煮付けなのか判別しにくい状態になってますが…これはメバル(半島名・メバヅ)。でもねぇ…これ、激甘じょっぱくて美味しかったんですよ)^o^(
多分…他の人が食べたら「うわっ、濃ぉっ!」ってなるんでしょうが…健康面は度外視して私の中ではベスト・オブ・ベスト、マン・オブ・ザ・マッチ(なんのこっちゃ!)なんです。
いかがですか?皆さんにも他人に受け入れられないだろう家庭の味やDNAが震える(笑)思い出の味…たまに無性に食べたくなる懐かしい味はありませんか?
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次回予告!
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続・超ウマからず激マズからず
「さすれど…老子。調味料をどれ程工夫すれど…あの味には到底及ばず…如何にせざるや?」
『…汝の育った海や山に聞くが良い!』
乞うご期待!
文:本間秋彦
イラスト:あきばさやか ( https://akibasayaka.com/ )
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