前回からの続き
の前に…船酔いするので釣り船で沖に出られない『こた』さん~
私もだいたい酔わないのですが万が一船酔いすると釣りにならないので毎回酔い止め飲んでます(笑)
色々試した結果アネロンニスキャップに行き着きました!
ただこのアネロン船酔いは回避出来るのですが…服用してから 4~5時間後に恐ろしい程の眠気に襲われます(汗)
服用した際は釣竿を海に落とさないようにご注意下さい(笑)
さて様々な魚が釣れる宮城の海…
釣り魚は沖〆すればその日の夜にお刺身で食べられますが
毎回刺身や塩焼きでは飽きちゃいますよね~
て事で浜育ちの私ならではの食べ方をご紹介します
先ずは…アイナメ(ネウ)や中サイズのメバルにオススメなのが『水煮』
塩を入れて魚を煮るのでは無く
塩漬けした魚を水だけで煮るので水煮!
①魚の鱗や内臓を取り血合いもきれいに取り除く
頭は美味しいので付けたまま
②魚全体に強めに振り塩してタッパー等に入れ冷蔵庫で3日ぐらい放置~
浸透圧で魚からドリップが出るので途中1日1回ドリップを切る
(冷蔵庫で5日ぐらい放置するとさらに旨味が増します!)
③しっかり塩が浸透した魚を鍋に入れひたひたぐらい水を入れ蓋をして煮るだけ!
生姜を入れてもいいし一緒にジャガイモを入れるのもオススメ
画像はギンダラのアラですがこんな感じですごくシンプル!
魚の旨味をダイレクトに味わえます!
次は『ドンコのはだぎ鱠(ナマス)』
「ドンコ」はエゾアイナメ…「はだぐ」は叩く…それを酢をつけながら食べるので鱠なんスかねぇ
分かりやすく言うと味噌味のナメロウですが我が家ではナメロウなんて言ったこと無いので(笑)
ここはネイティブな言い方のままで~
①とにかくドンコは新鮮じゃないと生食出来ないので船で釣ったドンコを氷の入ったクーラーボックスでしっかり保存しその日の内に使いましょう!
スーパーで売ってるのはほぼ加熱用ですから生食不可ですよ
②ドンコを三枚に下ろし皮を引きフィレ状にしたらドンコの肝臓(生)も合わせ…味噌・ネギを加えて包丁で叩くだけ!
③酢をつけながら食べたい人は味噌を多くし味を濃いめに…
そのまま食べたい人は余りしょっぱくしない方がオススメ!
いっぱい作って余ったらご飯に乗っけて顆粒だしを少し振り熱湯をぶっかけて湯漬け(茶漬け?)もぜひお試しを!
これからが旬なヒラメは
『カルパッチョ風サラダ』
①平べったい魚は五枚下ろし(身が4枚と骨1枚で五枚)にしますが
Web上に上がっている動画とか参考にしながら頑張ろう!
②皮の引き方も動画を参考に頑張りましょう!
③刺身にしたものをめんつゆ2対酒1の漬け汁に細かく切った青唐辛子を入れたものにヒラメの切り身を30分ぐらい漬けて漬け丼にしても美味しいですが…
ここは一手間かけてさらに美味しく~
皮を引いたフィレを昆布で包んで昆布締めに!
私はしっかり昆布の味を入れたいのでフードパックで密閉して3日ぐらい冷蔵庫で寝かせます
④昆布の味が入ったら薄くそぎ切りにしてお好きな野菜と一緒に盛り付けるだけ!
市販のドレッシングでもいいし
味ぽんをだし汁で少し割ってかけると和風に~
私はゲランド塩を振り上からバルサミコ酢とオリーブ油を適当にぶっかけて食べるのが好きです
最後は『ボッケ(ケムシカジカ)の味噌汁』
①釣ったら首のあたりに切り込みを入れて〆る
②鮮度が良ければ赤色の卵を生で食べると美味なのですが詳しくは又の機会に~
赤色の魚卵とオレンジ色の肝臓を取り出す
③皮はブヨブヨなので三枚に下ろしたら皮を引く…または三枚に下ろす前に皮を引いて身を中骨ごとぶつ切りにする
④鍋に頭と身を入れて沸騰したら味噌を入れさらに魚卵と肝臓を入れて肝臓に火が通るまで弱中火で煮込んだら完成!
見かけはグロテスクですが…顔のわりにはいい出汁が出るんです
機会があったらぜひお試しを~
魚に限らず読者の皆さんだけが知っている『○○の面白い食べ方』を教えて下さい!
文:本間秋彦
イラスト:あきばさやか ( http://akibasayaka.blog.jp/ )
自分だけが知っている○○の面白い食べ方を教えてください!