1957年4月24日、霧雨の『羽田空港』を飛び発った待望の第1便「デハビラント・ヘロン機（白鷺号）」が1時間半の飛行を経て仙台空港に初着陸！　ターミナルには地元の人々をはじめ、約300人が訪れ賑わいました。こうして“東北の空の時代”が開幕しました。

1990年には「アシアナ航空」の仙台―ソウル線が週3便で運航をスタートし、初の国際定期便就航となりました。初年度の旅客数は、当初予想の13,000人を大幅に上回る52,000人となり、好調な滑り出しでした。その後、グアム・サイパンやシンガポールなど、続々と国際定期路線が開設されていきました。

2007年には『仙台空港駅』とJR仙台駅をつなぐ「仙台空港アクセス線」が開業しました。ホームのある仙台空港駅2階と空港ターミナル2階が直結しており、段差なく移動できるので快適！

３月11日の「東日本大震災」発生時は、旅客・周辺住民・スタッフが『仙台空港』に避難しました。押し寄せた津波により1階には自動車や瓦礫が流れ込み、小型機やヘリコプターも損壊。『仙台空港』は大きな被害を受けました。その後着実に復興の歩みを進め、7月には国内定期便が再開し、2012年7月には全路線が復旧しました。

2016年『仙台空港』のさらなる活性化を目的として、「国管理空港」として全国で初めての完全民営化。これにより、LCC路線の拡大や国際線の新規就航、既存路線の増便など、ますます“仙台空港の空旅”が盛り上がりを見せました。

【国際線航空会社】
●ソウル
   アシアナ航空（OZ）
●大連・北京
   中国国際航空（CA）
●上海
   中国国際航空（CA）
●台北
   エバー航空（BR）
   タイガーエア台湾（IT）
   Peach Aviation（MM）
●バンコク
   タイ国際航空（TG）