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2019年02月22日
みやぎ水産の日応援企画 前回までの座談会レポートをチェック

みやぎ水産の日machico座談会 第2回レポート

前回の座談会では、魚の栄養素が私たちの健康のために必要不可欠なものであることを学びました。2回目の開催となる今回のテーマは、「子どもが食べやすい魚料理」。今回はどんなお話が飛び出すのでしょうか。

●お魚かたりべ・酒井さんによるお魚講座

お魚かたりべ 酒井敬一さん

今回も、お魚かたりべの酒井敬一さんによる講座からスタート。お話のポイントはこちらの5つ!

①海に囲まれた日本でも、魚料理より肉料理の方が多く食べられている…。

②主婦の声:「魚が身体に良いのは分かっているけど、料理・後片付けが面倒!」
 子どもの声:「魚は嫌いじゃないけど、骨や皮があって食べるのが面倒!」
 
両者の意見が一致すると…

⇒③安い価格で、魚を簡単に食べられる回転寿司チェーン店に行く家庭が増える!

④しかし、この傾向が続くと家庭での魚消費量が減り、安価な輸入水産物が増大することになる。そうなると、魚を食べないことによる平均寿命の低下や、日本の漁業の衰退が進んでしまうかも…。

⑤簡単なテクニックやポイントを押さえれば、家庭でも子どもが食べやすい魚料理を作ることができる!
 ★例えば…
 骨まで丸ごと食べられる小魚類なら、子どもでも簡単にカルシウムを摂取!
 青魚をカレー粉や香辛野菜と料理すれば、子どももおいしくDHA・EPAを摂取!

 

こちらのポイントの詳細は、今回も動画でチェックできます。ぜひご覧ください♪

●マチコ会員による座談会

まずは、前回の座談会からの変化について伺いました。

・「以前は、家庭で魚を食べることはほとんどありませんでしたが、鮭の切り身を買ってきて焼いたりカキを鍋に入れたりして、簡単に調理できるメニューが食卓に並ぶようになりました!」

・「冷蔵庫にしらすを常備するようになりました。子どもの離乳食にも夫のおつまみにもどんな料理にもパッと入れて食べられるので、すごく便利です!」

なるほど。皆さん以前よりも魚を食べる機会が増えているようです!魚というと、やっぱり下処理や料理の手間がかかるイメージがありますが、食卓に手軽に取り入れられる魚やメニューはたくさんあるんですね。

みやぎ水産の日machico座談会レポート

次は、参加者のお子さんについての質問。お子さんは、いつから自分で骨を取れるようになったのでしょうか?皆さんに伺うと、「小学生の頃」という答えが多い中で、なんと、「幼稚園に通っていた頃」という方も!

・「主人がきれいに魚を食べる人なので、息子にも、どっちが早く骨を取れるかを競争しながら骨の取り方を教えていました。」

確かに、ゲーム感覚で楽しく教えると、子どもも早く覚えられるのかもしれませんね。

次回は、空前のブームとなっている「サバ缶」の使い方や、水産加工品を上手く活用した魚料理のポイントについて講座&座談会を実施します!いよいよ次回が最後の開催。ぜひ皆さんも、ご家庭で魚を食べてくださいね!

 

みやぎ水産の日machico座談会 第1回レポート

昨年参加者を募集した、「みやぎ水産の日machico座談会」の第1回目を開催しました!参加したのは、30~40代の女性会員5名。全員0歳~高校生のお子さんを持つお母さんです。
3回にわたって実施する座談会の内容は、このページで随時レポートしていきます。ご家庭でのお魚消費に悩む皆さんに知っていただきたい大切なポイント満載です!

●お魚かたりべ・酒井さんによるお魚講座
座談会の冒頭には、水産庁から任命を受け、「お魚かたりべ」として活動する、宮城県・水産業振興課の酒井敬一さんから、「日本人の魚離れの実態と水産物の栄養」についての講座を行っていただきました。お話のポイントはこちらの5つ!

①宮城県沖は、親潮と黒潮がぶつかる絶好の漁場。世界三大漁場の一つ!

②水産物はお肉(畜産物)に比べて種類が豊富。それぞれに含まれる栄養素も多様!

③特に、魚の脂に含まれるDHA・EPAは、血液をサラサラにしたり脳神経細胞を活性化させたりする効果が認められている!

④しかし2001年以降、日本人の魚の年間消費量は減少傾向に…。

⑤魚離れが深刻化し、食事のバランスが偏ると、健康面に影響が出ることが実証されている!

皆さんは、これらのポイントについてご存知でしたか?なんとなく分かっていたつもりでも、医学的な研究結果を基にした酒井さんのお話を聴くと、「そうだったの?!」と驚くことばかり。ぜひその全貌を皆さんにも知っていただきたい!ということで、今回machicoでは講座の様子を撮影した動画を公開しています。お魚かたりべによる貴重なお話を、ぜひチェックしてください。

●マチコ会員による座談会

みやぎ水産の日machico座談会第1回みやぎ水産の日machico座談会第1回

「魚が大好き」という方はもちろん、「家庭で魚を食べる習慣がない」「自分または家族が魚嫌い」という方にも集まっていただき、普段のお魚の食べ方や講座についての意見・感想を出し合っていただきました。
その中で、参加者の方から出た疑問とそれに対する酒井さんのアンサーをご紹介します。

Q1.「魚をお刺身で食べるのと、火を通して食べるのでは栄養価は変わりますか?」

酒井さんのアンサー:はい。変わります。調理方法によって異なりますが、焼くとDHAやEPAが含まれた魚の脂が外に流れ出してしまうので、多少栄養価は落ちてしまいます。お刺身が食べられない人は、生魚を封じ込めて加熱した缶詰を、魚の身だけでなく汁まで料理に使えば、魚の栄養を丸ごと摂取することができますよ。

お魚かたりべ・酒井さんのお話

Q2.「最近、スーパーで見かける骨取り魚と、骨を取っていない魚で栄養価は変わりますか?」

酒井さんのアンサー:これも変わりますね。確かに骨取り魚は便利なんですが、魚の骨にもカルシウムなどの栄養があるので、お子さんにはたくさん食べてほしいです。苦手意識がある方は、骨があまり気にならないワカサギなどの小魚を油で揚げてマリネにするといいと思います。もしくは、残った魚の骨や皮をクッキングシートに乗せて電子レンジで3分×3回程度加熱すると、とってもおいしい骨せんべい・皮せんべいになります。皮にはコラーゲンも入っていますし、栄養を無駄なく取るにはこれが本当におすすめです。

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