手軽に新鮮な海の幸を味わえる『海鮮BBQ竈-KAMADO-』が塩竈魚市場近くの「塩竈漁港 釜の渕」にオープンしました。
三陸の食材や塩竈の名産品などを取り揃えた豊富なメニューを、塩竈市の友好都市“愛知県碧南市”から届いた「三河七輪」を使用し、炭火で焼く本格バーベキューを楽しむことができます。

取材当日、仙台市街から車で約40分で到着。
オープン時間前に到着したので、少し周辺を歩いていたら海と緑の島々の風景が広がっていました。ここに来なければ出会うことができなかった塩竈の景色です。
 

 

私たちが取材に行ったのは、オープン初日9月23日の祝日。4人掛けテーブルが20卓ある店内は予約でほぼ満席でしたが、テーブル同士の間隔も広く、海風が吹き込む開放的な空間でした。あいにくの雨でも屋根付きなので問題なし。手ぶらで来れて、完全予約制だから待ち時間がないというのもポイント。 利用時間である90分間、三河七輪を囲むカップルやご夫婦、お子様連れのファミリーの楽しそうな笑顔が溢れていました。

 

日本の七輪の三大産地の一つ三河地方。そこで作られる七輪は熱効率と耐久性に優れています。炭火の火力によって表面を固く焼きつつ、食材内部の水分を逃さず、ぱりっとした食感とジューシーな焼き上がるのが「三河七輪」の特徴。

 

「三河七輪」を使ったバーベキューは初体験。思っていた以上に火力が強く、食材はすぐに美味しく焼きあがりました。煙が気にならないのは、海風のおかげ。

 

通常のBBQはお肉と野菜のメニューが多いですが、「海鮮BBQ-竈-」の基本セットの内容は、三陸・塩竈の海鮮食材をメインに笹かまや牛タンつくね、ポークフランクなど、お子様やご年配の方まで、年代問わず美味しくいただけるメニューバランスです。

ソースは３種。基本の「BBQソース」・「和風柚子ソース」・「和風さっぱりソース」が用意されています。
「和風柚子ソース」と「和風さっぱりソース」は、「海鮮BBQ-竈-」のメニュー全般を取り仕切る営業部長が料理の手腕を振るい、今回のオープンに当たり試行錯誤して独自に考案したソース。海鮮と相性が良く、自然と私たちはその2種のソースをつけていただいていました。
隠し味として、なんとスギ製菓の人気商品「三陸たこせん」のタレが使われているそうです。愛知県三河地域の老舗の白醤油とみりんが使わているスギ製菓秘伝のタレです。

「海鮮BBQ-竈-」に来たら、お得な基本セットメニューがおすすめ！予約して足を運びましょう。

 

本マグロ尾肉（800円）
こちらはちょっと珍しい本マグロの贅沢な一品。

 

海保伝統のレシピ！みなと塩竈「海保シーフードカレー」（660円）
和風ダシと辛みが融合した海保伝統レシピのカレーです。お店のおすすめメニューのひとつ。

カレーには「三陸たこせん」付き♪

本マグロ尾肉、かつおハラス、イカポッポ焼き、有頭海老、いかげそ、縞ホッケ、竈さば、ホタテ貝、骨付きフランク、牛たんつくね、ポークフランク、笹かまぼこ（串）、豚バラ串、シーフードバーベキュー（串）、焼き鳥、野菜一式、海保シーフードカレー、ドリンク各種（ソフトドリンク・アルコール類）
※メニューは季節や仕入れ状況で変わる場合があります。

オープンした9月現在、ドリンクは缶ビールや缶チューハイ、ペットボトルのソフトドリンクで提供されます。これもまた屋外BBQらしくて良いのですが、ゆくゆくは地元の食材にあわせたドリンクも提供していきたいとお話しされていました。

 

●基本セットに入っている竈さば（塩竈のブランドさば）は脂がのっていて本当に美味しく、単品でも追加購入できるのがうれしいですね。
●海鮮はソースをつけても美味しいですが、海を感じる塩味のある食材自体の美味しさも楽しめました。
●周りのみなさんが「海保カレー」を食べていたので、釣られて別注文してみたら、とても美味しかったです。塩竈らしいメニューですね。
●会社の同僚とみんなで来ました。2時間食べて飲んでお腹がいっぱい。開放的な空間での食事はいいですね。

 

特別に敷地内にある海鮮せんべいの工場見学へ。スタッフの方が分業し、たくさんの製造工程を経て商品になっていました。
ちなみに、「海鮮せんべい塩竈」のせんべいの味付けの配分や調合は工場長に一任されているそうです。美味しさへのこだわりを追及し続けてきた社員の舌が「スギ製菓」商品の人気の所以のようです。

 

訪れる度に購入した「三陸たこせんべい」。他の商品も含め何袋食べたことか・・・。止まらない美味しさとはこのことです。帰りは隣接する「海鮮せんべい塩竈」でのお買いものは必須！ずらりと並ぶ50種類以上の海鮮せんべいを試食しながら楽しくショッピングができます。

 

また、「海鮮せんべい塩竈」では毎週火曜日は「ワレせんの日」、毎月8日は（タコの足が8本だから）「タコせんの日」などなど、他にもお得で美味しいイベントを毎月開催しています。
周年祭のような大型イベントも年3回開催し、イベントの度に周辺の住民の方が集う場所になっているそうです。「元気だったか？」「久しぶり」という声が飛び交う地域交流が生まれていることや子どもたちが喜んでくれる姿を見るために、イベントを企画していると工場長は話します。

今回、2022年9月にオープンした「海鮮BBQ-竈-」は、塩竈の食の体験型テーマパークとなり、愛知県碧南市の企業「スギ製菓株式会社」がより一層塩竈を元気にしてくれるはず。今後、観光バスが経由するスポットになる予定もあるそうです。私たちも三陸・塩竈の海鮮を美味しく食べて、一緒に塩竈を盛り上げていきましょう。