せんだいタウン情報 マチコ

2020年03月19日
【宮城から、現代の生き方・働き方を考える】“自分らしく”働こう!今日から始めるポジティブ実践法
自分らしく働こう!「4つの実践法」

仕事もプライベートも、“自分らしく”楽しみたい」。

誰もが一度は思い描いたことのあるそんな理想の生き方・働き方を叶えようと、今、社会全体が動き始めています。

宮城県では平成28年度から、「女性活躍の推進」のために必要な知識や正しい理解を深め、多様な価値観を持った人が一緒に働ける社会の実現を目指したセミナーを実施しています。machicoでは昨年、その様子をレポートした特集記事を掲載し、会員のみなさまから多くの反響をいただきました。今年も県内各地で開催されたセミナーや交流会を取材したmachico編集部が、「今日から始められる、自分らしく働くための実践法」をご紹介します。

仙台の街並み

 

共感の嵐!自分らしい働き方を叶える考え方と実践法

今年2月、宮城県・みやぎの女性活躍促進連携会議主催のイベント「わいわいcafe交流会」が、仙台市内で開催されました。第1部の講演で講師を務めたのは、昨年開催したセミナーでも講師を担当し参加者から大反響を得た関根近子さん。関根さんは高校卒業後、資生堂にビューティーコンサルタントとして入社。その後は結婚・出産・子育て・親の介護などを経て、ビューティーコンサルタントから初の執行役員になられた女性管理職の先駆者です。現在は株式会社Bマインド 代表取締役を務めています。

関根近子さん

「頑張ること」ではなく「前向きになること」の重要性を教えてくれる関根さんの講演内容から、今すぐ実践できるポイントをmachico編集部がピックアップ。自分らしい働き方を叶える実践法をまとめました。

 

▼県内外で働く男女・事前に参加申込みいただいたmachico会員の方々など計約30名が参加した交流会
わいわいCafe交流会

 

土台となるのは、「ポジティブ思考」

実践法を試す前に、まずは自分の考え方の傾向から見直しましょう。
関根さんが何よりも大切だと解説するのは、「ポジティブ思考」の考え方です。ここでいうポジティブ思考とは、『自分や自分の周りに「ないもの」ではなく、「あるもの」に着目する考え方』のこと。この思考を取り入れることで、結婚や出産・育児・介護・離婚など、私たちの人生に起こりうる全ての経験を「自分だけのキャリア」=「自分らしさ」として捉えられるようになり、仕事やプライベートにプラスの効果をもたらします。ポジティブ思考を意識的に取り入れ、自分の土台をつくりましょう!

 

4つの実践法

①周りの人からどう見られるかではなく、自分と自分の大切な人が納得できるかどうかを考える

自分で何かを決断する時、つい気になってしまうのが、“周囲の目”。しかし、自分らしく働くためには、他人ではなく自分と自分の大切な人が納得できるかどうかを判断基準にすることが大切です。関根さんは、「子供を産んでも仕事を続けたい」という自身の希望を叶えられるなら他人からどう思われてもいいと割り切り、夫と徹底的に話し合ったそうです。何かに悩んだ時は、自分が大切にしたい人やものを思い浮かべてみましょう。

 

②下駄を与えられたら、まずは履いてみる

言い換えると、「与えられた機会は逃さず挑戦あるのみ」!誰かが提供してくれた下駄は迷わず履いて走ってみましょう。そこで失敗したとしても、下駄を履いたという経験が自分だけの貴重なキャリアになります。チャンスが来たらチャレンジする習慣が、“自分らしさ”の可能性を広げてくれるはずです。

仕事イメージ

 

「Will」「Can」「Must」で、自分の強みを知る

文字通り、Willは「やりたいこと」、Canは「できること」、Mustは「やらなければならないこと」を示します。この3つを書き出して整理し、自分の強みを知って磨くことで自分が進む方向性が見えてきます。この実践法は関根さんも中学生のころから続けているそう。長年抱えてきた迷いや悩みが吹っ切れるきっかけになるかもしれません。

 

④苦しい時ほど笑う

日本には「笑う門には福来る」ということわざがありますが、心理学的にも、表情が感情を作り出すと考える「表情フィードバック仮説」が提唱されています。関根さんも、毎晩鏡を見る時に笑顔を作るように心がけているんだとか。落ち込んだ時ほど意識的に笑顔を作り、気持ちを前向きに変えていきましょう。笑顔は何よりも簡単にできる実践法。今日から早速試してみてください。

働く女性イメージ

 

「私はここに共感した!」―参加者の声

交流会イメージ交流会イメージ2

 

参加者1人目

「苦しい時こそ笑うというポイントに共感しました。私も普段から、鏡を見る時には必ず笑うようにしています。不思議ですが、笑顔でいるといろんな人に親切にしてもらえるし、周囲の人とのコミュニケーションも深まるんです。それが笑顔の効果だと思います。顔がこわばっている時は、両手の人差し指を使って口角を上げるといいですよ!」

 
参加者2人目

「周りに左右されずに、自分と自分の大切な人を納得させるという言葉が胸に響きました。自分がやりたいことに挑戦するには家族の応援が何より大切なので、今後意識的に実践していきたいです。」

 
参加者3人目

「自分の強みを生かす考え方に共感しました。自分が元々持っている長所をちゃんと理解して伸ばしていきたいです。他にも、心に残った言葉がたくさんありました。日々頭に思い浮かべながら生活したいと思います。」

 
参加者4人目

「今年6月に育休から復帰予定で、気持ちを仕事モードに切り替えるきっかけにしたいと思い参加しました。男性が多い職場でもいろんな仕事に挑戦していきたいので、提供された下駄は積極的に履いていきたいです!プライベートの面では、自分と自分の大切な人が納得できたらそれでいいというポイントに共感しました。仕事に復帰しても子供との時間を優先的に取れるように、周りに振り回されず自分の大切なものを守っていきたいです。」

 

 

「自分らしく生きる」をテーマに、県内各地でセミナーを開催!

セミナーの様子

仙台市以外にも、白石市・栗原市・富谷市などで「自分らしく生きる」をテーマにしたセミナーが開催されました。講師は、NPO法人ファザーリング・ジャパン東北代表理事の竹下小百合さん。東日本大震災を経て変化したご自身の考え方を通して、自分らしく生きることの重要性を参加者と共有しました。さらに、各地域で働く方々に体験談をお話してもらうゲストトークや参加者同士で意見を交換する座談会の時間なども設けられ、参加した一人ひとりが自分自身と向き合えた貴重な時間となりました。

 

これらの取組みは、宮城県・みやぎの女性活躍促進連携会議の「みやぎの女性活躍促進サポーター養成」事業の一環として実施されています。この事業が目指すのは、様々な価値観を持った人たちが互いに尊重し合いながら自分らしく活躍できる社会の実現です。この取組みについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ宮城県のホームページをチェックしてください。

 

「宮城県の取組み」について詳しく知る

 

不安や疑問を誰かに相談したい。そんな時は、宮城県が設置している相談窓口に連絡してみましょう。

みやぎ男女共同参画相談室

一般相談  022-211-2570

【相談日】月曜~金曜(祝日・休日・LGBT相談時間を除く)
【相談時間】8:30~16:45
【場所】宮城県庁本庁舎13階(仙台市青葉区本町3-8-1)

 

男性相談  022-211-2557

【相談日】毎週水曜(祝日・休日を除く)
【相談時間】12:00~17:00
【場所】宮城県庁本庁舎13階(仙台市青葉区本町3-8-1)

 

LGBT(性的マイノリティ)相談  022-211-2570

【相談日】毎月第2・4火曜(祝日・休日を除く)
【相談時間】12:00~16:00
【場所】宮城県庁本庁舎13階(仙台市青葉区本町3-8-1)

 

エル・ソーラ仙台(仙台市男女共同参画推進センター)

女性相談  022-268-8302

【相談日】日曜・祝日・休館日を除く
【相談時間】9:00~17:00
【場所】アエル28・29階(仙台市青葉区中央1-3-1)

 

宮城労働局雇用環境・均等室

雇用均等関係  022-299-8844

【相談日】月曜~金曜(祝日を除く)
【相談時間】8:30~17:15
【場所】仙台第4合同庁舎8階(仙台市宮城野区鉄砲町1)

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