第69回全国高校野球選手権大会も熱戦の幕を閉じました。
全国3917校の頂点に立ったのは大阪桐蔭高校！特に決勝戦の大阪桐蔭VS三重は見応えのある好ゲーム！決勝点になったヒットは決していい当たりではなかったけれど振り切っているからこそ野手の前に落ちてタイムリーに繋がった…運命の女神さえ賽を振る事を忘れて固唾をのんで見守ったゲームだったような気がします。終わってみれば総合力の高い強豪校の優勝で閉幕しましたが東北地区の学校の健闘も光りました！
 

準々決勝まで進んだ八戸学院光星と聖光学院、県立校ながら健闘した山形中央、プロも注目する好投手松本君を要した盛岡大付属、初出場ながら健闘した柳葉敏郎さんの母校角館、そして夏は初出場ながら抜群のチームワークを見せ超高校級の選手が居なくても勝てるチームが作れる事を具現化してみせた宮城代表の利府高校！今後、練習試合や交流を通してお互いに切磋琢磨出来れば東北の地に優勝旗がもたらされる事も「悲願」では無く「近い現実」になると確信しました。

しかし利府と山形中央を破った群馬の健大高崎…。あそこまで機動力を突き詰めたチームも珍しかったですね！まるで「ドカベン」に出てきそうなチーム(笑)。元プロ野球選手に聞いてみたら「あの盗塁は高校生では防げないでしょう(汗)」とおっしゃっていたので利府も山形中央も負けて恥じる事はありません!!印象的だったのは健大高崎と準決勝で対戦した大阪桐蔭のキャッチャー横井君が盗塁を阻止出来なかった時…マスクを取って味方ベンチに向かって「無理！」と言ってましたf(^_^;)声が聴こえた訳ではなく横井君の口が確かに「むり」という発音の動きになってました。大阪桐蔭の正捕手と言えば大阪地区ナンバーワン捕手と言ってもいいその彼が無理！と言ってんのだから…健大高崎の盗塁・走塁技術は今大会群を抜いていたんですね(^_^;)

盗塁を磨いてきたチーム、超スローボールを磨いてきたピッチャー、バントを磨いてきたチーム、守備を磨いてきたチーム、エースが引っ張ってきたチーム、キャプテンが控えで支えるチーム…色々あっていいじゃないスか！みんな大好きな野球の中でどうやったら輝けるのか試行錯誤しながら辿り着いたひとつの答えなのですから…。だって夏の甲子園は負けたら敗退の過酷なトーナメント戦なのですから。

そして…この中から誰がイーグルスに指名されるのかその辺も今後の楽しみです(^_-)