WESTIN SENDAI SDGs Meetingに参加してきました! | COLORweb学生編集部

WESTIN SENDAI SDGs Meetingに参加してきました!


 

皆さんこんにちは!
突然ですが、クイズです。

ニンジンの中で食べられる部分はどこでしょうか?


 
①葉
②皮
③どちらも食べられる






正解は③「どちらも食べられる」です!

いつも捨ててしまう部分も実は食べられるなんて意外ではないですか?
私はこれまで、皮=捨てるものと考えていたため、先日参加したイベントでこのことを知ったときはとても驚きました!

このような、これまで捨ててしまっていたものを食べることでごみの量を減らし、環境を守っていこうという取り組みが宮城県内でも行われています。


こちらについてどのような活動なのか、machico編集部と私ぽいちゃん・ほのほの・ちえぞうが一緒に取材してきました!



★目次★
・WESTIN SENDAI SDGs Meetingとは?
・そもそもSDGsって?
・食品ロスを減らすとゼロカーボンの達成にも貢献できる!
・関わっている企業・団体と仕組み
・試食した料理
・専門学生さんにインタビュー♪
・三本珈琲さんにインタビュー♪
・参加した感想&SDGs宣言
・まとめ


●WESTIN SENDAI SDGs Meetingとは?
WESTIN SENDAI SDGs Meetingは、SDGsをテーマにしたイベントです。さまざまな企業や団体が参加し、それぞれの役割から食品ロスを減らすための取り組みを行い、小学生とその家族にSDGsについて楽しく学んでもらうとともに、世界の食品ロス事情や食材が持つ可能性について知ってもらうために開催されました。

●そもそもSDGsって?
イベント名に入っている「SDGs」は最近よく耳にする言葉ですが、説明してくださいといわれてしっかり説明できる人は少ないのではないでしょうか?
ここでSDGsについて復習しておきましょう!

SDGs(持続可能な開発目標)とは・・・
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

(引用元:外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

●食品ロスを減らすとゼロカーボンの達成にも貢献できる!
食品ロス(フードロス)とは本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。食品が廃棄されることで、運搬にともなう二酸化炭素の排出や、ごみの焼却により多くの燃料が必要になってしまうといった問題があります。これによって地球温暖化が進み、私たちの生活にも大きな影響を及ぼすことになります。
また、WFP(国連世界食糧計画)では年間420万トン(2019年)の食糧支援を行っていますが、日本の食品ロスはこの量を超える年間522万トン(令和2年度)もあるといわれています。

●関わっている企業・団体と仕組み
今回のイベントに関わっている企業と、それぞれが担っている役割がこちらです。


①株式会社ウジエスーパー→三本珈琲から社会貢献型コーヒーを購入・食材を提供
②三本珈琲株式会社→社会貢献型コーヒーの売上の一部でウジエスーパーから食品ロスになりそうな食材を購入し、提供
③ウェスティンホテル仙台→レシピ考案・食材をおいしく調理
④仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校→レシピ考案・食材をおいしく調理
⑤NPO法人ふうどばんく東北AGAIN→フードボックス(食品回収ボックス)の設置・子ども食堂の運営

●試食した料理
 


 
★メニュー★
・宮城県多賀城市産古代米の太巻き寿司
・宮城県東松島市産海苔うどんの自家製ケチャップナポリタン
・おから入りハンバーグ 玉ねぎとりんごのソース
・宮城県鎌田醤油で漬け込んだ森林どりのチューリップ唐揚げ
・宮城県産伊達のぎんのムニエル カレーソース
・じゃがいも れんこん さつまいものチップス
・りんごのビシソワーズスープ 野菜のジュレ
・米粉のがんづき風蒸しパン
・いちごのスムージー

料理が登場した瞬間、「お~!!」と思わず声が出てしまいました(笑)!
これらは地元の食材に加えて、本来なら捨てられてしまうところであった野菜の皮や傷みやすい食材も組み合わせて作られた料理です。
子どもが大好きなカレー味やチキンなどが取り入れられており、残さず食べられるよう工夫されていました。
調理を担当した仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校の学生さんは、「見栄えの良い盛り付けになるよう工夫しました」と話していました。たしかに、目でも楽しむことができますよね!

 
ちえぞうとほのほのも大満足の様子です。
ちえぞう:「食品ロスを感じさせない美味しさで、お金を出しても食べたいと思えるものでした!」
ほのほの:「傷んでしまいやすい食材や野菜の皮などが、工夫を凝らすことでとても美味しい料理になることを知り驚きました!また、宮城の食材をじっくり味わう良い機会にもなりました。」

●専門学生さんにインタビュー♪
 
改めて、ウェスティンホテル仙台のシェフと一緒にレシピ考案と調理をしてくださった仙台農業テック&カフェ・パティシエ専門学校の学生の皆さんにお話を伺いました。
学生の皆さんはなんと、SDGsや食品ロスに関心がある方々が有志で集まったのだとか!
インタビューの際は「この取り組みを通じて自宅でも食材を無駄にしないようますます心掛けるようになった」と話していたのが印象的でした。

さらに、レシピを考える際に学生さんたちは、長文の企画書を提出して、ホテルのシェフを驚かせたそうです。若い世代の人たちもSDGsや食品ロスに対して自分ごととして向き合っているということが伝わってきました。

●三本珈琲さんにインタビュー♪
 
三本珈琲さんでは環境問題に対して、今回の食品ロスへの取り組みだけではなく、太陽光発電やごみのリサイクルにも取り組んでいます。
今回インタビューさせていただいた小澤さんは、SDGsやゼロカーボンといった世界的な目標をしっかりと理解しようとするよりも、節電などの簡単なことから行動し始めることの方が重要であるとおっしゃっていました。
SDGs・ゼロカーボンと言われると、自分に何ができるのかと難しく考えてしまいがちですが、「手前取り」や「節電」といったひとりひとりの小さな行動が積み重なることで、世界が掲げる大きな目標の達成につながるのだということに気づかされました。

●参加した感想&SDGs宣言
一緒にイベントに参加したちえぞうとほのほのにも、感想を聞きました。

ちえぞう:参加前は自分に出来ることの見当がついていませんでした。ですが、参加後は手前取りや自分が食べ切れる量を買うなど、小さいことでもSDGs・ゼロカーボンの実現に貢献していることを理解することができました!私はこれから、買い物の際に手前取りすることを宣言します!

ほのほの:身近な所で食品ロス問題に真剣に取り組んでいる方々がいると分かり、自分の今までの行動を見直すきっかけになりました。SDGsやゼロカーボンの達成のために、自分にもすぐできることがあり、そしてその簡単なことの積み重ねが大切であると学びました。今回のイベントのように、体験を通して楽しみながら理解を深めることができて良かったです。私は、地元の食材を買うことで地産地消に貢献し、運輸に伴う二酸化炭素の排出削減に協力することを宣言します!

●まとめ
世界の環境問題や貧困問題はあまりにも大きく、「自分たちにできることがあるのだろうか?」とずっと疑問に考えていました。しかし、「食べ物を残さない」「手前取りを心掛ける」といった小さな行動が食品ロスの削減につながり、食品ロスの削減が世界の環境を守ることにつながるということを学び、ひとりひとりの行動の重要性を知ることができました。

今回のイベントレポートは、いかがでしたでしょうか?
大きなテーマに見えがちなSDGsやゼロカーボンですが、「意外と身近な問題なんだな」と感じてもらえたら嬉しいです。

みなさんも一緒に自分にできることから始めていきましょう!

 

イベントの様子は、「せんだいタウン情報machico」の特集記事でもご紹介しています!

ぜひ併せてご覧ください♪

 


Write:ぽいちゃん
Photo:COLORweb、machico編集部