せんだいタウン情報 マチコ

2020年08月19日
【machicoレポート】築38年のオフィスビルを一棟丸ごとリニューアル!
オフィス・アパートメント・レンタルスペースなどの複合施設『TNER(トナー)』オープン

地下鉄「北四番丁駅」から徒歩3分。仙台市青葉区二日町に、8月1日(土)、シェア型複合施設がグランドオープンしました。その名も『TNER(トナー)』。
施設コンセプトは“借りながら貸せる”賃貸。借りたスペースを、自分が使わない時間他の方に貸し出せるという、賃貸の概念を覆した場所だから、『TNER』というネーミングには、RENT(賃貸)をさかさまにしたという意味も込められているのだとか。“賃貸のタイムシェア”、始まっています。

仕掛けたのは、2016年にも仙台市青葉区春日町のオフィスビルを一棟丸ごとリノベーションし、シェアオフィス・アパートメント・イベントスペースを備えたシェア型複合施設『THE6』(ザ シックス)をオープンさせた実績を持つ株式会社エコラ。その他『THE6』を手掛けたメンバーが今回も集結し、使ってみたくなるスタイリッシュな空間を実現しています。

マチコ編集部はオープン前日の関係者内覧会にお邪魔。コミュニティの醸成とビジネスへの発展を視野に展開する新施設の魅力をあますところなくご紹介します。

 

 

『TNER』の魅力は、ユーザーがそれぞれに見出す色とりどりの使い方にあり

10階建てビルの2階、3階、4階、10階に散りばめられたスペースプランは、「アパートメント」「オフィス」「ショップ」「レンタルスペース」と4つのカテゴリーに分けられます。

「オフィス」と一口に言っても、そのスタイルは、フリーデスクから個室の固定デスク(1人用、2人用、完全個室2人用)、4~10人向けのオフィススペース(部屋によりバス、トイレ、バルコニー付きのバリエーションあり)などさまざま。フリーデスクは2時間500円で利用できるので、外出の合間の空き時間に活用できます。

姉妹施設の『THE6』(青葉区春日町)はデザイナーやプランナー、コピーライターなどクリエイターの利用が多く、利用者同士がゆるやかにつながり、新しい仕事やアクションが生まれることもあるのだそう。そんな利用者同士のつながりを生み出すしかけは、『TNER』のシェアキッチン導入や、天井部分まで完全に仕切らない固定デスクの設計などにも活かされています。

 

昼は会社員、夜はバーのマスターも夢じゃない

「ショップ」とカテゴライズされたスペースの使い道は、ちょっとユニーク。TNER CAFEという名前のキッチンスペースをレンタルすれば、特定の曜日や時間限定で飲食店をオープンすることもできるのです。いきなり店舗を借りて自分のお店をオープンするのはリスクが大きいし不安という方が、お試し営業するにはもってこい。副業OK、パラレルキャリアが当たり前の世の中に変化していく中で、昼は会社員、夜はバーのマスターなんていう夢も叶えられてしまうかも。

 

 

「レンタルスペース」は、シェアキッチン、イベントスペース、30人収容できるミーティングスペースの3種。シェアキッチンとイベントスペースを使って、料理を中心とした集いの場をつくることもできます。
こちらのシェアキッチン、「オフィス」利用者は無料で活用できる(時間制限あり)のもうれしいポイント。まさに「『TNER』では、衣食住の“食”を通じたコミュニケーションを広げたい」という株式会社エコラの百田好徳社長の思いが込められたスペースです。


株式会社エコラ 百田好徳社長

 

数多のスタディを経て、アイディアがミックスされて生まれた空間

『TNER』がこうして形になるまでには、数えきれないほどのスタディを重ねたと、設計を担当した納屋建築設計事務所の納谷新さん。プロジェクト発足当初はキッチンを付ける発想はなかったこと、壁一枚を隔てて移動すると気分が変わるような2面性のある内装にしたいと急に思いついたこと、コア外部はリラックスや子ども心をテーマにしていること、10Fのアパートメント部分には「アール(曲線)を取り入れるのはやめてくれ」と百田社長から言われたエピソードなど、普段は聞けない貴重な設計秘話を聞かせていただき、一層施設に対する興味が高まりました。無駄のない空間設計は、見学に来るだけでも価値ありです。


右:納屋建築設計事務所 納谷新さん 左:株式会社リビタ 井上聡子さん

 

県道31号の大通りに面した、一見通り過ぎてしまいそうなコンパクトなオフィスビル。中には、コミュニケーションとビジネスの可能性が、果てしなく広がっていました。
単館映画好きなので、フォーラム仙台が近いのも個人的には見逃せないポイントです。
コロナ禍で働き方の常識が大きく変わり始めた今、あなたらしい働き方を模索するために、働く拠点変えてみたり、はたまた新しく追加で設けてみるのも、ひとつ手かもしれません。
今の働き方をブレイクスルーしたいあなたも、ぜひ1度のぞいてみてはいかがでしょうか?

TNER

住所 仙台市青葉区二日町17-22
営業時間 9:00〜18:00
定休日 土日祝日
公式サイト https://tner.jp/

コロナ禍であなたの働き方や生活はどう変わりましたか?

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【応募締切】2020年9月18日(金)
【当選発表】メール送信をもって発表とかえさせていただきます。

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