2018年12月26日
みやぎの女性活躍促進サポーター養成研修会『女性活躍促進と働き方を考える・アクション研修』 machicoレポート

アクション研修レポート

平成27年6月に、経済団体、関係団体、行政等が連携・協力し、一体となって女性が活躍しやすい環境の整備を推進することを目的として「みやぎの女性活躍促進連携会議(以下、連携会議)」が設立。今年10月には「WIT2018宮城」が開催されるなど、働き方改革やダイバーシティが当たり前に語られるようになり、世の中の空気感が変わってきたことを実感できるようになりました。 宮城県では、性別を問わず、皆さんに「女性活躍促進」について正しく理解していただき、働き方などの意識を変えていただくための研修会「みやぎの女性活躍促進サポーター研修」事業を平成28年度から実施しています。
こちらページでは、今年11月16日(金)に岩沼で開催された「みやぎの女性活躍促進サポーター研修」の中の“アクション研修”についてレポートします。
女性活躍推進の取組みは現在どのように進んでいるのかという調査や事例を踏まえた講演、育児休業や介護休暇などの制度を使って実際に新しい働き方にチャレンジした体験談の発表を通して、参加者同士で「働き方」「ワークライフバランス」や「女性活躍」など制度について考えるグループワークが行われました。本音トークも飛び交い、熱気いっぱいだった研修会の様子をお伝えします。

 

①講演『女性活躍推進と働き方改革の現状・課題』…コミュニケーションは時代の流れで変化

NPO法人ファザーリング・ジャパン東北 代表理事 竹下小百合さん

NPO法人ファザーリング・ジャパンでは、「笑っている父親を増やす」をミッションに活動。「みやぎイクボス同盟」の設立などにも力を注ぎ、各企業の要望に応じて講演や研修など様々な活動を行っています。
今回は現在の日本、宮城の女性活躍や働き方改革の現状と課題についてお話いただきました。

【主な発言内容】
『日本は世界に先駆けた“大”介護時代に突入しているにも関わらず、相変わらず「家事・育児・介護」は女性の仕事とされ、女性活躍も働き方改革も実際は大きく進んでいないことが課題となっています。 そのため、過去の経験だけにとらわれず、時代の変化に対応できるよう、“コミュニケーションを活性化した風通しの良い職場風土づくり”や、“様々な人材を価値あるものとして活かしていく”など、意識の変革が必要です。』

 

②体験談『父親の育児休業』

NPO法人ファザーリング・ジャパン東北 会員 村松稔さん

村松さんは9歳と5歳の2児の父親。長男出産時は奥様の復帰に合わせ入れ替わりで、また、次男出産時は産後サポートのために奥様と同時に育児休業を取得されました。その後も部分休業を取得して朝食と夕食の担当をするなど、夫婦での子育てを実践されてきました。

【主な発言内容】
「ファザーリング・ジャパンやおやじの会など、先輩パパの経験や仲間の励ましに救われました。育児で仕事を休むということは、子どもにガチンコで向き合うと覚悟を決めるということ。誰かに言われてやるものではなく、自分で判断し、自分で決めて、職場でも自己開示をすることが必要だと感じています。」

 

 

③体験談『仕事と介護の両立』

キューアンドエー株式会社 守屋利都子さん

5歳の長女の育児と78歳の母親の介護を両立しながら、フルタイムで管理職に従事する守屋さん。1年半前、孫のために来仙していた母親が脳出血で倒れたことがきっかけとなり、脳梗塞の後遺症が残る父親も呼び寄せ、在宅介護と育児、仕事のトリプルワークをこなす日々が始まりました。

【主な発言内容】
「ご家族の病気や看取りを経験した上司のアドバイスや同僚の協力、両親を受け入れて育児・家事を担うことを了承してくれた夫の存在があって、仕事を続けることを決意することができました。誰かに相談することで視野は広がります。一人で抱えず、周囲の人やプロの力を借りれば両立は可能です。」

 

 

④グループワーク『あったらいいなこんな制度』

グループワークではファザーリング・ジャパン竹下さんにファシリテーターをお願いし、『あったらいいなこんな制度』をテーマに話し合いました。ワールドカフェ形式で席替えをしながら、自社の自慢できる制度、企業で整備したほうが良い制度や行政で整備したほうが良い制度など、様々な視点で活発に意見やアイディアが出されました。
「企業間で連携して、産休や育休をサポートし合う制度」などユニークなアイディアも出され、立場や枠を越えて参加した皆さんで活発な意見交換が行われ、真剣な中にも笑いあり、会場全体が盛り上がった貴重な時間となりました。

 

 

~研修会を終えて~

講演、体験発表は大変貴重な話を聞くことができ、グループワークにも皆さん積極的に参加。とても有意義な2時間半になりました。出産、育児、病気、介護など、誰にでも起こりうることを、企業や行政だけでなく働く皆で受け止め、支え合う。そんな新しいチャレンジが必要な時代が来ていることを感じることができた研修会でした。

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