2018年10月31日
仙台の大人たちが集う新しい遊び場 東北初の常設寄席「魅知国定席 花座」の楽しみ方

魅知国定席 花座

 東北随一の繁華街・仙台国分町からほど近い仙台市青葉区一番町の一角。灯りがともった提灯が一際目を引く「魅知国定席 花座(みちのくじょうせき はなざ)」は、いつでも気軽に「笑い」を楽しめる東北唯一の常設寄席です。「寄席」と聞くと、「敷居が高い」というイメージを抱く方も多いかもしれませんが、今回の特集では、そんなイメージを変える花座の楽しみ方をご紹介します。仙台の落語文化を盛り上げるために奮闘する若手落語家たちの活動にも注目です。

 

●魅知国定席 花座ってどんな場所?

 落語芸術協会仙台事務所が運営する「魅知国定席 花座(以下、花座)」の始まりは、2010年にスタートした寄席イベント「魅知国仙台寄席」。「東北に演芸文化を根付かせたい」という想いから月に1度、仙台市内中心部で行われてきました。東日本大震災発生時には開催が難しい状況に陥りましたが、「次回も開催してほしい」「もっと実施日数を増やしてほしい」という要望が多く寄せられ、以来一度も休まず開催してきました。こうしてファンを着実に増やし続け、遂に2018年4月、仙台市青葉区一番町に東北唯一の常設寄席をオープンさせました。

 

●花座の楽しみ方、教えます!

 オープンから半年が経過しましたが、「行ってみたいけどどこでチケットを買えばいいの?」「鑑賞する時に何か守らなきゃいけないマナーってあるの?」など利用方法が分からず、今だに行くことができていない方も多いのではないでしょうか。そんな皆さんの疑問に答えるべく、マチコ編集部が花座にお邪魔してきました。そこには、編集部も驚きの楽しみ方がありました!大人の皆さんにこそ知ってほしい、粋な遊び方をQ&A方式でご紹介します。

 

Q.場所はどこにあるの?
A.場所は仙台三越からすぐ近く。街中にあるためアクセスは抜群です。

花座 外観


Q.チケットはどこで買うの?
A.入り口を入るとすぐ、チケットやグッズを販売しているカウンターがあります。花座の営業時間内であれば、いつでもここでチケットを購入することができます。

チケットカウンター

販売グッズ

 チケットは、当日チケットと予約済みチケットの2種類。どちらもカウンターにて支払い・チケットの受け取りができます。予約は公演の前日まで、お電話のみで受け付けています。また、公演スケジュールは、随時花座のホームページで確認できます。毎日いろいろな公演が行われているので、ぜひチェックしてみてください。
※チケットの詳しい購入方法はこちら
※公演スケジュールはこちら

そしてここで、驚きポイントその1
 なんと花座では、売店で購入したお酒を公演鑑賞中に飲むことができるんです!

販売商品

 美味しいお酒を飲みながら落語家さんの面白い話を聞けるなんて、これぞ「大人の遊び場」ですね。


Q.実際の客席と舞台はどうなってるの?
A.カウンターの脇にある階段を上った二階が、客席と舞台になっています。演芸の世界では、舞台のことを「高座(こうざ)」と呼びます。

二階へと続く階段

客席と高座

 花座の一番の特徴は、客席と高座の距離の近さ!小ぢんまりとした空間には、アットホームな雰囲気が漂います。初めて寄席に足を踏み入れたマチコ編集部でも、居心地の良さすら感じます。


Q.どんな人たちが公演を行っているの?
A.仙台や東北を中心に活動する落語家さんはもちろん、東京で活躍する有名な落語家さんたちも花座でたくさんの公演を行っています。また花座では、漫才やマジックショー、和太鼓・津軽三味線の演奏など、多様なステージが毎日開催されています。さらに、大学生や社会人落語会の公演のほか、8月には仙台市青葉区八幡地区の「子ども落語教室」の生徒たちが高座に上がるなど、地域活動の場ともなっています。

前座の立川幸七さん

 取材に伺った際に、東京を中心に活動する前座の立川幸七(たてかわ こうしち)さんにお会いすることができました。「前座」とは、寄席の公演で最初に演じる落語家のこと。「二ツ目」や「真打ち」と呼ばれる上の位を目指し、稽古はもちろん師匠・先輩方のお手伝い、楽屋での雑用、公演中の仕事など、1年中休むことなく働きます。
 一人前の落語家を目指して全国の寄席で経験を積む立川幸七さんに花座の印象を聞いてみると、「花座は客席と高座がとても近いです。プロの芸をこの距離で見られるのはすごいことだと思います」と語ってくださいました。

ここで、驚きポイントその2
 客席と高座の距離が近い花座では、全ての演者がマイクを使わずに芸を披露します!プロの落語を生声で聞ける寄席は、全国的に見てもなかなかないそうです。さらに10月からは、毎月1日~5日までの「上席(かみせき)」、21日~30日までの「下席(しもせき)」と呼ばれる興業限定で、生のお囃子を聴けるようになりました。より一層、本格的な雰囲気を味わうことができます。ぜひ足を運んでみてください!

 

●仙台の若手落語家・遊々亭つばささんに聞く、仙台・東北の落語文化の変化

 花座のオープンによって盛り上がりを見せる仙台・東北の落語文化。オープン前と後で、どのような変化があったのでしょうか。仙台の社会人落語会「仙台ほでなす会」の遊々亭(ゆうゆうてい)つばささんに話を聞きました。

遊々亭つばささん

 「仙台には、大きく分けて6つの落語の会派があります。僕が落語を始めた2010年頃は、それぞれの会派ごとに活動を行う風潮が強くて、僕はその流れを変えたいなと思いました。それで、それぞれの会派の若手に声をかけて横の繋がりを深めるような活動を始めました。すると、フットワークの軽い若手は少しずつ繋がりが濃くなっていったんですが、やっぱり上の人たちを動かすことはなかなか難しいことでした。
 しかし花座の席亭(せきてい・寄席の代表)の白津守康さんが、『みんなで一緒にやっていこう』と呼びかけてくれたことで、各会派の上の人たちも会を超えた活動に積極的に参加してくれるようになりました。今では月に一度、各会派合同で『花座社会人みちのく落語会』という公演を行っています。
 それに加えて、全国からプロの落語家が花座にたくさん集まるようになったので、僕たちもいい刺激を受けています。これからももっと横の繋がりを深めていって、みんなで仙台の落語文化を盛り上げていきたいです」。

意気込むつばささん

 遊々亭つばささんが中心となり、2013年から始まった仙台若手落語X会が主催するイベント「仙台若手落語大X会2」が11月18日(日)、仙台市市民活動サポートセンターで開催されます。仙台の落語文化を発展させ、多くのお客様に楽しんでもらおうと奮闘する彼らの活動にも期待です。

大X会

イベント情報をここいこで見る

 

●花座で大人の遊びを楽しもう

 今回、施設内を案内してくださった花座の担当者・菊地真美さんは、「仙台はスポーツやレジャーを楽しめる場所がたくさんありますが、その中の1つとして、花座を選んで遊びに来てくださるお客様を増やしていきたいです」と今後の目標を語ります。お買い物の合間に、お仕事帰りに、日々の生活の中で気軽に「笑い」を楽しめる場所、それが「魅知国定席 花座」です。さぁあなたも、仙台に生まれた新しい大人の遊び場へでかけてみませんか?

魅知国定席 花座(みちのくじょうせき はなざ)

会場住所 〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町4丁目4-23
公式サイト https://hanaza.jp/

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【応募締切】2018年11月27日(火)
【当選発表】当選者へのメール送信をもって発表とかえさせていただきます。