映画ファンはもちろん、映画ビギナーの方にも、映画好きへの一歩としておすすめしたいイベントが今年も開催されます。
それが『仙台短篇映画祭2017』2017年9月16日(土)~18日(月・祝)です。
イベントタイトルの通り、上映時間が数分から数十分のショートフィルムをはじめ、見ごたえのある長編作品まで、3日間に個性豊かなレア作品が上映される、映画三昧のイベント。
仙台の映画館ではなかなか観ることができない名作から、在仙の中学生・高校生が手掛けた作品や、新たな才能に光を当てる若手監督作品に注目監督作品、仙台にゆかりのあるクリエイターが携わる作品まで、映画マニアの仙台短篇映画祭実行委員が選んだ粒ぞろいの映画を堪能することができます。
上映とあわせて、映画監督と音楽家のトークショーが行われたり、目や耳の不自由な方にもお楽しみいただける“バリアフリー上映”があるのも、この映画祭の魅力のひとつ。
マチコ編集部は、ひと足お先にマスコミ試写会へおじゃまして、おすすめ作品をうかがってきました。
なんと、うれしいチケットプレゼントも!ご応募はページの最後から。
Recommend1.
『美しい星』
9/16(土)17:30-
©2017「美しい星」製作委員会
平凡な家族が、ある日突然「宇宙人」として【覚醒】!?あなたの五感を圧倒する、原作:三島由紀夫×監督:吉田大八ワールド。心震わす渾身の人間讃歌。
2017/日本/カラー/127分
原作:三島由紀夫/監督:吉田大八/音楽:渡邊琢磨
出演:リリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中島朋子、佐々木蔵之助ほか
★『美しい星』をめぐる吉田大八×渡邊琢磨おしゃべりな夜 トークショーあり!
Recommend2.
バリアフリー上映『人生フルーツ』
9/16(土)11:00-
©東海テレビ放送
「こつこつ、ゆっくり、人生、フルーツ」高蔵寺ニュータウンに夫婦で50年間暮らす夫・修一さん、妻・英子さんの津端夫妻を通して理想的な生き方を探るドキュメンタリー作品。
2016年/日本/カラー/91分/監督:伏原健之/プロデューサー:阿武野勝彦/ナレーション:樹木希林
★バリアフリー上映:多くの人が映画を楽しめるよう、音声解説と日本語字幕をつけた上映です。
Recommend3.
『イノセント15』
9/17(日)11:00-
©2016「イノセント15」製作委員会
15歳、人を愛せると思っていた――
父親がゲイと知った少年銀と、母親に性を売られようとしている少女成美。無垢ゆえに無知な2人の儚い希望と切ない恋の物語。
2016年/日本/カラー/88分/監督・脚本・編集:甲斐博和/出演:萩原利久、小川紗良、宮地真央
今見るべき15のプログラムが公開されます。
詳しくは公式サイトへ
仙台短篇映画祭は、立ち上げ当初から3つの柱を掲げています。
1 仙台の映画館などで観る機会がない作品の上映
2 若手の映画作家の支援、作品の上映
3 映画を通して作品並びに作り手と観客をつなげる、映画を通しての交流の場づくり
今年はこれに加え、数年前から考えていた「仙台だからできる」ことを明確に出していこうと考えています。
例えばバリアフリー上映が入っていることもその一つ。
また現在の映画館ではほぼ上映できないフィルム作品の上映、国内外の映画館では中々上映されづらい短篇作品の上映(初日・3日目)や、公募による新しい才能の若手支援(2日目)は変わらず、仙台在住あるいは仙台出身の映画に関わる方をゲストに招き、映画の魅力を語ってもらうトークも行います。
初日に上映される吉田大八監督『美しい星』の音楽を担当した渡邊琢磨さん、2日目に上映される越川道夫監督の次回作(原作は仙台在住の作家佐伯一麦さん著)の音楽を担当した渋谷浩次さん、3日目には仙台出身で同級生の俳優水澤紳吾さん(吉田大八監督の次回作『羊の木』にも出演、こちらの原作マンガの作画は仙台在住のいがらしみきお氏)と、同級生で『キツツキと雨』の脚本や今年は自ら監督をされた『まんが島』が仙台でも公開された守屋文雄さんの特集など、仙台にゆかりのある人たちのプログラムを実施し、ゲストトークも行います。
『イノセント15』の甲斐監督は、2011年震災の年に開催された当映画祭の「新しい才能に出会う」という選考上映作品で仙台に来ていただいた経緯もあり、長編デビュー作を今年のこの映画祭で上映することが叶いました。
9/18(月・祝)11:00-の『フィルムでよみがえる 祝!国産アニメーション生誕100年』のフィルム上映では、仙台最高齢の映写技師、浅井浩雄さんの技術もみていただければと思っています。
毎年好評の1階での在仙学生の上映もあり、加えて今年は仙台在住・出身で、現在活躍中の映画人を観客の皆さんに知っていただきたいと思っています。
今年は作品を見せる「映画を見せる」こと、仙台だからできることにこだわりました。
より身近に映画を感じていただき楽しんでいただければと思います。
写真は実行委員の1人、加藤健太郎さん
仙台短篇映画祭2017
【開催日時】2017年9月16日(土)~18日(月・祝)
【会場】せんだいメディアテーク1+7F
【チケット料金】前売チケット(フリーパス4,000円、3プログラム回数券2,500円、B~Iプログラム別チケット1,000円)、当日券(1プログラム券1,000円)
【お問合せ】仙台短篇映画祭実行委員会 Tel.080-3142-1458 留守電折返)
【プレイガイド】・せんだいメディアテーク 1階 KANEIRI Museum Shop 6(3プログラム回数券、フリーパスのみ販売)※プログラム別チケット販売はありません ・Peatix https://machico.mu/jump/ad/103764(フリーパス、B〜Iプログラム別チケット)
【公式サイト】http://www.shortpiece.com/index.php
下記の「応募に関する注意事項」に同意の上、ご応募ください
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