無事成田にたどり着き成田のホテルに前泊し翌日土曜日いよいよグアムに！
朝から雨模様もフライトには差し障り無く滑走路からテイクオフ！後は「黙って飛行機さ乗さってれば」3時間半で常夏のグアムに着いちゃう(^_^)
そうこうしていると機内ではドリンクのサービスがスタート。詳しく伝えてなかったので前回のあきばさんのイラストが女性のCAさんになってましたが(^_^;)…ドリンクサービス担当は恰幅の良いアメリカンなおじさんパーサー。子供や女性やカップルを大胆な身振り手振りでイジり笑いを取りながらのドリンク配布…。で私の後ろの席で悲劇がァ！
番組の女性音声スタッフに得意のオーバーアクションを披露しようとした際にパーサーの右手がペットボトルに当たり彼女の腿に落下！半分程水が流れ出て女性スタッフと座席が水びたしに…(;ﾟ∇ﾟ)
あわててペーパーナプキンで拭きながらカタコトの日本語と英語で謝るパーサー。その時、お詫びの言葉の合間に小さい声で『goddamn！』が(^o^;)
隣に座ってた島田君と「今ガッデム！って言ったよね？」「言いました！」「スゲー、本場のガッデムだ！」
蝶野のモノマネ芸でお馴染みのお笑い芸人ストロングスタイルの糸賀君のガッデム！はしょっちゅう聞かされているので思わぬ場所で飛び出したネイティブな『goddamn！』にツボる私と島田君(笑)。
軽く水びたしになった彼女は空いていた私達の前の座席に移動するように促され…お詫びとしてアメリカンなパーサーから機内に置いてあるウイスキーの小瓶ほぼ全部と機内で配られるお菓子を30袋ぐらい貰ってました(^_-)
さて小さい空港ながら世界中から飛行機が集まるグアム国際空港。私達の便が到着した後で関西方面からの出発便や中国･韓国からの便も着いて徐々にごった返す入国審査。私達が着いた時はわりと空いていたので時間もかからずスムーズに入国出来て後はカメラ機材やスーツケースを受け取りホテルにチェックイン！この日はグアムマラソンの受付シーンの撮影のみなので心はすでに夕食の事。何喰う？肉？ロブスター？両方行くでしょ！…などと会話しながら荷物受け取りのコンベアーに。
『KHB』と神々しいプリントがされた機材バッグ5～6点とそれぞれのスーツケースを降ろし、いざ！ホテル街に出発！…という時、島田君が「あの…僕のスーツケースが無いんですが…」「何だって！？」全員で手分けして30分程捜すも…無い。そういえばカルネで時間かかって慌てて荷物を預けてたなァ…確か同じ航空会社の次の便がアムステルダム行きだったから…島田君のスーツケースはオランダに行ったんじゃね！？ま、これはこれでネタになるから俺達の様な仕事の者には美味しい事だよ！島田君！！
とりあえずマラソンのエントリー受付が18時までなので島田君のスーツケースの件は現地コーディネーター会社の社長に任せて我々は撮影のためPICに移動。
何事も無かったかのようにエントリーシーンの撮影を終えると現地コーディネーターさんに画像付きでメールが。「島田さんのスーツケースってこれですか？」「あっ、こ･こ･これです！何処にあったんですか？」「アムステルダムです…」青ざめる島田君、他人事な上に予感が当たってテンション上がる私(笑)。
「嘘で～す！空港に戻って来ました。誰か間違って持ってったみたいでした。良かったですね」
スーツケースって殆ど既製品ですよね。他の旅行者と被るケースはよくあります。なので名前や連絡先の入ったタグを着けるとか…目印になるステッカーなどを貼るとかの対応が必要ですね。島田君のスーツケースはタグも何も付いて無い…プレーンなスーツケースでした。因みに私のスーツケースはエアジャムフライデーや負げねど宮城！のステッカーが貼られたローカル感満載の差別化が図られてます。
さらに、スーツケース事件が落着した後に担当Dのまゆみちゃんが「あっそういえば…これ渡すの忘れてました(汗)」と出して来たのがツアー会社から渡されたスーツケース用のネームタグ…
『それは今じゃなくて成田で渡すでしょ！ふつう！』(笑)。
文：本間秋彦
イラスト：あきばさやか ( https://akibasayaka.com/ )
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