【同世代インタビュー】シンガーソングライターReN | COLORweb学生編集部

【同世代インタビュー】シンガーソングライターReN

みなさんこんばんは。学生最後の夏休みを終えたやっちゃんです。

突然ですが、音楽を通して元気づけられたり、心の支えになったりという経験をしたことがありますか?
辛い時や、気分が上がらない時など様々な勇気づけられるきっかけがあると思いますが、その中に音楽があると思います。


今日は、今テレビやラジオなどで話題沸騰中のシンガーソングライター「ReN」さんに音楽についての思いや、音楽を始めたきっかけなどをインタビューしました!!!

 

-「ReN」PROFILE-


23歳シンガーソングライター。
10代でイギリスに単身で渡り、UKミュージックに衝撃を受け、20歳の春から本格的な音楽活動を始める。

ギター1本でステージに立ち、演奏しながらループステーションを使って、ビートやコーラスなどを次々に加えていくスタイルで音楽活動をスタート。
2016年6月に自身初の1st Album「Lights」をリリース。i Tunesオルタナティブ部門で1位を獲得。
また、今まで数々のライブやツアーを達成し、2017年の今年は、Space Shower TVのNew Force2017に選出され、今後の活動が期待される中ONE OK ROCK「Ambitions Japan Tour」福岡公演へも参加し大きな話題に。
6月28日には、2nd Full Album「LIFE SAVER」をリリース。

現在このアルバムを掲げてワンマンツアーが行われ、ギター1本とループステーションを駆使し一人多重演奏で注目を集めている。
 

 

―2nd Album「LIFE SAVER」に込めた思いを教えてください。


1st Album「Lights」のリリースから1年が経ち、この1年の活動を通して自分がやりたいライブを作り上げるためのエネルギーをまだまだ放出できていないと感じていました。例えば、「激しいライブをしてみたいけどアップテンポな曲が少ないな。」とか。
そんなことを思いながら、今までは静かな曲が多い中で新しい世界に飛び込んだようなアップテンポな曲が欲しいと思って「Life Saver」という曲ができたり、曲の作り方も最初からギターを持つのではなく先にリズムを考えてから言葉を入れてみるなど様々なやり方を試してこのアルバムが出来上がりました。ギター1本の静かな世界観もあるし、ビートの強い身体が揺れるような曲もあるのでバラエティの富んだアルバムになったんじゃないかと思っています。

 
―作詞作曲もご自身でされているということで、曲作りについて教えてください。
作ろうって思ってからすぐ作れる方ではないので、何回か向き合って最後の方にきっかけをつかんでそこから引っ張り出して曲を完成させたりしています。自分は音楽を始めて2年半なのでまだ試行錯誤しながら曲を作っています。曲作りに正解はないですけど、やっぱりその時の心境がヒントになっていることが多いです。自分が意図して作ったというよりは出会ったという感覚で完成された曲が多いですね。日々何かに出会うということを意識して、何かつかめた時はとにかく向き合ってちゃんと形に残せるようにしています。


―シンガーソングライターになろうと思ったきっかけを教えてください。
音楽活動を始める前まではまではずっとレーサーとしてF1カーに乗って世界中を旅したいという夢を追いかけていました。16歳の時に、海外で活躍している同世代に刺激を受けて「日本にとどまってちゃいけない!」と思ってイギリスに行きました。勉強はできないけど夢だけはどんどん膨らんでいったんですよね。(笑)そこで自分はスポーツに打ち込む日々の中で音楽はいつでも聴いていて、海外で1人で戦うためにモチベーションを上げたり、どんな時でも自分を奮い立たせてくれるのは誰かのエネルギーが詰まった音楽でしたね。
しかし、レース中に怪我をして挫折を経験しました。その時に自分を助けてくれたのも、今まで聴いてきた音楽で。この時の心境を自分のために歌に残してみたいと思ったのがきっかけで、ギターを手に取りました。そこから自分の心に秘めていた言葉や、思いを歌に吐き出すことで、自分は音楽に助けられていたんだと自覚することができたし、詞をいっぱい書いていたらもう一度新しい道で頑張れるんじゃないかって光が見えてきて。自分の思いを歌に残すことで、同じ心境の人にフィットして少しでも力になれたらと思って音楽活動をスタートしました。音楽は自分にとってのLIFE SAVERになっています。

 
―今まで様々なライブをしてきて、一番印象に残っているライブはありますか?
音楽を始めた1年目に1年に100本のライブをやった「百戦蓮磨」というツアーですね。最初は誰も僕の事を知らなかったから60本くらいはお客さんが全然来なくて、会場の掃除のおばちゃんに歌う日とかもあって。(笑)でも100本やったっていう自信をつけたいし、自分のエネルギーを出し切る1年にしようと決めていたので良くも悪くも何かが起きるって思ってたんですよね。もっと大きなライブをするためには今失敗しておこうと思って。このライブが自分の今の活動に大きく繋がっているし、別の目線からいうとONE OK ROCKのライブに参加させてもらえたのもすごく印象に残っています。初めて1万5千人のお客さんの前で歌わせてもらったので、絶対これはチャンスだと思って歌いました。すごく緊張はしましたけど、お客さんも受け入れてくださって。この経験は忘れられないですね。


―今後のライブについての思いや、夢などを教えてください。
ライブがすごい大好きなので、CDを聴いてもらうだけでなくライブに来て聴いてほしいですね。ライブは自分の技術やセンスを見てもらうという目的ではなくて、ライブを通して何か持って帰ってもらえるライブにしたいんですよね。形には残らないんですけど。僕自身もたくさんのアーティストにライブを通してエネルギーをもらってきたのでそういうライブがしたいですね。誰かのために音楽が出来ているという実感が持てるアーティストのなりたいですね。何か全力でやっていると必ず何かしら起きるってことが自分の経験から分かったので、それを歌にして伝えていきたいなって思います。

 
―最後にこの記事を読んでいる学生にメッセージをお願いします。
今は色々なことで悩んでいる人が多いと思うのですが、泣いても笑っても人生は1度きりなので、自分がやってみたいと思った事、興味が少しでもあったら、今はそこに没頭していいと思います!体力や可能性がある今のうちに、どれだけ突っ走れるかが大事だと思います。全力でやれば絶対何かが起こるっていうことは僕が出した答えで、歌を通して伝えていきたいですし、たとえ失敗したとしても自分は絶対に充実すると思うのでがむしゃらに自分の夢や理想を追いかけてほしいです!!一緒に頑張りましょう!!
俺、超偉そうなこと言ってますね。(笑)


いかがでしたか?
終始インタビューではReNさんのパワーあふれるお話に刺激を受けました。
私自身も、自分の夢や理想に全力を尽くして追いかけることの大切さと素晴らしさ、そして音楽に勇気づけられているという自分にとっての音楽の存在というものを再確認できました!!


最後にCOLORのCポーズで記念撮影!本当にありがとうございました。

 
そんなReNさんのライブが仙台でも行われます!(詳細はサイトをチェック!)

http://ren-net.com/
音楽を通して勇気づけられたい人、何かを感じたい人はぜひ足を運んでみてください!


Write:やっちゃん
Photo:のぶ